[2013.11.1] -[門真民報]
行財政アドバイザー、証明証コンビニ交付、旧トポス建物補償費など問題点浮き彫りに!
12年度歳入歳出決算認定に反対
決算特別委員会が23日(水道、総括)開かれ、豊北議員が出席しました。
委員会審査を通じ、多くの問題点が浮き彫りとなった12年度歳入歳出決算認定については、問題点を厳しく指摘し反対しました。
【水道事業】
水道事業会計では、水道事業での職員配置の状況について質しました。
答弁では、10年前には91名いた職員が、宿日直及び修繕業務委託、夜間休日の浄配水場ポンプ運転操作業務並びに開閉栓業務を委託するなど次々委託を増やし、12年度末には、39人となっているとのことでした。職員が減らされた中、水道の安全性や、災害時での対応はどう考えているのか質すと、経営方針や施設整備計画策定など事業運営に関わる基幹的な業務は、職員で行うことを基本として、災害が発生した場合でも対応できるよう職員配置や技術継承を考えているとのことでした。豊北議員は、必要な時は、すぐに現場に職員が配置できるよう人員体制も強めるよう求めました。また、老朽管の更新、耐震化については、12年度末で管路全体での耐震化率は16・17%で、口径35㎝以上の基幹管路ついては、43・2%と府内平均30・6%に比べ高い耐震化率でした。議案37号24年度門真市水道事業剰余金の処分については、賛成しました。
【総括審査】
放課後児童対策実態に合ったものに
現在、門真市が放課後児童対策として実施している放課後児童クラブは、毎年待機児童が出ており、特に四宮小学校と速見小学校では多くなっています。
待機児童解消に向けての考え方を質すと、福祉では、「教育委員会が実施している『放課後子ども教室』との連携を考えている」と答弁。一方、教育委員会では「放課後子ども教室は、19年に門真小学校、20年に沖青少年センターで実施していたが25年度は実施していない」とのことでした。
豊北議員は、「門真市第5次総合計画」では、目標数値を5年後に全校としており、実態が違うことを指摘し、見直しが必要ではないかただしました。答弁では、「議員ご指摘の状況であると認識しており、26年度は計画策定から5年となる中間年度にあることから、基本計画及び指標等の見直しを予定している」とのことでした。豊北議員は、今後も放課後児童対策にしっかり取り組むよう要望しました。
防災公園・多目的グラウンドは、多くの市民の要望
「財政健全化計画・中期財政見通し」の中では、北島地区土地区画整理事業における「防災公園・多目的グラウンド」を計画的に建設となっているが、現状においては、計画は東西一体で考えられていた当時と状況が違うが、計画に変わりはないのかを質すと、答弁では、「防災機能を持った多目的グラウンドを建設していきたい考えに変わりはございません」と述べました。豊北議員は、今後も元の運動広場の広さを確保するよう求めました。
総括審査終結後、豊北議員は、選定過程も不透明で効果もない行財政アドバイザーの廃止、利用率も低く経費は手数料の20倍もする証明証のコンビニ交付事業、環境センターの委託事業、旧トポス・ダイエーの建物補償費の問題、幼稚園の耐震化を怠っていることについて厳しく指摘し、認定に反対しました。
政治倫理基準の範囲の拡大は条例の趣旨にそぐわない
門真市議会議員政治倫理審査会開かれる
門真市議会政治倫理審査会が10月28日開かれ、福田英彦議員が出席しました。
政治倫理審査会の開催は、吉水丈晴議員が門真市ソフトボール連盟会長に就任していることが、政治倫理条例第3条7号の「市から活動又は運営に対する補助又は助成を受けている団体の役員に就任しないこと」とする政治倫理基準に違反するとして、9月30日に戸田ひさよし議員(無所属)、春田清子議員(公明党)、中道茂議員(自民党)、日高哲生議員(門真市民クラブ)から提出された審査請求に伴い、10月11日の議会運営委員会において政治倫理審査会の設置が決定され、開かれたものです。
