[2013.11.22] -[門真民報]
廃案にするまであきらめない!
「秘密保護法」に反対する11・15緊急集会
15日、エルおおさかで「~何が秘密?それは秘密~秘密保護法に反対する11・15大阪集会」が開かれ300名余りの府民が集まり、豊北ゆう子議員が参加ました。
緊急集会の呼びかけ団体を代表して、自由法曹団大阪支部支部長の伊賀興一弁護士は、開会あいさつで、「今国会に上程された特定秘密保護法案は、現在国家安全保障に関する特別委員会で、強引に審議が進められている。
何としても、この法案を廃案にするまで闘う決意を確認するため法案の学習、情勢分析、各分野からの報告、そして行動提起をし、大きな力をつくっていく集会にしたい」と呼びかけました。
ミニ学習会では、大阪弁護士会秘密保全法制対策大阪本部本部長代行の大江洋一氏が、特定秘密保護法案について、秘密の指定権者は各省庁の長であること、秘密期間は一応5年だが無制限に更新できる等のたくさんの問題点を指摘しました。
各分野から、連帯のあいさつや、リレートークがあり、参加者の熱気が高まり、国会情勢報告では、日本共産党の山下よしき参議院議員が報告し、知れば知るほど怖いこの法案は、多くの国民の声で絶対に廃案にしようと呼びかけられました。
国民の目、耳、口ふさぐ特定秘密法案を成立させたい訳
自民党は、昨年の7月に、国家安全基本法案の概要を発表しました。この法案には、「集団的自衛権」とともに「日本版NSCの創設と秘密保護法案がいる」と書いてあり、戦争をしようと思ったら、アメリカと情報を共有し、それを漏らさない、知らせない、知ろうとするものを弾圧することがどうしても必要になってくる。
何が秘密かも秘密、知れば知るほど怖い法案
自民党は、「特定秘密の分野は4つの分野(外交・防衛・特定有害活動・テロリズムの防止)に限っている。何でもかんでも特定秘密にしません」と言っているが、法案には4分野23項目に関する情報と書いてあり、我が国の安全保障にとって、著しく害を与える恐れがあると長が判断をすれば、どんな問題でも「関する情報」としてしまえば特定秘密にすることが可能。どこまでも広がる可能性があり、何が秘密かそれも秘密で怖い法案だ。
(山下よしき参議院議員の話より)
その他の呼びかけ団体:関西マスコミ文化情報労組会議【関西MIC】、国民救援会大阪府本部、民主法律協会、全大阪労働組合総連合
高齢者見守りネットワーク(掛川市)、認知症対策(焼津市)行政調査
くすのき広域連合議会
くすのき広域連合門真選出市議会議員団は、13日、14日の二日間、静岡県掛川市と焼津市に行政調査を行い、党議員団からは、福田英彦議員、豊北ゆう子議員が出席しました。
掛川市の人口は、11万8022人で、門真市とほぼ同じですが、市域面積は20倍の自治体です。高齢化率は22.6%で本市より2ポイント低いものの年々上がっている状況でした。
掛川市では、高齢者が地域で安心して暮らしていくために、「地域で支える見守りネットワークマニュアル」を作成し、高齢者見守り事業を推進しています。
この事業は、地域住民をはじめ、医療機関、地域包括支援センター、社会福祉協議会など地域の組織と協力事業者も加わり活動をしており、活動の流れや内容について詳しく説明されました。予防事業では「シャッキリ度チェック」を郵送ですると返信用封筒を入れることで半数以上が返ってきている。デイサービス等の利用は圧倒的に女性が多く、男性の参加を促すことが課題とのことでした。
焼津市の人口は、14万4543人で、市域面積は、門真市の約6倍です。
高齢化率は24・8%でほぼ同じで、年々上がっていました。 焼津市では、認知症の予防に力を入れており、各包括支援センター(4箇所)に1人認知症地域支援推進員を配置し、医療機関や介護サービスおよび地域の支援機関をつなぐコーディネーターの役割を担っているとのことでした。また、市民の認知症への理解を深めるために、キャラバンメイトの育成にも力を入れているとのことで、キャラバンメイト連絡会の組織化や年に1度講座を開いていました。
一時予防事業では、週に1回脳の健康教室(読み書きそろばん)として、国語や算数の宿題をしたり工夫を凝らしていました。
議会費は民主主義の経費
大阪府市議会議員研修会
