[2008.2.10] -[門真民報]
2月1日、門真市は「幸福町・中町まちづくり基本構想(素案)」を発表しました。
この基本構想(素案)は昨年8月から6回のまちづくり市民会議、3回の有識者懇話会、4回の実務者会議で検討され、まとめられたものです。
対象地域の幸福町・中町は、第1中学校や第6中学校、市役所、市立体育館、文化会館、2箇所の都市公園、旧中央小学校など、多くの公共施設が配置されています。
素案では基本理念を「門真市全体の都市イメージを先導していくオンリーワンのまちづくり」とし、まちづくりの目標として (1)門真市のイメージを当地区から変えていく (2)都市デザインを高めていく (3)都市全体の活性化に寄与する (4)市民、事業者、行政の力を最大限活かすとし、6つの基本方針を挙げています。
また、事業展開スケジュール(案)では、中期的には1中と6中の統合による新たな中学校を2012年度に開校すること、長期的には庁舎の建替えや市のリザーブ(予備)用地の処分が挙げられています。
この基本構想(素案)は、市役所の情報コーナーや市民プラザ、市ホームページなどで閲覧することができ、今月14日まで意見募集が行われています。
市民意見が積極的に反映された構想策定が求められています。
2008年度から「後期高齢者医療制度」が導入されようとしています。
75歳以上の高齢者と、一定の障害を持つ65歳以上の高齢者が対象となり、これまで国民健康保険などの医療保険に加入し、老人医療制度で医療を受けていた方が、4月からは「後期高齢者医療制度」で医療を受けることになります。
門真市では75歳以上の高齢者8千81人、一定の障害を持つ65歳以上の高齢者734人が対象となります。
対象なる方については、1月末に「大阪府後期高齢者医療広域連合」から、制度の概要を説明するパンフレットが送られています。
この制度が導入されると、これまで被扶養者として家族の健康保険に入っていて、保険料を支払う必要がなかった高齢者からも保険料が徴収されます。門真市では推計で約千人が見込まれています。
しかし、国民の怒りの声に政府は、負担のごく一部の一時的な「凍結」を打ち出されています。
まず、4月から半年は保険料全額免除。続く半年は所得割を免除、均等割は9割軽減。その後の一年間は引き続き所得割を免除、均等割は5割の軽減になります。
大阪府の場合、均等割は4万7千415円なので、10月から2千370円、来年4月からは2万3千707円の保険料が発生します。
しかし、2年過ぎればこの「凍結」措置はなくなり、負担が一気に重くなります。
また、これまで国民健康保険に加入されていた方については保険料の凍結措置はまったくありません。
さらに、すべての後期高齢者の保険料は2年ごとに見直しがされ、負担がいっそう増大します。
1月29日締め切りの市営住宅空き家募集は、募集戸数5戸に対し217件の申し込みがあり、競争率は43.4倍。依然として公営住宅の役割は重要です。
募集戸数 | 申込者数 | 倍率 | |
---|---|---|---|
新橋1期(3K) |
1
|
61
|
61
|
本町2期(2DK) |
2
|
91
|
45.5
|
本町2期(3DK) |
1
|
58
|
58
|
本町3期 (車椅子常用・2DK) |
1
|
7
|
7
|
合計 |
5
|
217
|
43.4
|
1月29・30日、亀井あつし議員は、寝屋川北部流域下水道組合議会の視察で長崎県佐世保市の中部下水処理場と針尾下水処理場に行きました。
今回は、(1)下水処理場で出る汚泥を溶かして有効活用する施設(汚泥溶融処理施設)、(2)高低差のある地域の下水道システム(圧力式下水道システム)、(3)下水処理された水の再利用(水環境設計)などについて視察しました。
汚泥溶融処理施設とは、下水処理により発生する汚泥を、1千4百度の高温で溶かして冷やすことによって汚泥を約1/30に減らし、溶融スラグ(粗い砂状のもの)にする施設です。
溶融スラグは、インターロッキング等に再利用をはかることを目的に建設されましたが、溶融スラグの利用が伸びず苦慮していると、市の担当者から説明がありました。
亀井議員は、「今後の汚泥処理対策を考える上で参考になった」と感想を述べていました。