[2013.8.16] -[門真民報]
介護保険制度の現状 社会保障国民会議で何を変えるつもり?
7日、社会福祉協議会(社保協)北河内ブロック連続講座が開かれ、党議員団から福田英彦議員、豊北ゆう子議員が参加しました。今回は介護保険制度についての学習会が行われ、党議員団の福田英彦議員が講師を務めました。
福田社保協北河内ブロック連続講座議員は、今介護保険制度はどうなっているのか、北河内での現状を示しながら、保険料のしくみや認定者数、利用状況、施設整備など介護の全般について報告しました。
使い勝手の悪いくすのき広域連合解散しかない
門真市は、くすのき広域連合(門真市、守口市、四条畷市)で運営されています。
福田議員は、 くすのき広域連合について、殆んどの市で実施している独自減免を実施しない、地域加算の区分問題(地域によって違うのに3市で合わさないといけない)また、介護度の利用限度額に対しての利用率が大阪府下の66.6%に比べて、くすのきは46.7%と低くなっているのは利用しにくいのではないか、いつでも3市の調整が必要となるので時間がかかり、議会のチェックも入りにくいなど、課題をあげ、運営しにくい利用しにくい、くすのきの解消が求められると強調しました。
自治体キャラバン回答の特徴
また、この間取り組まれている自治体キャラバンの回答の特徴は、①保険料引下げのための一般会計からの繰上げは適切でない。②国庫負担割合引き上げや調整交付金(介護保険財源の5%)別枠で財源確保を国に要望していく。③介護予防生活支援総合事業は実施困難で導入予定はなく国の動向を注視していくなど社保協の調べをもとに報告しました。 福田議員は①については、一般会計から繰り入れたらダメだという法的根拠はないと厚労省が答えている点も指摘しました。
介護保険からしめ出された人どこで看てもらうのか
6日安倍首相に提出された社会保障国民会議の報告書について、介護の分野では、○要支援者を保険給付から外し、市町村の裁量任せにする地域包括推進事業に○「一定以上の所得」の利用者の負担引き上げ○特養からの軽度者しめだし○デイサービスの削減など盛込まれていることを説明しました。
これに対して、参加者からは、「しめ出された人はどこで看てもらえるのか」といった切実な質問が出されました。 介護保険の改悪が実施されないようしっかり学習し、知恵と力を合わせることが重要です。
守口市門真市消防組合管内も熱中症による搬送急増
総務省消防庁は9日、7月に熱中症で救急搬送された人が全国で2万3699人(推定値)に上ったと発表しました。2008年の集計開始以来、7月としては最多となりました。
このうち27人が死亡、644人が重症でした。都道府県別では、東京が2024人、愛知県1992人、埼玉1523人、神奈川1473人、大阪1453人と続きました。
守口市門真市消防組合管内では、今年6月~8月11日現在69件(6月4件、7月43件、8月11日現在22件)となっています。搬送人員65人の内訳は、中等症29人、軽症40人です。