[2008.1.13] -[門真民報]
学校給食調理棟の改修計画の質問で、施設が老朽化し少し雨が激しく降ると雨漏りをする、配膳室の側面や天井のベニヤ板が破れている事や、ねずみなどの駆除対策について質問しました。
市担当部より、本市の厳しい財政状況を勘案しながら、給食棟内の設備などの充実、衛生対策に努める主旨の答弁がありました。
学校給食の食材納入業者の指導についての質問で、食材を誰も立ち会っていないのに置いて帰ったり、金属片や木屑、髪の毛など多岐にわたる異物混入している問題点を指摘の上、納入時の検収、納品、検温、場所、時間などの食材納入業者の指導について、納入された食材への異物混入については、どのように対処しているのか質問をしました。
市は、「再度の指導も考慮に入れて厳しく、食材納入業者への研修、指導に努力していく」 「異物混入が確認された場合には、原因究明と、今後の改善策を報告書により提出願い、再発の防止に努めてもらっているが、再三の指導にもかかわらず、改善が見られない場合には、指定の取り消しなども考慮に入れていく」と答弁しました。
ゴミ問題では、(1)「粗大ゴミ有料化」地域説明会の状況、(2)私有地への不法投棄について、(3)「家庭系普通ごみ」の有料化についての考え方について質問しました。
市答弁で「地域説明会で『有料化で不法投棄が増えるのでないか』など多様な意見があった」「不法投棄の監視体制の強化をしたい」、「平成20年度において、普通ゴミ有料化に関する市民意識、市民意見の募集などのあり方や説明会の方法、導入形態や実施時期など、基礎となるべき事項を十分調査・研究を踏まえ、検討していきたいと考えている」と述べました。
同議員は、年間所得200万円で、2人の子どものいる40歳代の4人家族の世帯で、国保料43万円、介護保険料8万6千円、国民年金夫婦で34万円がかかるなど払えないほど高い国保料になっていること。さらに、国保会計の累積赤字58億円を抱える本市にとって、地方財政健全化法で、国が普通会計に加えて、国保会計を連結させた決算における赤字比率を基準に決めたこと。 (1)この二つの面から、抜本的なてこ入れをおこなう必要性を強く指摘し、門真市がどう思っているのかただしました。 (2)国保財政悪化の責任の大本は国庫補助を削減し、収納率でペナルティーまで課す国にあり、同議員の政府交渉もあげ、市長自ら国にものを言うべきこと。 (3)予防医療対策。 (4)レセプト点検の徹底。 (5)額の大幅増など一般会計からの思い切った繰り入れをおこなうこと、などを強く要求しました。
答弁では、「今年の10月に園部市長自ら上京し国に要望した。」ことをはじめて明らかにしました。また、「早期健全化団体に陥ることのないよう、国保対策本部会議で、収納率向上策をはじめ、一般会計からの繰り入れを含めた、国保会計の財政健全化計画を早期に策定すべく取り組んでいる。」との見解を明らかにしました。
交通バリアフリーの点では、萱島駅門真市側へのエレベーター設置と市道常称寺藤田線と市道常称寺町側道1号線の交差点への信号設置などを求めました。これに対し、「引き続き鉄道事業者に対し、バリアフリー化の実現に向け、更に強く働きかける。橋をはさんで高低差のある道路の整備、改修についても、寝屋川市に要望をおこなう。」また、「常称寺町における信号設置については、必要性は認識しており警察へ要望をおこなう。」との答弁が行われました。
12月26日、くすのき広域連合議会が開かれ、党議員団から福田英彦議員が出席しました。
福田議員は、06年度決算認定について苦情・相談件数と内容について質しました。答弁では、総数で1,431件、内1,413件は負担に関するもので、昨年4月に44%も引き上げられた介護保険料についての苦情・相談がそのほとんどを占めていることが明らかとなりました。
次に給付限度額に対する利用率について質し、平均45・2%、府下平均48・2%と3%も低く介護保険料の引き上げ等で利用を控えている実態が明らかとなりました。
