[2013.12.13] -[門真民報]
第4回定例会(12月議会)始まる
コンビ二交付事業、まちづくり(建物補償約30億円)
幼稚園耐震化の問題指摘し、決算認定に反対
第4回定例会(12月議会)本会議が、10日開かれました。
本会議では、まず12年度(平成24年度)決算認定について、委員長報告の後、討論・採決が行われました。
党議員団を代表し、豊北ゆう子議員が、平成24年度歳入歳出決算について、次の要旨で問題点を厳しく指摘し、反対討論を行いました。
①選定過程も不透明な行政アドバイザーは、主な目的としている特別交付税増額にも直結すると考えていないにもかかわらず、市民の貴重な税金を年間240万も支出することは、まさに無駄遣い
②「証明書コンビニ交付サービス事業」は、窓口交付手数料300円よりも安い200円の手数料としながら、発行経費は1枚当たり、4348円と窓口手数料の20倍以上であり、利用者も少なく費用対効果も見えず、セキュリティについても問題
③偽装請負等の法令違反等のチェックもできない焼却施設の包括委託
④中町地区整備事業では、まちづくりを知りえる立場にある事業者(光亜興産)に、旧トポス・ダイエーに対する建物補償約30億円が、支払われることが明らかとなり、市民の納得は得られず、金額についても見直されるべき
⑤幼稚園整備事業では、来年度に、公立2園(北巣本幼稚園と浜町幼稚園)の廃止を強行しながら、残る大和田幼稚園については、耐震診断の計画すらないことは子どもの安全を守る上で大きな問題など、問題点を述べました。
討論後の採決では、賛成多数で認定されました。水道事業会計決算、他一件(水道事業剰余金の処分)については、全会一致で認定されました。
次に、12月議会に提出された条例案件や補正予算、指定管理の指定など19議案について、理事者の説明と質疑の後、各常任委員会に付託されました。人事案件(公平委員会委員、人権擁護委員の選出)については賛成しました。
また、今議会では、亀井あつし議員に対して、問責決議案が提出されました。
問責の内容は、決算特別委員会での態度、代表者会議で発言した議員に対する問題、本年第1回定例会で報告済みの消防議会副議長辞任問題です。
これに対し、亀井議員は、いずれも問責決議には当たらない旨を弁明の中で理由を説明し、述べました。
採決に当たって、福田英彦議員が反対討論を行いました。
問責決議案は賛成多数で可決されました。(日本共産党と緑風クラブは反対)
憲法違反の秘密保護法は撤廃を
「自共対決」国会を象徴する光景
憲法の大原則である人権・民主主義・平和を踏みつぶす稀代の違憲立法・秘密保護法案が6日深夜の参議院本会議で、自民・公明の強行採決で成立しました。
日ごとに、ジャーナリストや学者、俳優・映画監督など広範な国民各層から法案への批判が高まり、廃案・慎重審議を求める声が噴き上がるなかでの暴挙です。
賛成討論を行ったのは自民党議員、反対討論を行ったのは日本共産党の仁比聡平議員ただ一人でした。まさに「自共対決」国会を象徴する光景でした。民主党は秘密保護法案の討論前にいったん退席、採択には戻りました。みんな・維新は退席しました。
たたかいの新たなスタート
与党が多数でも、憲法違反の法律は許されません。
違憲立法によって日本の平和と民主主義が破壊されることを手をこまねいているわけにはいきません。
秘密保護法撤廃のたたかいに立ち上がることが大切です。
平和を願う巨大なエネルギー
秘密保護法は、撤廃する以外に解決の道はありません。この法律がつくりだす暗黒社会など、だれも望んでいません。
秘密保護法はいらないの声は、広がっていくことに間違いありません。広範囲の国民各層のなかで、短期間に平和と民主主義を求める巨大なエネルギーを国民が持っていることを実感しました。
大義は国民の中にあります。
安倍政権の終わりが始まった
