[2013.4.12] -[門真民報]
二人の市長選出馬予定者に「資格」あるのか?
「迂回寄付」で所得税を還付!
園部市長が代表者を務める「自民党大阪府門真第一支部」に、門真市議会議員の佐藤親太氏が2010年までの6年間に、総額3700万円を寄付する一方で、その全額がこの自民党支部から佐藤氏の資金管理団体である「佐藤親太後援会」への寄付として「還流」されていたことが、8日の新聞報道で明らかとなりました。
佐藤氏はこの寄付によって、確定申告で他の控除も含め年間60~80万円の所得税控除を受け、税の還付を受けていました。
新聞社の取材に対し、「節税のつもりだった」と説明し、市役所内での会見でも「節税につながるという認識があった」と述べました。
この問題は市議会としても見過ごせない問題であるとともに、自民党支部の代表者を務めている園部市長に問題はなかったのかについても厳しく問われなければなりません。
維新府議も「迂回寄付」で所得税の還付!
そしてこの「迂回寄付」は、佐藤氏だけではありませんでした。
その後の一般紙やテレビの報道で、門真市選出の大阪維新の会の宮本一孝府議も自民党府議だった2008年から10年に、自らが代表を務めていた「自民党大阪府門真第二支部」に総額約790万円を寄付し、全額を上回る額がこの支部から宮本氏の資金管理団体である「宮本一孝後援会」に寄付という形で「還流」されていたことが明らかとなりました。
宮本氏は取材に対し、「法律の範囲内の節税で不正の認識はない。当時、党内で共有していたやり方」と説明したと報道されており、まさに自民党の体質と言わなければなりません。
偶然にも、6月の門真市長選挙に出馬を表明している園部市長と宮本府議が代表を務めていた自民党支部に対する寄付をめぐって起きた「迂回寄付」問題であり、両氏に市長としての「資格」があるのか、厳しく問わなければなりません。
党議員団は、この「迂回寄付」問題の推移を注視し、今後対応していくとともに、「このような問題といっさい無縁な市長を」との市民のみなさんの願いに応えるよう力を尽くします。
安倍政権の2 %物価目標で、家計負担増9万円
消費税の増税で、さらに家計は苦しく
安倍政権が掲げる「大胆な金融緩和」で仮に「2%の物価目標」が実現した場合、家計には毎年9万円の負担増がのしかかることが赤旗しんぶんの試算でわかりました。
平均的な勤労者世帯(世帯人員3・42人、年間収入685万円)の消費支出は12年の家計調査によれば376万6485円で、物価上昇率が2%になったときの負担増は単純計算で7万5330円です。
しかし、消費者物価指数は、実際に価格が下がってない場合でも、商品の「性能の向上」がある場合「価格が下落」したとして、指数に反映させています。
品目ごとの物価上昇率が異なることを考慮して全品目の支出増を計算すると、家計負担は合計で8万9699円の増額となります。内訳は、食料品費が1万7756円、交通・通信費1万7535円、光熱・水道費1万5668円などです。 この負担増はあくまで「物価上昇」分だけです。安倍政権は消費税の税率を14年4月に8%、15年10月には10%への引き上げを狙っています。この増税分がさらに消費支出に上乗せされることになります。
子どもと教育を語り合う懇談会―山下よしき参議院議員・党書記局長代行が語る
6日、日本共産党大阪府委員会は「いじめ」・「体罰」をなくすために、子どもと教育を語り合う懇談会を社会福祉会館で開き、荒天の中、教育関係者、保護者等が集い、党議員団から豊北ゆう子議員が参加しました。 日本共産党は、「いじめのない学校と社会を」の提案を昨年11月に発表しました。
深刻ないじめ問題がなぜ続くのか
主催者である、党「いじめ問題対策チーム」の責任者を務める山下よしき参議院議員党書記局長代行は、今回の提案を出した経緯について「大津市のいじめ自殺事件が報道されて以来、なぜ深刻な事件が大津だけでなく続くのか?子どもの命を守るにはどうしたらいいのか?政党として、何らかの提案をすべき時だと考え、色々調査をしこの提案を出した」と話されました。
いじめは人権侵害であり暴力
つづいて、いじめはいかなる形を取ろうとも、人権侵害であり暴力であると強調し、その上で、どう立ち向かうのか、社会として取り組む大切な柱として、挙げている2点について説明しました。
第1に、子どもたちのかけがえのない命を守り抜くこと、第2に、なぜいじめがここまで深刻になったのかを考え、その要因を無くしていくことが大切だとし、子どもたちに過度のストレスを与えている競争と管理の教育と社会を変えるための提案の中身を紹介しました。
参加者から、教師の多忙化問題、子どもが受けた体罰と学校の対応、子どもや保護者に解決の力がある、など、熱い発言が相次ぎました。
たつみコータロー府くらし・雇用対策委員長は、挨拶の中で、格差や貧困の広がり、過度の競争、競争教育、また、35人学級を阻んでいるこれらの政治的課題にメスを入れて、いじめや体罰をなくすため、教育現場の環境整備に政治の分野で全力を尽くしたいと述べました。
第二京阪高架下北公園オープニングセレモニー
7日、北巣本町の第2京阪高架下において、「第2京阪高架下北公園」オープニングセレモニーが開かれ、多くの自治会の方々、子どもたちが参加し、園部市長、都市建設部担当者、豊北ゆう子議員も出席しました。
オープニングセレモニーは青山、北巣本の両自治会長の挨拶後、園部市長が祝辞を述べました。また、元自治会長の安井氏が、第2京阪道路が作られるまでのこれまでの経過にも触れ、この場所は農地だった、かつてはここに住んでいた話などの思いも込め、公園として使えるようになったことをうれしく思うと話しました。リコーダーや二胡の演奏、北巣本小学校の子どもたちによる「よさこいソーラン」も披露されました。
安全安心な公園になるよう、今後も見守っていきたいと思います。
雨の中、スプリングカーニバル開かれる
7日、荒天の中、中止も予想されていましたが、雨が降ったり止んだりする中、予定通り「弁天池スプリングカーニバル」が開かれ、朝早くから市民・関係者が集まりました。
式典では、清水弁天池公園スプリングカーニバル実行委員長が、市民に親しまれる公園として、これからも頑張っていきたいと挨拶、園部市長、鳥谷議長が祝辞を述べました。党議員団から福田英彦議員豊北ゆう子議員が出席しました。
弁天池公園は指定管理になり3年目、その管理がきちんと実施されているのか今後もチェックが必要です。