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  • こんにちは。門真市会議員団です。

    No.2020(2014年5月4日号)

    [2014.5.2] -[門真民報]

    国保の広域化・都道府県単位化

    保険料の統一化・平準化の考えなし

    大阪社会保障推進協議会「学習会」

     4月23日、社保協主催で国保広域化・都道府県単位化問題学習会が開かれ、豊北ゆう子議員が参加しました。
     寺内順子大阪社会保障推進協議会事務局長が講師を務めました。

    国保を取り巻く「新たな局面」

     寺内事務局長は、橋下徹大阪市長が、大阪府知事時代の2010年当時、「都構想」の方針として、積極的に広域化を推進していた。しかし、今は当時と違う新たな局面となっていることが紹介されました。
     新たな局面とは、平成25年に出された社会保障制度改革「国民会議」報告によって変わった点であると述べました。
     それは、国民会議は2つの流れで・・・短期【今年と来年)と中長期(団塊の世代がすべて75歳以上となる2025年)に行い、国保の都道府県単位化も2025年がめどに進められること。
     また、改革の方向性や医療提供体制改革について、地域医療ビジョンを都道府県が策定することによって都道府県に権限を持たせることだと、説明がありました。

    医療削減目的の広域化?

     寺内事務局長は、国民会議報告で打ち出された広域化・都道府県単位化は、国保の事情から出てきたものでない。医療供給体制の都道府県単位化により、医療の適正化(削減)を図るために、医療費を出す側の保険者も都道府県化するという発想だと指摘しました。 実務まで行うことは無理なため、具体的な実務は市町村になる。これまでと大きく変わったのは、厚生労働省は、保険料の統一化・平準化は考えていないと言うことと述べました。

    「保険財政共同安定化事業1円化」問題点を指摘

     2015年から、「保険財政共同安定化事業1円化」が始まることによって、医療給付費の都道府県化になることだと説明。
     現行では、保険給付費は国保会計支出の約7割を占める支出で、それがすべて拠出金に代われば、支出全体の8割が拠出金で占めることになり、保険料賦課を大きく左右する問題点を指摘しました。
     門真市では現行においても、交付金より拠出金の方が上回っており、12年度までの赤字の総額は5億7659万円にも上っていることを議会でも福田議員が指摘しています。

    大規模国保良いか悪いか多面的検討が必要

     寺内事務局長は、被保険者・住民にとっては、保険者がどこであってもよく、払える保険料、安心して使える医療制度であることが一番重要である。そのためには、小規模国保がいいのか、大規模国保がいいのか、色んな面で考えていくことの重要性について強調しました。
     門真市においても、財政共同安定化拠出金算出方法に対する意見を大阪府に出すことが求められています。

     

    憲法と平和の大切さ訴える

    党議員団・女性後援会がサンジョゼ広場前で宣伝

    4月26日、日本共産党門真市会議員団は、門真女性後¥援会のみなさんと合同で、マイクによる訴えと党の主張が書かれたビラの配布を、サンジョゼ広場前で行いました。
     今回の宣伝は、5月3日の憲法記念日にちなんで、亀井あつし、福田英彦、豊北ゆう子市会議員、女性後援会の代表がマイクを通して、平和への思いを込めて訴えました。
     行動に参加した女性後援会の皆さんも、ビラ配布をしました。
     亀井あつし議員は、「二度と再び戦争をしないと誓った、日本国憲法を将来にわたって守りましょう」と訴えました。
     福田英彦議員は、「憲法96条を変えて、国会の過半数で改憲する姑息な手法に改憲論者からも厳しい批判の声がある」と訴えました。
     豊北ゆう子議員は、「憲法について勝手な解釈をして、アメリカと一緒に戦争の出来る国づくりは絶対許してはいけない」と訴えました。
     道行くみなさんが、「がんばって!」と激励の声をかけていました。

     

    点数競争に拍車かける学力テストより教育環境整備を

     明日5月5日は、「子どもの日」です。子どもたちが夢や希望がもてる社会を築いていかなければなりません。しかし、今の日本社会は、ますます子どもたちの夢や希望を奪い取る方向にすすんでいます。
     4月22日、文部科学省は、小学6年と中学3年の全員、約224万人を対象に7回目の全国学力テストを実施しました。
     文科省は今回から学校別の結果公表も認めています。点数競争に拍車がかかることが危惧されます。

    学力向上に役立たない全国学力テスト

     全国学力テストは、学力向上に全く役に立ちません。結果が示されるのは、数か月先。答案用紙は、返却されず、子どもたちは自分がどこでどう間違えたかわかりません。教師も具体的な指導を一人一人の子どもたちに出来ません。

    学んだことが生き方などに結びつく力を育むように

     重大なことは、全国学力テストによって、平均点を1点でもあげて競争することが目的となっていることです。
     門真においても、教育委員会は議会で「平均正答率」にこだわった答弁を繰り返しています。
     子どもたちにとって大切なことは、友達と一緒に何かをやりきる、さまざまな考え方を出し合って真理を見つける、学んだことを自分の生き方や地域と結び付けて考える、こうした力を育てることが求められています。

    「平均正答率」でなく基礎学力向上にこそ目を向けて!

     全国学力テストの予算は昨年度より7億円も増え、61億円に上がっています。そんなお金があるなら、教育条件の整備に回すべきです。教職員を増やし、門真市が今年度より実施している35人学級を応援する。小中学校の大規模改造事業費を増額し教育環境の整備をすべきです。子どもたち一人一人に目の行き届く教育を推進することを日本共産党は求めています。
     党市議団も先の3月市議会で、学力テストに使う300万5千円を司書配置に転用すれば4人分確保出来るので、8校で新たに司書の配置が可能であるto
    提案しました。そして、学力テストの「平均正答率」ばかりに目を向けるのでなく、基礎学力をしっかりつけ、問題を解決する力をつけることこそ必要を訴えました。

     

    弁天池公園スプリングカーニバル開かれる

     第3回「弁天池公園スプリングカーニバルが」4月 27日開かれ、オープニングセレモニーに福田英彦議員が出席しました。
     好天のもとで、ふれあいマーケットやふれあいステージ、交流ブースやキッズコーナー、弁天池公園写真コンテスト、お楽しみコーナーなど、多彩な催しに約5千人の市民で賑わいました。