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  • こんにちは。門真市会議員団です。

    No.1994(2013年10月27日号)

    [2013.10.25] -[門真民報]

    安全・安心のまちづくり、市民参加の施設整備、子育て支援の充実を!
    決算特別委員会開かれる

     決算特別委員会(建設、文教所管)が18日開かれ、豊北ゆう子議員が出席しました。

    【建設所管】

    求められる旧トポスへの総額約30億円の建物補償の減額

     中町地区整備事業において、旧トポス・ダイエーに対する建物補償が含まれていることから、2ヵ年分全体の補償内容についてただしました。
     答弁で、建物の補償総額が23億6253万6217円、除却費用総額が5億8137万783円で、合計29億4390万7千円であることが明らかとなりました。
     また、豊北議員は、約30億円を補償した相手先が光亜興産株式会社と株式会社サンコオアであることを質疑で明らかにしたうえで、 「門真市幸福町・垣内町・中町まちづくり協議会」の事務局を努め、実質的に門真市と二人三脚でまちづくりを行ってきた光亜興産株式会社が、2010年6月に旧トポス・ダイエーの土地・建物を取得し、その土地が一年後の2011年7月に突然体育館用地とされ、いち早く事業の対象とされ、2012年3月議会、今年の年3月議会で建物補償費が計上され、今年の3月議会では、経過について問題点が指摘され、委員会では「否決すべきもの」とされた経過を踏まえ、通常の建物補償ではなく、光亜興産と協議し、減額することが求められたとして、認識をただしました。
     答弁では、「建物補償は、所有者や取得価格に関わらず行うもので、同地区の他の物件と同様に住宅市街地総合整備事業に基づく補償であり、適切」と従来の答弁に終始しました。
     門真市が、市民に対しこのような内容で説明し、納得が得られるのか、今後厳しく問われます。

    交差点の信号設置、見にくい現状の検証、改善求める

     豊北議員が、粘り強く取り上げてきた常称寺町側道2号線交差点の信号設置に伴う改良工事に関わって、信号機自体が見えにくく、危険となっている現状を示し、その要因についてただしました。
     答弁では、京阪電車沿いの市道守口門真線からの右左折の車両からは、若干見えにくいものの、市道大和田茨田線から直進する車両が既設の信号と誤認してしまう可能性があることを勘案し、現在の構造となったとのことで、推移を見守るとしました。

    北島地区での防災公園・多目的グラウンドの着実な整備を!

     北島地区のまちづくりについて、土地区画整理事業調査業務、防災公園検討調査業務の概要についてただしたうえで、財政健全化・中期財政見通しの中で示された「北島地区での防災公園・多目的グラウンドの建設を計画的にすすめていく」の検討内容のイメージや広さについてただしました。
     答弁では、平常時には多目的グラウンドとして利用でき、地域住民の一次避難地、消防救護活動の拠点等として機能する有効面積1ha以上をイメージしているとしました。
     これに対し、北島地区の東西一体でのまちづくりの状況が変わった中で、今後も検討していくのかとただし、「状況変化後1ヵ月という現時点においては未定」と答弁しました。
     豊北議員は、元の市立運動広場に対し、1haでは少なすぎることもあわせて指摘しました。

    コミュニティバスは市民ニーズを把握し再編を

     一昨年12月より運行されている「コミュニティバス」の運行状況についてただしました。
     答弁では、月平均の利用者が4800人で、今年3月には、5400人を超えたこと、収支では、交通不便地域を運行していることから、3700万円の赤字で、上限の3000万円を補助している根拠を明らかにしました。
     豊北議員は、市民からの新たなバス停設置要望を紹介し、経路再編の考えについてただしたうえで市民ニーズを調査し、再編について考えていく必要性を指摘しました。

    街頭指導強化、サイクルラック設置など放置自転車対策推進を

     放置自転車対策については、昨年8月に古川橋周辺にサイクルラックが設置されたことから、その効果をただしたうえで、大阪府の交付金が削減されたことに伴い前年度に比べ街頭指導人数を減らしたことから、放置自転車の撤去台数の検証状況についてただしました。
     答弁では、サイクルラックを設置した古川橋駅は減少、西三荘駅と門真市駅は微増、大和田駅と萱島駅は減少、門真南駅では土日が多く、増加している状況が明らかとなりました。
     豊北議員は、サイクルラックの設置と駅から遠い駐輪場の料金引き下げ、街頭指導の強化を求めました。
     この他、門真プラザの市営新橋住宅整備の考えと居住者との協議内容についてただし、公共下水道事業では100%整備に向けた考えについてただすとともに未整備地域への浄化槽改修補助の提案、都市開発資金特別会計では、現状と特別会計解消に向けた考えなどについてただしました。

     

