[2008.1.27] -[門真民報]
「第2次門真市行財政改革推進計画(案)」が発表され、21日、議会の各会派等に対し説明が行われました。
この計画案は、05年12月に「門真市行財政改革推進計画」が策定されて以降、昨年6月に「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」が施行。08年度決算から国保会計等も含めた連結決算により判断され、国保会計において多額の累積赤字を抱え「さらにきわめて厳しい状況に置かれることとなります」とし、昨年8月に策定した「門真市財政健全化計画(案)」の「行財政改革推進計画編」を具現化し、「行財政改革をさらに強力に推進するため策定した」としています。
「自主財源の充実・確保」では、市有土地のうち売却可能な土地の計画的な売却で岸和田・小路・北島・桑才の市営住宅跡地が対象とされています。
また、市民健診の費用負担の見直し、施設使用料の減免の見直し、保育所保育料の見直しなど、市民負担増が目白押しとなっています。一方で、08年度実施としていた家庭系普通ごみの「有料化」については、「検討」となっています。
「経費の節減・合理化」では、休日診療事業・保健事業の見直しや長寿祝い金等の見直し、学校プール開放事業の見直し、就学援助費の支給基準の見直しなど、市民サービス後退の内容となっています。
「委託等の民営化の推進」では、臨時ごみ収集業務・ごみ収集処理業務の委託化、窓口業務の委託化。「公共施設の管理運営の効率化」では、南部市民センターをはじめ老人福祉センター、高齢者ふれあいセンター、弁天池公園、市民プラザ、図書館などについて「指定管理者制度」を導入するとしています。また、公民館二島分館、青少年活動センター、市立運動広場、ロッジかどまについて「施設の廃止を含めたあり方を検討する」としています。公的責任の後退や市民の貴重な財産の切り捨ては大きな問題です。
今回発表された計画案は、28日に開催予定の行財政改革推進特別委員会で説明が行われ、議論されます。
昨年11月、学力テスト問題についての視察で足立区を訪れた際に亀井あつし議員は、区立桑袋ビオトープ公園を視察しました。
桑袋ビオトープ公園は、東京都の北東部、埼玉県との県境に位置し、公園の東側には綾瀬川が流れています。足立区が桑袋小学校跡地にもともとあった足立区の自然の姿を取り戻そうと2005年に開園しました。
園内には、綾瀬川や身近な生き物について楽しく学べる「綾瀬川清流舘」も併設されています。
また、国内の一級河川の中で最も汚れているとされてきた綾瀬川の水質浄化を改善するために桑袋浄化施設も併設されています。(桑袋ビオトープ公園パンフ参照)
公園内にハス田があり収穫したレンコンやハスの実は、「綾瀬川清流舘」内で「花炭」として置かれていました。