[2014.2.28] -[門真民報]
新年度予算や条例など議会運営委員会で説明
一般会計予算は531億円
2月27日開会の第1回定例会(3月議会)に向けた議会運営委員会が20日開かれ、提出予定案件(報告1件、条例8件、契約1件、訴訟上の和解等3件、予算10件、人事1件の計24件)の理事者説明後、取り扱いについて協議しました。議員提出議案は、定数削減についての議案他2件が上程されました。
5つの新たな付属機関設置
条例では、市が新年度の重点施策と位置付けている、「幸福度指標」の策定に必要な事項の調査審議する委員会、(仮称)門真市まちづくり基本条例検討委員会など、5つの新たな附属機関の設置や機構改革に伴う「門真市付属機関に関する条例の一部改正する条例」。
また、消費税が8%増税されることを前提とした、地方税法及び地方交付税の一部改正に伴う、長期優良住宅建築計画などに係わる認定手数料を改める「門真市手数料条例の一部改正」などが審議されます。
新たな町目三ツ島4・5・6丁目
契約は、公共下水道東田第一管きょ築造工事請負契約の一部変更について」が工期が当初本年3月31日であったものを7月31日まで延長することについて審議します。
「字の区域の廃止及び変更並びに町の新設について」は、三ツ島区域に三ツ島4丁目・三ツ島5丁目及び6丁目を新設し、大字下島頭の区域を廃止する議案もあります。
国の経済対策で学校大規模改修実施
総額26億8315万8千円の13年度一般会計補正予算では、国の経済対策と位置付けられている「学校施設環境改善交付金」を活用して、五月田小学校・第五中学校・第七中学校の校舎の大規模改修や給食棟建替えなど25億2936万6千円の補正となります。 他に、国・府などへの返還金の追加、府支出金の追加、基金繰入金の減額など上程されています。
新年度予算で市民の願い前進
新年度(14年度)一般会計予算の総額は、531億1000万円で、前年度に比べ約400万円の減となっています。
専任の学校図書館司書が新年度は1人増員し3人を配置。小学校5・6年生、中学校1年生の全学級で35人以下の少人数編成にするため、任期付教員を配置。夏休み期間中の放課後児童クラブの増設。避難行動要支援者名簿の充実など市民の願いが前進しました。
政務活動費の引上げ条例など提出
議員提出議案では、議員定数削減条例案以外に、機構改革に伴う常任委員会の所管を改める条例、議会政務活動費の交付額を月額4万5千円から5万5千円に引き上げる条例案が提出されました。
党議員団は、「大阪・泉南アスベスト国家賠償請求訴訟の早期全面解決を求める意見書((案)」を提出しました。
議員定数削減に道理なし!
共産党以外の会派が定数1削減の条例提案
この議会運営委員会には、現在の議員定数22を1削減し、21とする定数削減の条例案が公明党、緑風クラブ、自由民主党、門真市民クラブの4会派から提出され、その取扱いについて協議しました。
定数削減については、この間非公開の会議である「各派代表者協議会」で議論されてきましたが、日本共産党以外の会派が「1減」で合意したことから、提出されたものです。
提案理由では、「市議会議員自らも一層改革を進め」としていることから、福田英彦議員は「削減することで、どのような改革がされるのか」と質したのに対し、公明党の内海議員は、「議員一人当たり経費が1475万円かる」「近隣市も見直ししている」としか答えず、全く改革の方向を示せませんでした。
これに対し、福田議員は、「議会改革というのは、市政をチェックすることや議案提案することであり、定数削減はチェック機能を弱め、幅広い層の市民の意見を議会に届けることなどが損なわれるなど改革とは全然違う方向」と指摘しました。
また、自民党の中道議員は「22は多い、18でもというのが市民目線」と述べました。
これに対し、福田議員は、「議員は何をやっているのかわからない」との声があり、議会だよりなど改革を進めてきた」「29億円もの建物補償で委員会審査では否決されたにもかかわらず、本会議では可決。税金垂れ流しの抑制、チェックしていくことこそ求められる」と厳しく指摘、今回の議員定数削減が何の道理もないことが浮き彫りとなりました。 議案は27日の本会議で上程、即決となりましたが、慎重審議が求められます。
久留米市みずま総合体育館、トレーニングルーム65歳以上は無料
文教常任委員会が視察 亀井あつし議員
文教常任委員会は、17日・18日の両日、委員会視察を行いました。党議員団より亀井あつし議員が参加しました。
17日は、福岡県久留米市みずま総合体育館の視察を行いました。
視察目的は、建設が予定されている市立体育館と同規模の体育館の施設・設備の見学、維持管理の費用や運営等について視察しました。
同体育館は、市の「スポーツ振興基本計画」に基づき、公式試合にも使用できる「広域体育館」としての機能と同市三瀦地域(旧三瀦町)を中心とする日常の練習活動などにも対応する「地区体育館」としての機能を備えた総合体育館です。
平成18年に実施設計し、平成21年4月開館しました。
建設費は、19億5570万2千円(県の合併特例金及び合併特例債が、77・17%を占める)です。
施設は、鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)2階建て、建築面積約5・366㎡、メインアリーナ(公式競技対応バレーボール2面)、サブアリーナ(公式競技対応バレーボール1面)、トレーニングルーム等があります。
市民の健康増進対策として、トレーニングルームが、65歳以上の市民は無料で利用出来ます。
広島市図書館の多様な取り組みに学ぶ
18日は、広島市中央図書館の視察を行いました。
同図書館では、中央図書館の概要説明、こども図書館、市立まんが図書館、ビジネス支援情報コーナーなどについての説明と施設見学を行いました。
中央図書館は、40年前に開館しました。 館内には、浅野文庫寄贈資料(旧浅野藩の古文書等)、広島文学資料室(峠三吉など広島にゆかりの深い文学者初版本など)、被爆に関する文献、広島3大プロコーナー(広島カープ、サンフレッチェ広島、広島交響楽団)、国連寄託図書館があります。
ビジネス支援情報コーナーは、図書館に創業とビジネス支援する機能を付加したコーナーで、起業を考えている人などへの資料、情報の提供や相談なども取り組んでいます。
市立まんが図書館は、国内唯一の公立で、漫画と漫画に関する資料を体系的に収集、保存、提供し、行事などを開催することで漫画文化の向上をはかることを目的にした図書館です。
「門真市立こども発達支援センター」の内覧会に党議員団が参加
21日、新年度から門真市民プラザに開設される「門真市立こども発達支援センター」の内覧会がおこなわれました。
同センターは、①障害の早期発見・早期療育の重点を置く施設、②地域療育機能を高めるための障害児への支援拠点、③個々に応じた障害児への支援コーディネート施設、④発達障害者への専門療育施設を基本理念としています。
施設は、延べ床面積2920・66㎡、市民プラザ1階から3階まで使用。1階に、保育室、水治療室、調理室、集会室など。2階に、保育室、訓練室、医務室、使う人のニーズによって、リラクゼーション・コミュニケーション訓練等を促す「スヌーズレンルーム」など。3階に、グループ療育室、観察室、検査室、リラックスルーム、感覚統合室などが配置されています。
直営を堅持し、人員の充実でしっかりした運営が求められます。