    【文教所管】

    教育的効果見えず、地元に混乱をもたらした1中2小による学校統合計画

     学校適正配置推進事業では、昨年8月に四宮小学校の廃校計画が「白紙」となり、附帯事項で、「第4中学校校区と第5中学校校区の再編については、児童数や校区の状況、地元の意見等を考慮した上で、今後再検討する」とされたことから、豊北議員は、1中学校区2小学校の再編の考えをまだもっているのかについてただしました。
     答弁では、「第2京阪道路の開通や学校耐震化の終了等、本市の学校をめぐる状況も大きく変わってきたことから、1中2小の目的や教育的意義を踏まえつつ、具体のありようについて、引き続き研究」としました。
     豊北議員は、1中2小による学校統合計画が、教育的効果も見えず、地元に混乱をもたらしたものであることを厳しく指摘しました。

    2園の幼稚園廃園を強行しながら、「耐震化はこれから」は大問題!

     来年度に北巣本幼稚園と浜町幼稚園を廃園することで、残る南幼稚園と大和田幼稚園の耐震化についての考えをただしました。
     答弁では、「南幼稚園では、施設の建替えを予定しているため耐震化は考えておりません。
    また、大和田幼稚園につきましては、今後耐震診断も含め必要な対応を行う」としました。
     保護者の願いを踏みにじり、公立幼稚園2園の廃園を強行しながら、残る幼稚園の耐震化はこれからという対応に豊北議員は「非常に問題」と厳しく指摘し、一日も早い耐震化を強く求めました。

    第5次総合計画で「全校実施」としていた「放課後子ども教室」は廃止?

     放課後の児童の居場所として位置付けられている「放課後こども教室」の現状についてただし、旧青少年活動センター閉鎖に伴い、今年度は全く実施していないことが明らかとなりました。
     次に、この事業は第5次総合計画において、「5年後に全校で実施する」との目標が示されていることから、今後の考えについてただしました。
     答弁では、「『放課後子ども教室』から、学習習慣の定着、学習意欲の向上を図る『まなび舎Kids』の全校実施に努める」としました。
     放課後の児童の居場所としては、放課後児童クラブが全校で実施されていますが、第5次総合計画を見直し、放課後児童クラブをさらに充実させることが求められます。

    相撲場の稼働率6%
    門真市民プラザは、多くの市民が利用できるように!

     開設後6年が経過する門真市民プラザの稼働率についてただしました。
     答弁では、生涯学習センター33・5%、グラウンド82%体育室84%、柔道場52%、剣道場82%、相撲場6%と、極めて稼働率の低いところがあることが明らかとなりました。
     豊北議員は、運営についての今後の課題についてただし、「市民の要望を取り入れ、多くの市民が利用できるよう」要望しました。

    体育館・生涯学習複合施設は、市民参画の建設、運営を

     新体育館・生涯学習複合施設建設基本構想、基本計画の策定について、策定委員会で十分議論されたのかについてただしました。
     答弁では、7回策定委員会を開催し、委員自ら作成した資料をもとに意見交換するなど十分な議論がなされ策定された、としました。
     また、市民を交えた実施・検討体制の構築の考えについてただし、答弁では、アンケートやパブリックコメントも踏まえた諸室の配置の検討、NPOやボランティア等との連携を管理運営の基本的考えとしているとしました。

    学校給食の安全管理業務委託の人員の拡充を

     学校給食調理業務を民間している小中学校で、栄養教諭が配置されていない学校4校の給食安全衛生管理業務委託について、管理栄養士1人が4項を一週間づつ巡回していることが明らかとなり、様々な項目をチェックしていることから、人員の拡充の考えについてただしました。
     答弁では、「各学校におきましては、食物アレルギーのある児童生徒が増加傾向にあり、適正な人員配置について検討してまいります」としました。 
     このほか、就学援助の拡充、AET派遣事業の問題点のチェック、健康診断事業、食に関する学習実施事業、プレゼンテーションコンテストの海外派遣研修に税金を支出する問題、リファレンスサービスをはじめとした図書館運営事業の状況、市立運動広場の今後の整備方向などについてただしました。

     

    第17回はつらつ運動会

     19日、門真小学校体育館で、門真市に在住の障がいを持つ仲間のみなさんの親睦と、施設交流を深めるということで、第17回門真市障がい者合同運動会が開かれました。
     あいにく天候が悪いため体育館での実施となりましたが、入場行進、聖火点灯、選手宣誓など元気一杯の開会式でした。ラジオ体操、パン食い競争など、仲間のみなさん、ボランティアのみなさんなど参加者全員が楽しく競技されていました。
     当議員団から、井上まり子議員、豊北ゆう子議員が参加、パン食い競争に出場させて頂きました。