[2014.1.31] -[門真民報]
急がず、しっかり審議することが求められる
誰もが安心して子育てできる計画に!
第2回門真市子ども・子育て会議開かれる
1月20日、「第2回門真市子ども・子育て会議」が別館第3会議室で開かれ、亀井あつし、豊北ゆう子議員が傍聴しました。
「門真市子ども・子育て会議」は、「子ども・子育て関連法」(12年8月公布)に基づき、15年4月から実施される予定の「子ども子育て支援新制度」に向け、門真市の子育て支援に関する施策や事業を総合的に実施するための計画策定をする会議で、学識経験者や関係機関の代表等を構成員として設置され、昨年の9月2日に第1回が開かれています。
「量的拡大ばかりで、保育の質はどうするのか」
第1回では、新制度の「子ども・子育て関連3法」についてや、これからの会議のスケジュール、門真市の子育て支援の取り組みなどについて話し合われ、委員からは、「量的拡大ばかりで、保育の質について話し合わないのはおかしい」などの意見が出される一幕もありました。また昨年の12月中に市民ニーズ調査(就学前・小学生を持つ保護者、中高生)を行うことなど急ぎ足ですすめられました。
担当者も膨大な資料の説明に苦慮
今回の「第2回門真市子ども・子育て会議」は、(仮称)門真市子ども・子育て支援事業計画の策定スキーム(仕組み)や「子ども・子育て支援法に基づく基本指針について」担当課から、資料を基に説明がありましたが、限られた時間内に、たくさんの審議内容があるため、担当課は説明の簡略化に苦慮されていました。
門真市は、05年3月に「次世代育成支援行動計画」(前期計画)、10年3月に「門真市次世代育成支援後期行動計画」を策定しており、「中間評価等から見る課題について」は、事務事業評価の市民ご意見番の評価を基に、まとめており、全体的に「維持・改善」領域との報告でした。
構成委員からは、「子育ての情報を広報だけでなくスーパーやマンションの壁などに設置し、誰でも分かるようにしてほしい」「児童クラブに在籍していながら、来ていない子が心配」「朝食の欠食・孤食児童が増えているので、食育の大切さ伝えたい」など、それぞれの立場で貴重な意見が出されました。
アンケート調査については、議論されることなく概要のみの報告でした。次回の会議では事業の見込みについて話し合われるとのことです。誰もが安心して子育てでき、子どもたちにとって最善の利益が図られる計画が立てられるよう、今後、しっかり審議されることが求められます。
教育長も「分からないところもあり、不安もある」
新年度、「こども未来部」が教育委員会に!
教育委員会第1回定例会開かれる
24日、教育委員会第1回定例会が開かれ、福田英彦、豊北ゆう子議員が傍聴しました。
門真市は、12月議会で、新年度から、子育て関係の部署を一元化し、「こども未来部」を創設し、教育委員会が所管するという事務分掌条例の全部改正を可決しました。これを受けて、今回の定例会では、①「市長の権限に属する事務の委任及び補助執行に係る協議について」、②「門真市教育委員会事務局内部組織に関する規則の一部改正について」③「門真市教育委員会教育長の職務を行う事務局の職員の指定に関する規則の一部改正について」、④「門真市教育機関の事務分掌等に関する規則の一部改正について」が審議されましたが、いずれも全員異議なく可決されました。
第1議案では、市長部局から教育委員会に移る事務のうち、「委任」(教育委員会が権限を持つ)するものと「補助執行」(市長が権限を持つ)させるものとを決めるものでしたが、議論の中では「こども未来部」を教育委員会に置くことの具体的なメリットや積極的な受け止めは少なく、教育長も「分からないところもあり、不安もある」と本音が出されました。 「こども未来部」を教育委員会に置くことについては、事務量が増加し、煩雑となり、福祉部門との連携も弱まることが危惧されるなど、わが党の福田英彦議員が指摘していました。 こども政策課、子育て支援課、保育幼稚園課の3課で、「こども未来部」を構成することも議案第2号で決定しました。
福祉としての保育・子育て支援を後退させることが懸念されます
前進座 二月特別公演
2月23日(日)午後4時開演
大阪日本橋・国立文楽劇場
日 本 共 産 党 後 援 会(詳しくは党議員団まで)