[2013.2.22] -[門真民報]
デフレ不況打開のカギは労働者の賃上げ、大企業は社会的責任果たせ!
山下よしき参議院議員・党書記局長代行が国会報告
日本共産党大阪府委員会と党国会議員団大阪事務所主催の「国会報告と要求懇談会」が16日、大阪市内で開かれ、亀井あつし議員、福田英彦議員が参加しました。
まず、山下よしき参議院議員・党書記局長代行が国会報告。
笠井亮衆議院議員が予算委員会の質疑で、安倍首相に「労働者の賃上げが必要だ」と迫り、「経営者に、収益が上がれば賃上げを要請する、という形で協力していただきたい」と答弁し、財界三団体に要請したと紹介。「国会では、最初に自公政権を動かしたのは日本共産党だなとなっています」と述べました。
14日に発表した「働くみなさんへのアピール」にふれ、大企業がため込んだ内部留保を活用して賃上げをはかり、雇用を安定させることで、デフレ不況打開のカギになると強調。「日本経済を成長させるうえでも企業は賃上げの社会的責任を果たしていくべきです。政府にも経済界に賃上げを要請せよと求めていきます」と語りました。
大阪府議団、大阪市議団からは橋下・維新の大阪都構想が強行されようとしているリアルな現状について報告があり、府民の暮らし踏みにじる維新との闘いの重要性を実感するものでした。
この他、大阪労連や農民組合府連合はじめ府下の様々な団体からの発言がありました。
たつみコータロー参院大阪選挙区予定候補、清水忠史府副委員長もあいさつを行いました。
大阪都に向けた地ならしは済み、具体化へ!
党府議団が「府議会懇談会」
日本共産党大阪府議会議員団主催の「府議会懇談会」が大阪府庁内の委員会室で開かれ、福田英彦議員が出席しました。
懇談会では、まず堀田文一議員(政調会長)が予算の特長について報告。
新年度一般会計予算の総額は約2兆9千億円と「緊縮」となっているが、国の緊急経済対策に伴う補正予算を含めると前年並みであること、税収は前年度比で少し増を見込んでいるものの、この間落ち込んだままであること、府債(借金)発行額も府債残高も増え続けていること、人件費は給与カットや定数削減、定年退職者の急増などで大幅減少していること、大阪府市統合本部の運営経費など新規予算の特徴などについても報告されました。
報告の後、府職労や医労連、保険医協会はじめ大阪府下の団体等からの質疑や要望が出されました。
宮原たけし議員(議員団長)は、質疑に答えるとともに、現在大阪府は、府民サービス切捨ての行革など、大阪都に向けた地ならしは済み、具体化の段階であること、国の大型補正予算に関わっては、安倍内閣の参議院選挙と消費税増税のためのものであることを厳しく指摘しました。
少人数学級の実現、党派を超えて
第33回河北市議会議員合同研修会
8日、第33回河北市議会議員合同研修会が、サーティホール(大東市立総合文化センター)で開かれ、亀井あつし議員、福田英彦議員、豊北ゆう子議員が出席しました。
教育評論家の親野智可等(おやのちから)氏が、自身の23年間の公立小学校での教員経験を語りながら、「子どもの人間力を伸ばすには?学校・家庭・地域で大人ができること」という演題で講演されました。
「~しないとだめ」「~したらだめ」といった否定語表現は日本語の特質で、子どもでも大人でも自分が否定されたと思い、自分に自信がもてなくなる。
子どもは、安らぎの中ではじめて「この家に居ていいんだ」「やれそうな気がする」「がんばれそうな気がする」と子どもの自己肯定感を育てることの大切さを語り、とにかくほめてあげること、共感してあげることと強調しました。 いじめの問題をとりあげ、今の大人たち教師も多忙で、子どもの変化に気付いてあげられない状況だ。
学校では、1学級の人数が多すぎることが根本原因。少人数がいい!教育にはお金がかかるんです!主義主張を超えて、子どもたちにとって良い教育を! 子育て予算を増やすため共闘してほしいと結びました。 日本共産党も力を合わせてがんばります。
市民が利用しやすい、いいものを
新体育館・生涯学習複合施設建設基本構想・基本計画策定委員会
18日、第7回新体育館・生涯学習複合施設建設基本構想・基本計画策定委員会が文化会館第3会議室で開かれました。
今回は、新体育館と生涯学習複合施設のそれぞれの計画案の中身について、前回の委員会で修正のあった部分の確認がされました。
パブリックコメントの結果
次に、1月17日~2月7日まで募集したパブリックコメントの結果についての報告がありました。
子どもから高齢者まで7名のコメントがあり、基本計画全体に対してやバレーボールのコートの数や、柔道の畳の材質の希望や、かるた会からは広々とした和室がほしい等が出されていました。
これらの要望に対しては、本計画策定後の建設設計の段階で既存の各施設における整備状況や稼働率を踏まえ本施設全体のバランスを勘案して検討する等市の考え方が示され、いずれも計画案へ新たに盛込むべき内容はないとのことでした。
今回の委員会で、託されていた検討課題についてはすべて終わり、3月に開かれる教育委員会に上程され今回の計画が決定されます。 最後に、それぞれの委員から感想や思いが述べられました。
市内見学をして施設の実態がわかった。いいものが出来たらと思う。少しずつ基本構想が見えてきた。数年後に実現し、市民の笑顔を想像するとうれしい。施設ができても、中身がよくなければただの箱になるので、これからも手伝っていきたい。駐車場の問題を心配している、東部、南部、北部から来るのは不便などの意見が出されました。委員長からは時間をかけたいところはたくさんあったが、検討してきたことが、この通りできるよう担当者にがんばっていただきたいと言う内容が述べられました。