[2013.2.15] -[門真民報]
門真市を健康で豊かな食育の都市に!
深刻な実態浮き彫りになる「門真市健康増進計画・食育推進計画素案」
先日、発表された「門真市健康増進計画・食育推進計画(素案)」について紹介します。
国・府の上位計画に対応した6章で構成
計画素案は、「健康増進法」第8条に基づく市町村健康増進計画、「食育基本法」第18条に基づく市町村食育推進計画として位置付けられる計画であり、国、府の計画に対応した計画となっています。
また、「門真市第5次総合計画」を上位計画とし、本市の健康づくりや食育に関する施策・事業を進めるための計画で、関連計画などとの整合性を図っています。
計画素案は、①計画の策定にあたって(計画の背景・趣旨・位置づけ・期間・策定の進め方・構成)、②門真市の健康・食育に関する現状と課題、③計画の基本理念・基本方針、④健康増進計画、⑤食育推進計画、⑥計画の検証・評価、以上6章とと資料編で構成されています。
寿命はじめ各指標が全国・大阪を下回る
「第2章 門真市の健康・食育に関する現状と課題」の平均寿命などの地域特性、身体活動や食生活の現状と課題の記述に示されている内容は、今後の門真市のあり方を暗示するものです。
日本共産党は、計画素案の内容を踏まえ、「市民にあたたかい、健康都市門真」をめざしてみなさんと一緒に頑張るものです。
第2章の門真市の健康・食育に関する 現状と課題の一部抜粋要約
◎平均寿命、健康的に生活できる期間を示す健康寿命 ともに、全国や大阪府より低い。
◎壮年期の死亡率が全国や大阪府より低い。
◎男女とも糖尿病や脳血管疾患の死亡率が高い。
◎1回30分以上の運動を週2日以上実施し、1年以上 継続している人の割合は、すべての年齢層で全国平 均を下回っており、特に男性20~30才代や女性30 才代では全国平均の半分以下。
◎小中学生で不規則な生活習慣に起因する朝食欠 食がある(欠食率は全国平均を3倍程度上回ってい る。
◎朝食、夕食を一人で食べる小中学生が全国平均を上 回る。
◎喫煙経験のある小学生は5.0%、中学生は9,3%、 習慣的(月に10日以上喫煙)に喫煙している中学 生は1.7%)
◎子育て世代で喫煙率が高く、特に女性30~50才代 は全国平均を上回る。
門真市は、「門真市健康増進計画・食育推進計画(素案)」について2月21日まで、パブリックコメントを実施しています。皆さんもご意見をお寄せください。
東海豪雨後の「まちづくり」 愛知県清須市へ亀井あつし議員
6日、亀井あつし議員は、12年前9月の東海豪雨によって甚大な被害を受けた愛知県清須市へ水害復旧・対策について視察をしました。(亀井議員は、東海豪雨後、当地で救援活動に参加しました。)
行政機能が 数日間マヒ状態に
同市の旧西枇杷島町地域を襲った豪雨で、60%以上の世帯が床上浸水。庁舎など公共施設の電源が水没し、59時間後に電気・電話の仮復旧、水道は67時間後仮復旧。各家庭の電気復旧は84時間後。災害ゴミの分別処理に1年以上要したそうです
参考になった 「逃げどきマップ」
東海豪雨の教訓から、市民が豪雨に際していち早く判断ができることを目的に、市内を流れる3河川別に想定した水害対応ガイドブック「気づきマップ・浸水深マップ・逃げどきマップ」を作成し各家庭に配っています。
市民への情報伝達手段は、防災無線、電話による音声自動サービス、エリアメール、テレビの文字放送などが活用されています。
公共施設の電源が水没した経験から、非常電源は階上に、排水ポンプ場電源室入口は止水扉を設置しています
自主避難出来ない災害弱者支援が課題
災害発生後、2年間、ボランティア活動に参加した被害者自立支援チームの山田辰義氏は、被災者の自立支援をどう促すか、公的支援の充実が必要である点を強調されました。
また、自主防災組織は重要ではあるが、どこまでの責任を持てるのか、災害弱者支援はやはり行政が責任をもって対応すべきと訴えられました。
他にも、役場や警察など行政機能がマヒした東海豪雨時の様子、400年間に36回も水害に見舞われた歴史なども詳しく説明していただきました。