15日、ホテル阪急エキスポパークで、第53回大阪府市議会議員研修会が開催され、福田英彦議員、豊北ゆう子議員が参加しました。 公益財団法人地方自治総合研究所所長の辻山幸宣氏が「自治体における民主主義の課題と議会の役割」というテーマで講演されました。 地方制度調査会など地方議会のあり方についての総務省の研究内容、議長会の研究内容、議会の歩み、議会をめぐる最近の論点などについて述べられました。 注目したのは議員定数の問題で、最近、議員定数の削減が相次ぎ、議会費が総予算の1%未満となっていることについて問題提起があり、行政コストとして捉え「行革」の名によって減らすのではなく、多様な価値観、要望をどう政策に反映し、少数の声を引き上げていくためにどれだけの議員が必要か、住民への理解を求め「民主主義の経費」として捉えて議論すべきと強調されました。 門真市においても各派代表者協議会において議員定数の見直しについて議論されていますが、門真市における議会費の総予算に占める割合は僅か0・75%(2012年度決算)という状況です。コストカットではなく、行政をしっかりチェックする議会へと改革を進めることが重要です。
第19回青少年非行防止市民決起大会開かれる
16日、門真市青少年育成協議会連合会主催で、青少年の犯罪や非行のない明るい社会を築いていくことを目的とする「全国青少年健全育成強調月間」の一環として、「家庭と地域と学校で青少年を守ろう」のスローガンを掲げ、「青少年非行防止市民決起大会」が、南部市民センターにて開催され、党議員団から豊北ゆう子議員が出席しました。 主催者、来賓のあいさつでは、今後も家庭・地域・学校が力を合わせていくことが大切と決意が込められました。 発表では、青年の自らの非行経験が、人との関わりや地域の励ましで現在がんばっていることが語られました。
被災地復興支援バザー開く-収益はすべて被災地に
日本共産党南部・団地後援会
16日、日本共産党南部門真団地後援会は、被災地復興支援バザーを開きました。 2011年の東日本大震災から、大雨・台風による被害と、このところ大きな自然災害が全国各地で相次ぐ中、後援会としても何か支援することが出来ないのか話し合いをした結果、バザーを開催することになったものです。 震災被災地の岩手県大船渡市で養殖された塩蔵「三陸ワカメ」や後援会員のみなさんから寄せられた物品を出品されました。 「少しでも被災地の役の立てばと思って寄せてもらった」と言いながら買い入れて行かれました。 バザーによる収益は4万1千162円で、全額被災地に届けられます。
やすらぎと親しみある公園に
弁天池公園ふれあい感謝祭
17日、紅葉した木々の下、弁天池公園ふれあい感謝祭が開かれ、朝早くから多くの関係者や市民が集い、福田英彦、豊北ゆう子議員も参加しました。 式典では、主催者の中井雅之実行委員長が「門真市の中では、池や芝生や緑がありこれだけの広さの公園はここだけです。市民にやすらぎと親しまれる公園になるようこれからも取り組んでいきたい。」と挨拶をしました。 式典の後、ボランティア清掃が行われ、たくさんの方が参加していました。 弁天池公園の中に位置している旧養護老人ホーム跡地は、市が住宅地へと売却の方向を示していますが、公園の充実や貸館施設などの市民の声に耳を傾けることが求められます。
影絵・光と影 明日のつづき茨田堤(まんだのつつみ)
門真の歴史は水とのたたかい
17日、門真市政施行50周年記念事業として、教育委員会、アートリーグ門真主催で「光と影、明日のつづき~茨田堤~」の影絵が、ルミエール小ホールで上演されました。 市民公募で集まった親子や市民のみなさんが、9月から17日間、88時間の練習を経て、手作りの影絵とのことでしたが、とても素晴らしいものでした。 主催者あいさつでは、門真市は昔海であり、陸地化しても、低く平らな土地は何度も水に襲われてきたが、先人たちが自然との共存の中で文化を創りはぐくみ、茨田の堤(京阪大和田駅にある堤根神社の北側、宮野町)は、日本最古の治水工事のモニュメントとされていると説明がありました。物語は現在の人間が海を埋め立て山を削り自然を破壊していることに水の神が怒り、人間と力くらべ、知恵くらべを通して、自然を大切にし、文化を継承していくことの大切さを訴えるものでした。