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  • こんにちは。門真市会議員団です。

    No.1997(2013年11月17日号)

    [2013.11.15] -[門真民報]

    子どもの権利条例制定で、権利侵害の救済、施策反映(札幌市)
    党議員団が札幌市、小樽市を訪れ行政調査

     党議員団は、5・6日の日程で、行政調査を行いました。
     初日は、「子どもの権利条例」について札幌市を訪れました。

     札幌市での子どもの権利条例制定の取り組みは、2003年7月に市長が子どもの権利条例制定に取り組むことを施政方針で明らかにして以降はじめられました。
     検討委員会などで議論がすすめられ、3500人を超えるパブリックコメントでの市民意見を踏まえ条例案を2007年2月の議会に提案するも否決。
     救済機関について盛り込み2008年5月の議会への再提案は継続審議。
     名称を「子どもの最善の利益を実現するための権利条約」とし、11月の議会でようやく賛成多数で可決、2009年4月に施行されています。
     条例は、前文と以下の8章(49条)で構成されています。
    第1章 総則
    第2章 子どもの権利の普及
    第3章 子どもにとっての大切な権利
    第4章 生活の場における権利の保障
    第5章 子どもの権利の侵害からの救済
    第6章 施策の推進
    第7章 子どもの権利の保障の検証
    第8章 雑則
     そして、議決時の付帯決議にもとづき、取り組み状況報告書が毎年度策定されています。
     条例制定後は、様々な施策を進めるにあたって、子どもの意見を聞き反映させているとのことでした。
     子ども議会は、昨年度7回の委員会と本会議が開かれています。
     また、子どもの居場所づくりでは、小学校の余裕教室等を活用し、児童会館を補完するものとして、ミニ児童会館を条例施行後19ヶ所整備し、79館となっています。
     また、条例案否決後に新たに盛り込まれた子どもの権利救済機関(子どもアシストセンター)は、条例施行と同時に開設され、議会の同意を得た救済委員2名を中心に、調査員3名、相談員7名、事務局4人の体制で、年間約1200件(延べ約4000件)の相談を受け、子どもの権利侵害からの救済を行っています。

     新たに 「子ども」をキーワードとして施策を進める門真市においても、条例制定の必要性を実感する視察内容でした。

    「リズム運動」「食育」で心も身体も健康に(小樽市・かもめ保育園)

     行政調査の2日目、小樽市のかもめ保育園を訪れました。
     かもめ保育園は、10年間近く勤めた公立保育園の「管理保育」に疑問を持ったときに出会った埼玉県の「さくら・さくらんぼ保育園」に感銘した高川紀久子先生を中心に設立され25年を超える保育園で、「心も身体も健康な子ども」の育成を目指し保育活動が行われています。

     まず見させていただいたのは「リズム運動」、体を強くするのみでなく、知的発達のためにも重要なものと考えられ、子供たちは朝からパワー全開で生き生きとしていました。
     また、午睡前には年齢に応じて読み聞かせを行い想像力を培っています。
     また、「食育」にも力が入れられ、脳の発達とも深いつながりがある咀嚼(そしゃく‐噛んで飲み込む)という行為をとても大切にし、繊維質・歯ごたえのある給食やおやつが出されています。
     また、家庭での食事など、保護者へのていねいなアドバイスも行われています。

     めぐまれた自然のなかでのびのびとした保育が行われていますが、様々な苦労をされながら、卒園式やかもめ祭りをはじめ、保護者とともにつくってきた保育園であることを詳しくお聞きしました。 
     かもめ保育園は認可外保育園で、保育料も決して安くはありませんが、「ぜひかもめ保育園で」と、札幌市からも預けられています。
     保育をめぐる情勢はめまぐるしく変わり、厳しい状況ですが、門真においても「子どもの健やかな成長」を最優先にした保育施策の充実めざし、視察内容を生かしていきます。

     

    台風18号による水害の報告など
    近畿地方治水大会 亀井あつし議員

     8日、近畿地方治水大会が奈良県文化会館で開かれ、東部大阪治水促進議会協議会委員の亀井あつし議員が出席しました。

      大会は主催者挨拶の後、国土交通省・国土保全局治水課長より来年度予算、緊急災害対策派遣隊、本年度の出水状況・渇水状況などの説明が行われました。
     意見発表では、奈良県王寺町長の平井康之氏は、「昭和57年大和川大水害からの総合治水対策について」発表しました。
     奈良県内の河川は、150以上の川が、大和川1本となり、大阪平野を流下します。その為、扇の要に位置する王寺町は水害が頻発してきました。内水対策として河川改修、貯留地、ポンプ場整備等についての報告がされました。
     次に、奈良県十津川村村長の更谷慈禧氏が、「紀伊半島大水害からの復旧について」発表。
     2011年に発生した台風12号は、5日間で年間降雨量を超える降雨を観測しました。紀伊半島の山々は、深層崩壊が起こり、大変な被害をもたらしました。その被害報告と、「水抜きボーリング」など地すべり対策など復旧活動について紹介されました。  最後に、京都府福知山市長の松山正治氏より、「台風18号による水害をうけて」発表が行われました。
     由良川流域の被害説明と築堤及び住宅のかさ上げ、孤立集落の解消、災害時の情報共有のあり方など現状について説明が行われました。

     

    社会保障制度充実、相談活動など、地域に欠かせない存在
    門真・守口生活と健康を守る会が定期大会

     「門真・守口生活と健康を守る会」の第32回定期大会が10日開かれ、党議員団も来賓で出席しました。
     「生活と健康を守る会」は、政党や宗教、考え方の違いにかかわりなく、一致する要求で手をつなぎ、生きる権利と平和を守り、誰もが人間らしく暮らすことのできる社会と政治にするために運動している団体で、門真市においても、国民健康保険制度や生活保護制度をはじめとした社会保障制度充実の運動の先頭に立ち、相談活動など、地域に欠かせない存在となっています。
     大会では、会を代表し、中橋会長があいさつ。

      来賓では、全大阪生活と健康を守る会の江田事務局長、けいはん医療生活協同組合の石橋理事長、門真年金者組合の今里書記長が挨拶しました。
     党議員団を代表しては、亀井あつし議員が挨拶、臨時国会で成立を強行しようとしている秘密保護法案危険な狙い、来年4月の消費税増税については、法律が決まりながら、高齢者(70~74歳)の医療費の2割負担が国民の運動で止まっていることを紹介し、増税ストップの展望と、運動の共同について訴えました。