[2013.9.20] -[門真民報]
市民税は減少傾向変わらず、地方債は過去最高の85億円
12年度決算状況が明らかに!
12年度の決算状況が公表されましたので、その概要について紹介します。
一般会計は、歳入563億1510万1270円、歳出558億9105万3277円、実質収支で2億5452万8293円の黒字となりました。
国民健康保険事業特別会計は、歳入歳出差引きで32億514万2188円の赤字となっています。
これは、前年度と比べ、約7億5023万1963円の減少で、単年度黒字5023万1963円、累積赤字解消繰入金4億3135万8030円、市条例減免繰入金2億6864万1970円がその内容となっています。
財政力を示す財政力指数は、0・694でした。(1を超えると国からの普通交付税交付金が交付されません)
財政の弾力性を示す、経常収支比率は前年の98・7%から99・7%と上昇し、悪化しています。
収入では、個人市民税が前年に比べ1億2707万5千円増の51億951万6千円、法人市民税は、前年に比べ1億7197万円減の14億5316万7千円で、市民税では約4500万円の減となっていて、減少傾向は変わっていません。
また、借金である地方債は85億7472万3千円で、前年に比べ40億円余増加し、過去最高額となっています。
これは、土地開発公社解散に伴い、債務を市が代弁済する36億6800万円余を「第三セクター等改革推進債」を発行し賄うことが大きな要因です。
12年度決算については、10月9、18、23日に決算特別委員会が開かれ、慎重に審査することとしています。
党議員団からは、豊北ゆう子議員が決算特別委員会委員として、審査に臨みます。
「子ども、女性、コンパクトシティ」 をキーワードに施策推進
第3回定例会で園部市長が挨拶
門真市議会第3回定例会(9月議会)本会議が17日開かれました。
6月の市長選挙後はじめての議会、園部市長は挨拶で、重点施策に加え、「子ども、女性、コンパクトシティ」をキーワードに施策を推進すると述べました。
市民の声に誠実に耳を傾け、施策を進めるのかどうか問われます。
つづいて条例や契約、補正予算等が上程され、各常任委員会に審査が付託されました。
人事案件では、人権擁護委員候補者に土川好子氏、西川和彦氏、邉見豊子氏が全会一致で決定しました。
教育委員会委員の任命については、長澤信之氏が賛成多数で同意されました。
教育委員会委員の長澤信之委員の任命については、市立幼稚園2園の廃園問題はありつつも、来年度からの少人数学級の実施や学校図書館への専任司書の配置など、教育環境の改善が図られていることから、共産党議員団として賛成しました。
この他、平成24年度門真市水道事業余剰金の処分について、平成24年度門真市歳入歳出決算認定について、平成24年度門真市水道事業会計決算認定についての3件は、決算特別委員会に審査が付託されました。
党議員からは豊北ゆう子議員が決算特別委員会委員に選任され審査に臨みます。
図書館の運営のあり方について視察 亀井あつし議員
直 営 伊万里市図書館
指定管理→直営 佐賀市東予賀図書館・小郡市図書館
指定管理 武雄市図書館
11日・12日の両日、亀井あつし議員は、佐賀県内と福岡県内の4市へ、図書館運営のあり方について視察をしました。
図書館は伊万里市民のもの!
だから「市立」から「市民図書館」に
市民の声が生かされた図書館内。上の写真は、こども図書館スペース
佐賀県伊万里市民図書館は、1990年に市民から図書館行政について情報公開を求められる中、新たな図書館建設が始りました。
建設当初から、「伊万里をつくり・市民とともに育つ・市民の図書館」を目標に取り組まれていました。
①自由で公平な情報を 提供し、市民の知的 自由をまもる図書館
②将来の伊万里をつく る子どもたちに夢を そだてていく図書館
③本のある出会いの広 場、文化を育むオア シスとしての図書館
④全ての市民に開かれ た市民のライフスタ イルを高める図書館と、21世紀の心豊かな市民のくらしを目指しています。
1993年から、8回の「図書館講座」を開催し200人の市民が参加する「図書館づくりをすすめる会」の集まりを通して、市民の声が建設・設計に反映。開設後も「図書館フレンズいまり」を結成し、運営に参加しています。
同図書館は、滞在型図書館を目指し、多様な読書ルーム(和室・野外・書斎様式等)が設けられています。
館内の図書企画展示も憲法や原発など時事問題をはじめ様々な工夫がされています。
館長室は、一部ガラス張りで、利用者が自由に出入りし、館長は利用者の声を聞くのが仕事と位置付けられていました。
佐賀市東与賀図書館は市合併で直営に
継続性・安定性・蓄積性が 図書館には重要である
干潟の広がる有明海に臨む東与賀図書館らしい「ラムサール条約」の紹介が
佐賀市東与賀館は、2004年に指定管理者制度が導入(東与賀町当時)、2007年10月に佐賀市と合併し2010年度末に委託先との協定期間が終了することに伴い、直営に戻りました。
直営に戻した理由は、
①図書館は、教育機関 であり、教育は行政 の責任において行う べきものであること。
②図書館では、継続性・ 安定性・蓄積性が重 要であること。
③佐賀市の他の図書館 は全て直営であるた め、直営と指定管理 者制度による2元的 管理を改め、管理体 制の一元化を図る必 要があること。
④図書館は、事業収益 が見込みにくい公共 サービスであること
小郡市図書館では
事業仕分けの結果 指定管理から直営に
小郡市図書館の催事と書籍案内コーナー
福岡県小郡市図書館は、これまでの直営から2005年7月に指定管理者制度への移行を選択しました。
しかし、市の財政当局の事業仕分けの結果、「図書館運営は指定管理者制度はなじまない」として、2009年4月から再び市直営に戻りました。
指定管理制度時と直営運営の両形態を経験した館長は、「直営後、市の政策決定過程に関り、議会や教育委員会で発言が出来るようになった」「図書館法に基づいた、図書館が目指すべき姿、図書館を理解できる人を養成する必要がある」と考えを述べられました。
蔦屋書店が運営する武雄市図書館
来館者数の多さだけが図書館の評価の対象?
館内の撮影は、禁止されている為、外観のみを撮影
佐賀県武雄市図書館は、今年4月に改装し、市直営から指定管理者制度導入。図書館と書店を融合。((武雄市図書館公式ガイド参照)
「書籍販売のポスターはあるが、図書館の展示企画は少ない」、「コーヒーショップも併設され、食器が触れる音や雑談の声など、ざわついた雰囲気はおよそ図書館とかけ離れている」と亀井議員は感想を語っていました。
第55回自衛消防隊研修大会
10日、守口門真防火協会主催の自衛消防隊研修大会が、守口市門真市消防組合消防本部で開かれました。
「水消火器リレー」に参加するみなさん