[2013.6.7] -[議会活動]
まず、はじめに市民にとって利用しやすい門真市民プラザ施設の拡充について質問します。
平成19年5月に府立南高校跡地を市民が活用できる施設にして欲しいとの多くの市民要望にこたえて、門真市民プラザとして再生整備し、開設され早7年目となります。門真市唯一の複合施設として、体育館、グラウンド、生涯学習センター、なかよし広場、いきいきネット、図書館分館、教育センターなどと多岐にわたり、幅広い年代の方々が利用されて、開設から2012年度末までの間、延べ109万521人の利用があったとのことです。さらに、今年度2013年度より市民公益活動支援センター、青少年活動センターが移転となりました。また2014年度児童発達支援センターの開設となり、今以上に利用者が増えることは明らかです。そこで駐車場・駐輪場についてですが、これまでも少なくない市民の皆様から駐車場・駐輪場を増やしてほしい等の要望があったものと考えますが、どんな要望・指摘等を聞いておられるのか、それについてどう考えておられるのか、お伺いいたします。
次に、利用しやすい駐車場・駐輪場の配置についてです。
市民プラザ図書館を利用されている70歳を超えられた市民の方から、駐輪場について正面が一杯の時、遠くになるので歩くのが困難な時があるとの声を聞いています。幅広い年代の方々が活用されている門真市唯一の複合施設として、高齢者や障がいのある方、子供連れの方に配慮した駐車場・駐輪場の配置についてどう考えておられるのか、お伺います。
次に、門真市民プラザ周辺には食堂やコンビニが無く、市民プラザを利用されている方から軽食堂でもいいのであったら良いのに、喫茶が欲しいとの要望を聞いています。門真市関連施設の軽食・喫茶等の設置状況ですが、以前、門真市保健福祉センター内に障がいのある方が働く軽食・喫茶がありましたが、今はありません。市民の方から利用していたのに残して欲しかったとの声をお聞きしています。現在、門真市市民文化会館ルミエールホールには軽食・喫茶がありますが、会館利用の際、何度か食堂を利用したという市民の方の声を聞いています。近隣市では守口市保健センター、寝屋川市民会館・保健福祉センターなど軽食・喫茶があり、モーニングサービスも提供しているところもあります。
先ほども申しましたが、幅広い年代の方々が活用されている門真市唯一の複合施設として、誇れる施設でありながら軽食・喫茶がありません。これから利用者が増える見込となっています。障がい者雇用も視野に入れた設置を提案いたしますが、軽食・喫茶の設置について、市の考え伺います。
【生涯学習部長の答弁】
利用しやすい門真市民プラザ施設の拡充についてであります。
駐車場につきましては、市民プラザ内に約100台分確保しておりますが、主に休日などイベントが重なる日における混雑についてご指摘をいただいており、これに対しまして、旧市立運動広場の駐車場を臨時駐車場に活用しておりますが、団体等で利用される場合など、できる限り乗り合い等でのご協力をお願いしているところでございます。
駐輪場につきましては、市民プラザ内に約370台分確保しておりますが、入り口付近に少ない等のご意見もいただいております。
また、高齢者、障がいのある方、子ども連れの方に配慮した駐車場の配置につきましては、現在、障がいのある方のために2台の駐車スペースを確保しておりますが、駐輪場については、そのような方が来館された場合は、指定管理者に対して配慮を行うよう指導しております。
軽食・喫茶スペースの設置につきましては、これまで議会等での要望もあり、生涯学習活動の活性化に非常に有効であると認識しておりますことから、市立門真市民プラザの指定管理者とすでに協議を進めているところでございますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。
子ども医療費助成制度の拡充について質問します。