審査の中で福田議員は、政治倫理条例第3条7号の対象団体は、3月議会での議案提案者の答弁で、「市から補助金、助成金、交付金の交付を受けている団体」としており、門真市ソフトボール連盟は市から補助金や助成金等の交付を受けていないことから、政治倫理基準に違反しているとは言えないこと、政治倫理基準は、議会答弁でも「従来の申し合わせの明確化、議員みずからを律するため」としており、範囲の拡大は、条例の趣旨にそぐわないことを指摘しましたが、採決の結果、賛成多数で「9月23日まで政治倫理条例に抵触し、違反していたものと判断する」との審査結果となりました。
市政や議会の動向を報告、障害福祉など切実な声が寄せれる
党市会議員団が市政報告懇談会
10月25日、日本共産党市会議員団は、市政報告懇談会を開催しました。
亀井あつし議員団長の挨拶の後、市政についての報告を福田英彦幹事長が、12年度決算特別委員会報告を決算委員を務めた豊北ゆう子議員がおこないました。
福田幹事長は、①市議や府議の「迂回寄付」問題など市政の動き、②市長選挙後初めての9月定例市議会で審議された幼稚園廃園など、③消費税増税と市財政への影響、④政争の具とされている政治倫理条例にもとづく審査会など議会の動き、⑤12月議会に提案予定の「子ども未来部」を創設し、教育委員会に移行する等の機構改革問題など報告しました。
豊北議員は、旧トポスへの総額約30億円の建物補償の減額問題など、決算審議の内容について報告しました。
報告後の懇談では、参加者より市政に対しての疑問や要望の声が寄せられました。
参加者から市長と企業の関係、公金支出の問題など
「約1100万円も使って、京阪古川橋駅南側からサンジョゼ公園まで、イルミネーションを取り付けると聞いているが、市民に『1100万円あれば、貴方は何に使いたいですか』と聞いてみたらどうか」
「光亜興産と園部市長との関係はどうなっているのか」
「コンビニでの、証明証発行でコンビニにはどれだけの手数料が入るの」(1通120円の手数料)
「小中学校の敷地内で除草剤は使わないで欲しい」
「障害者の息子さんにお母さんが、『昔は、ケースワーカーの人が相談に乗ってもらえた。今は、誰に相談したら良いのかわからない』と悩みを打ち明けられた」
「『公契約条例』を制定して欲しい」などの声が寄せられました。
介護保険制度「大改悪」強行をストップさせよう!
大阪社保協北河内ブロックが学習会
大阪社保協北河内ブロックの「介護保険学習決起集会が」10月21日、枚方市のラポール枚方で開かれ、福田英彦議員が出席しました。
学習会では、福田英彦議員が「北河内7市の介護保険」と題して、各市の介護保険料や施設整備、要介護認定状況、予算の概要などについて報告しました。
次に、大阪社保協介護保険対策委員の日下部雅喜氏から、社会保障審議会介護保険部会で議論されている介護保険制度の「大改悪」の内容について、基調報告がありました。
社会保障・税の一体改革として議論されている介護保険制度の「大改悪」の内容は、
①要支援1、2を介護 保険給付から外す
②特別養護老人ホーム への入所は「要介護 3」以上に限る
③所得によって介護保 険の利用料を2倍に 引上げる
④低所得者でも預貯金 や不動産があれば施 設の居住費・食費を 補助しない
を柱としたとんでもない内容となっています。
そして、このような改悪を許さないために、社会保障審議会介護保険部会に対するメール、ハガキ、FAXや議会から意見書を上げることなど行動提起が行われました。
いざと言う時のために 日新自治会で防災訓練
10月27日、日新自治会で守口門真消防署、消防団(岸和田分隊、江端分隊)、門真市危機管理課も協力のもと防災訓練が行われました。 まず、防犯支部長代理の方が119番に通報するところから始め、住所や場所の目印を連絡しました。火元に向かっての消火訓練では、水消火器を使ったり、簡易消火器の使い方など教わり、また、ホースのジョイント接続の練習もされていました。 高機能多機能車に積まれている工具についても一つひとつ詳しく説明され、参加者は熱心に見学していました。 危機管理課からは、門真市に備蓄されているものや各家庭で備蓄するものについて説明がありました。日新自治会では今年は7回目となり毎年実施しています。
この日は、門真警察にも来てもらい、自転車の事故防止の指導なども受けていました。