[2013.3.8] -[門真民報]
第一回定例市議会(3月議会)開催 園部市長が施政方針説明 市民要求実現に向けて頑張ります
門真市議会第1回定例会が2月26日開かれ、園部市長の市政運営の考え方を明らかにする施政方針説明がおこなわれました。
これに続いて、門真市立こども発達支援センター条例の制定などの条例、新年度一般会計予算案(総額531億1400万円)、特別会計予算案などの提案合計26件の説明が行われました。
議員提出議案の「門真市議会政務調査費の交付に関する条例の一部改正」については、全会一致で即決しました。
250億円の行革効果誇るが法令や維持管理のチェック出来ず
園部市長は、施政方針の「はじめに」の中で、7年間の市長在任期間中に取り組んできたことについて、「徹底した『内なる改革』として、事務事業の統合・合理化を断行」「少人数行政によるスリムで効率的な機構の確立と同時に、縦割り行政から脱却」「250億円を越える行革効果」などとしました。
しかし、職員の大幅削減、民間委託を推進、環境センターの焼却炉業務などの包括委託や弁天池公園などの指定管理者制度において、法令遵守やずさんな維持管理に対し、十分なチェックが出来ていません。
「幸福度の向上」 どんな施策?
また、今回は「幸福度の向上」を強調し、「25年度、特に重要と考えているキーワードは、『子ども』と『女性』そして『コンパクシティー』」と述べました。
具体的にどんな施策のことか、質疑を通じて明らかしなければなりません。
党議員団が求めてきた数々の施策実現
今回の施政方針では、学校図書館への司書の配置、少人数学級編成を推進する為の、市独自の「35人学級事業」実施に向けての制度設計。また、入院のみですが小学校6年生まで所得制限無しの「子ども医療助成事業」の実施。浸水対策として、大阪府に要望してきた府道八尾枚方線地下の流域下水道増補幹線の暫定共用の実現などが示されました。
日本共産党市会議員団が、粘り強く求めてきた施策が数多く盛込まれていました。
園部市長が出馬表明 問われる「大阪都構想」への態度
園部市長は、3期目の市長選挙出馬を表明する中で、先に立候補を表明した「維新の会」府議を意識した内容の考えを示しました。
例えば、「強烈なリーダーシップを発揮する政治家の下で、その親衛隊的な振る舞いで、自らの意思を持たない一群の、『チルドレン』などと称する政治家が台頭、この現象については、日本の政治の劣化を感じる。」と述べました。
また、都構想について、「東京都と違い地方交付税の交付団体であり、財政状況も悪く、都となっても財源の調整機能が可能なのか等の疑問が多々あります」「劇場型を駆使したポピュリズムに流され、『現状は問題なので、何か変えてくれれば良い」という空気感は危険」と、「維新の会」と正面対決の姿勢を示していますが、「大阪都構想」に対してどんな市政を取るのか態度が問われています。
日の丸・君が代に関する申し入れ 子どもたちが主役の卒業式・入学式に・・・
党議員団は、2月28日、三宅奎介教育長に「小中学校の卒業式・入学式における『日の丸』・『君が代』に関する申し入れ」を行い、懇談しました。
1999年に「日の丸・君が代」を国旗・国歌とする法律が成立して以降、「強制しない」という国会での約束にも反し、小中学校での強制がおこなわれています。
子どもたちが主役となる卒業式・入学式にと以下のことを申し入れました。
1、教育委員会として憲法を遵守し学校に日の丸・君が代の斉唱を強制しないこと
2、式次第にあっては、学校の自主性を尊重すること
3、児童・生徒・保護者に「起立することも歌うことも自由」であることの説明を行うよう各学校長に指導すること
4、教職員に対し、「起立・斉唱する」よう職務命令を行わないこと5、「日の丸」「君が代」について、いっさい調査はやめること
算数の公開授業、発表者とのやり取りで理解を深める20人学級ならではの授業
古川橋小学校で門真市教育フォーラム開かれる
門真市教育フォーラムが2月26日、古川橋小学校体育館で開かれ、亀井あつし議員、福田英彦議員、豊北ゆう子議員が出席しました。 まず、古川橋小学校6年2組の公開授業、算数の「速さの学習」で、①25mを2.5秒で泳ぐアオウミガメ②時速39kmで走るアフリカゾウ③100mを9・58秒で走るウサイン・ボルト選手が競争します。「速い順に並べましょう」という問題が出されました。解決に向けた見通しを出し合い、100mにそろえて時間を比べる、秒速で比べるなど、自ら解決した方法を発表します。理解を深める発表者とのやり取りが特徴で、20人学級ならではの授業形態でした。
次に門真市学力向上対策委員よるパネルディスカッション。学力向上対策委員会の「提言」の理解を深めてもらうことが中心でしたが、フロアー発言では学校の状況や学校現場の先生の想いが伝わってきました。「提言」を受けての具体化として、35人学級の制度設計、学校図書館司書のモデル配置などが新年度の予算案に計上されています。
さいごに、学力向上対策委員会委員長の大阪教育大学教授の森田英嗣氏が「これからの門真の教育に期待すること」と題しドラッカーの言葉を引いた記念講演がありました。
門真市キッズカーニバル 寒風の中、かけっこ教室など
3日、第1回門真市キッズカーニバルが門真市民プラザで開かれ、党議員団から福田英彦議員、豊北ゆう子議員が出席しました。
体育館で行われた開会式のオープニングでは、門真第7中学校のギター・マンドリン部の演奏、放課後児童クラブの子どもたちによる踊りやダンスが披露されました。
市民プラザの各部屋を使って昔懐かしい遊びや手作りおもちゃコーナー、また育児真っ最中の親子が楽しむなかよしひろばも賑わっていました。
寒風が吹く中、オリンピックメダリストの朝原宣治さんらによるかっけこ教室も開かれました。今後、さらに子育て安心の門真が求められます。
信号機設置に市民から歓迎の声が
市民のみなさんから、要望されていた信号機が設置され「これで安心」と歓迎の声が寄せられています。
京阪大和田駅西側ガード下(市道常称寺藤田線)に設置された信号機は、これまでから「新日本婦人の会」門真支部の方や、日本共産党門真市会議員団が粘り強く要望してきました。
市道岸和田守口線に設置されたボタン式信号機は、地域の自治会の方から党議員団に相談されていたものです
行政の責任が問われる 大阪「防災まちづくり」報告集会
2日、大阪グリーン会館で「防災まちづくり研究会『提言』報告集会が開催され、亀井あつし議員が参加しました。
研究会代表の中山徹奈良女子大学教授より、「大阪における防災まちづくりの課題と対策」について基調講演、「5つの(大阪の)地域的特徴からみた被害対策」(液状化問題対策、地下街や高層ビルにおける対策、木造密集地域対策など)、「住民の身近な行政分野からの防災対策」(公立保育所、公衆衛生、医療、水道)、「防災対策と国の出先機関の役割」、「今後の防災まちづくりをどうすすめるのか」について、各分野のみなさんから報告がありました.