子育て世帯の期待にこたえて、門真市は新年度予算に子ども医療費について、入・通院で小学校3年生までが対象だった医療費助成制度が、10月から入院費のみですが、小学校卒業まで拡充されましたことは評価しますが、小学校卒業の入院の助成については今年度、府内43市町村中13自治体。さらに中学校卒業までに付いては拡充が進み22自治体となります。近隣市の寝屋川市では所得制限なしで入通院とも、小学校卒業まで助成されています。門真市の今回の拡充は遅きに失した感があるといわざるを得ません。
園部市長は「市民の皆様の『幸福度』を高め、『住んでみたい町門真』といわれるよう、覚悟をもって新たな50年をスタートいたします」と念頭のあいさつを述べられました。
しかし、「幸福度」を高めるどころか、子どもの7人に1人が年収200万円以下の貧困家庭で暮らしています。門真市においても例外ではなく、日々暮らすことが大変な保護者が多いことが容易に推測されます。しかし子ども医療費助成制度拡充について、新年度予算はわずか400万円足らずです。市として思い切った子育て支援策が必要ではないでしょうか。子育てするなら門真を目指し、最優先の拡充が必要ですが、子ども医療費助成制度の入院費、通院費ともに中学校卒業までの引き上げについて答弁を求めます。
【健康福祉部長の答弁】
子ども医療費助成制度の拡充についてであります。
本制度は、本市における全子育て世帯に対する経済的負担の軽減等を図る観点から、所得制限なしで、これまで段階的に拡充を図ってきたもので、昨年7月には入通院ともに小学校3年生までに、また本年10月からは、入院のみを小学校6年生までに対象年齢を拡大するものであります。
平成25年4月現在の府内各市町村の状況につきましては、入院にかかる対象年齢を中学校卒業年度末までとしている市町は21例あるものの、通院にかかる対象年齢は未だ就学前となっている市町も25例あり、加えて、対象年齢を拡大されても、所得制限を設けたままの市町も見受けられます。
また、入通院ともに対象年齢を中学校卒業年度末までとしている市町村は3市5町村となっておりますが、1市は一部、1町は全対象者に所得制限が設けられております。
したがいまして、今後も国・府及び府内各市町村の動向を勘案しつつ、本市の財政状況等を踏まえながら、制度の拡充について引き続き検討をしてまいりたいと考えております。
【再質問】
子ども医療費助成制度の拡充について、再質問します。
園部市長は行革計画を上回る効果が出たとし、莫大な予算がかかる「まちの開発」に力をいれていますが、それだけでは子育て世代を門真に引き寄せることはできません。「まち」が開発されても、子育て世帯が定住したいまちになるとは思えません。まちの発展には子育て施策の拡充が不可欠です。子育て支援策に、ついて市の見解を伺います。
答弁では「通院にかかる対象年齢は未だ就学前となっている市町は25例ある」とし、「国・府、府内各市町村の動向を勘案」と述べていますが、吹田市では、3月市議会で「子育て支援として喫緊の課題と認識している。検討する」と答弁し、対象を現行の、通院は就学前、入院は小学生6年生までを、9月から一挙に通院、入院について中学生3年生まで大幅に拡大する事を決定されました。
吹田市のように、門真市は子育て支援策の一環として、子ども医療費助成制度の入院費、通院費ともに中学校卒業までの引き上げが急務と考えますが誠実な答弁を求めます。
【再質問に対する健康福祉部長の答弁】
子ども医療費助成制度の拡充についての再質問について、ご答弁申し上げます。
本市における定住人口を増やし、持続可能なまちづくりを進めるためには、子育て支援施策はもとより、教育施策の推進、定住性のある魅力的なまちづくり、さらには産業の活性化による雇用創出など、さまざまな施策を相互に絡み合わせることで、相乗効果により市民全体の豊かさを生み出す、すなわち幸福度の向上が、若年層や子育て世帯の定住意識を高めていくものと考えております。
したがいまして、先ほどご答弁申し上げましたとおり、こども医療費助成制度の拡充につきましては、今後も国・府及び府内各市町村の動向を勘案しつつ、本市の財政状況等を踏まえながら、引き続き検討をしてまいりたいと考えております。