秘密保護法をはじめ来年4月からの消費税増税など、安倍政権が暴走すれば、その一つひとつが自らの墓穴を掘ることであり、今回の強行劇は安倍政権の終わりが始まったことになると考えます。
国民にまともな説明できない自民・公明政権には、政治を担う資格はありません。強行を繰り返す安倍政権の姿は、強さではなく、弱さのあらわれです。
日本共産党は、秘密保護法撤廃に向けて国民のみなさんと引き続き頑張ります。
治水にとっても温暖化対策は急務
治水事業促進全国大会 亀井あつし議員
11月29日、全国治水期成同盟会連合会主催の治水事業促進全国大会が東京都内で開催され、亀井あつし議員が、東部大阪治水対策促進議会議員として出席しました。 同大会は、主催者挨拶、来賓挨拶、国会議員紹介、治水事業の概要説明、意見発表、大会決議が行われました。 大会に先立ち、テレビ朝日やじうまワイドのお天気キャスタも務める、気象予報士の山本志織さんが「多発する異常気象と気象情報」と題し特別講演をおこないました。 山本さんは、「百年前に比べ気温が0・68度上昇している。これは体温に例えると36・5度から37・2度に0・7度アップの微熱状態。百年後には、このままでは気温は4・8度上昇する」「このままでは、猛暑・大雨・少雨など天気が極端な状態になる」「温暖化対策は待ったなしの課題」と訴えました。
巨大開発促進? 大臣挨拶や 国会議員多数出席
今大会は、過去5年間で無かった現職国土交通大臣の挨拶、来賓の国会議員が座る席を別途設けるほどの出席状況でした。 大臣挨拶、多数の国会議員の出席の背景にあるのは、防災・減災と煙幕をはり、巨大開発事業の復活、不要不急のダムなど公共事業促進の国土強靭化基本法があると考えられます。
「集団的自衛権の深層」 かどま九条の会7周年記念講演会
7日、かどま九条の会7周年記念講演会がルミエールレセプションホールで開かれ、党議員団から、亀井あつし、福田英彦、豊北ゆう子議員が参加しました。 オープニングでは、門真ロータス「門真ハーモニカ同好会」によるハーモニカの演奏に合わせて参加者も口ずさみ楽しみました。 記念講演では、かもがわ出版編集長(日本平和学会会員)の松竹伸幸氏が「集団的自衛権の深層」というテーマで講演しました。
秘密保護法・世論が反対、自民公明の多数で強行
世論の多数が反対だった秘密保護法が国会の自民・公明の多数によって強行可決されたことで、集団的自衛権も国民の多数が反対であっても、安倍首相は強行してくる可能性があるとし、国連憲章で認められている集団的自衛権とは何か、私たちはこの動きとどう向き合わなければならないのかについて、熱く語りました。
集団的自衛権は侵略、勢力圏争いの口実
集団的自衛権というのは国連憲章の上では、あくまで侵略された国を助ける軍事行動とされているが、今まで世界で起きた百を超す戦争で集団的自衛権を行使したのは、アメリカ・ソ連・イギリス・フランスの超軍事大国4か国だけで、数々の侵略、勢力圏争いの口実として利用されてきたと、ベトナム戦争や湾岸戦争など過去の戦争について指摘されました。
憲法九条を世界へ
今後、いろんな考えの人々とも、手をつなぎ、憲法九条を有名無実化してしまうこの大問題に向き合い、自分たちの論理と言うものを鍛えなおし、挑戦していかなければならないと述べました。
家族のこと将来のこと 第31回青少年の主張
8日、第31回青少年の主張がルミエール小ホールで開かれ、党議員団から福田英彦議員、豊北ゆう子議員が出席しました。 今回は、小学生から高校生まで3344名の作品から、15名の優秀作品が選ばれ、14名が発表しました。家族のこと、門真のこと、将来の事、命の大切さなど、子どもの素直な感性で表現力豊かに発表し、会場から大きな拍手が送られました。 少なくない子どもたちから、「殺し合ってはいけない」「嘘やごまかしはいけない」と今の大人や社会へのメッセージもありました。