また、軽度認定者に対する福祉用具(車いす、特殊寝台)の貸与の推移(06年3月→07年3月)について質し、要介護1で、車いすが459から185に、特殊寝台は546から20へと激減していることが明らかとなりました。
さらに特別養護老人ホームの待機者について質し、全体で757人、入所希望一年以内に限っても429人、内要介護4、5の方が204人と施設が依然として不足している実態が明らかとなりましたが、第4期の事業計画で施設介護サービスの割合をさらに引き下げていくという方向性が改めて示されました。
この決算審査を通じて改めて「保険あって介護なし」の実態が浮き彫りとなり、44%も保険料が引き上げられたもとでの06年度決算認定に反対しました。
また、杉本悦子議員(守口・日本共産党)は、介護予防関係費で多くが未執行となった問題、紙おむつ事業の入札・契約等について質しました。
今議会には「介護保険料・利用料の減免制度に関する請願書」が提出され、審査されました。同趣旨の請願は4回目で、この間の高齢者への負担増や介護保険料の44%もの引き上げで、いっそう切実な要求となっています。 福田議員はこの請願について、府下で24番から18番と高くなった保険料で多くの苦情・相談、高齢者への相次ぐ負担増のうえに今後、後期高齢者医療制度の導入や高齢者への医療費の負担増の押し付けがあること、くすのき広域連合よりも保険料が高いところは全て減免制度があることなど、採択すべき請願であることを意見として述べました。
これに対し、「誰が負担するのか」「給付が増加すればどうなるのか」など、市民の切実な願いに背を向け、不採択とする意見が出ましたが、06年度決算では介護給付等準備基金を積立てても二億三千四百万円の黒字で財源はあることなどを改めて示し、採択を求めましたが、賛成少数で不採択となりました。
引続き減免制度創設に全力を尽くします。
12月26日、守口市門真市消防組合議会が開かれ、党議員団からは井上まり子議員が出席しました。
まず、「平成18年度守口市門真市消防組合会計歳入歳出決算の認定について」説明がありました。
決算の概要は、歳入40億679万円・歳出39億8964万円、実質収支1714万円の黒字、単年度収支(本年度実質収支から前年度実質収支を差し引いた額)714万円となっています。
平成18年度決算認定は全会一致で承認されました。
次に、条例案件では、人事院勧告に伴う「消防職員の給与の改正条例案」、雇用保険法改正に伴う「消防職員の退職手当の改正条例案」等が審議されました。
消防職員の給与改正の質疑では、早期退職があれば補正予算を組む必要がでてくるなどの答弁がありました。条例案件は全会一致で可決されました。
12月27日、飯盛霊園組合議会が開かれ党議員団からは井上まり子議員が出席しました。
18年度一般会計・特別会計の決算の認定。
議案では、「19年度一般会計・特別会計補正予算案」、人事院勧告に基づく「職員の給与改正条例案」(扶養手当500円・勤勉手当0.05月・若年層に限定した俸給の改正)、雇用保険の基本手当て受給資格要件が、退職前12ヶ月から6ヶ月に改正されたことに伴って「職員の退職手当改正の条例案」などの審議が行われ、全会一致で可決されました。
決算認定審議において、当霊園は約2万4千区画、合葬施設「虹の丘」(約1万体の埋蔵可能)、新規許可墓所(返還墓所含む)270区画を保有していることから、井上議員は「拡張工事が終了し、広大な敷地内を移動される墓参者の利便性が求められ、霊園を巡回するバスが必要」と見解を質問しました。
答弁では「以前から市民の要望があることは認識しているが経済的検討をしている。日曜・休日は、京阪バスを現在の停留所だけでなく奥の方まで運行してもらうとか、園内巡回用ワンボックスカーをリースするなどの移送サービスの検討をしている。20年度の早い内に実施を考えている」とのことでした。