• HOME
  • 門真民報
  • 議会活動
  • 政策・提言
  • 新着情報
  • お知らせ
  • こんにちは。門真市会議員団です。

    No.1951(2012年12月9日号)

    [2012.12.7] -[門真民報]

    市民サービス後退の行革や開発でなく、「住みよい門真」実現を    「つくる会」が市政を考える集い

     市民こそ主人公の住みよい門真市政をつくる会(略称「つくる会」)主催の「市政を考える集い」が11月30日、ルミエール・研修室で開かれ、福田英彦、豊北ゆう子議員が参加しました。

    09市長選挙要求が市民運動で前進

     集いでは、「この間の市政の動きと問題点について」をテーマに「つくる会」事務局の福田英彦議員が報告を行いました。
     まず、09年の市長選挙で①10階建て2万㎡の庁舎建て替えの見直し②小学校統廃合計画(3校)の見直し③小学校ごとのタウンミーティング④子ども医療費助成を小学校就学前まで拡充⑤国保料・介護保険料の軽減について、市民の運動などで、庁舎建て替えを第5次総合計画に盛り込ませず、旧第6中学校を耐震補強し活用することとなったこと、「存続を求める会」の4841人の要望で、四宮小学校の廃校計画が白紙となったこと、子ども医療費助成制度が小学校3年生まで拡充されたことなどについて紹介しました。

    ゲリラ豪雨による浸水被害で問われた市長のリーダーシップ

     また、約3年半の園部市政2期目を振り返り、「乾いたタオルを絞る思いで行革をする」として実施した事業仕分け、8月14日のゲリラ豪雨による市全域での浸水被害が発生したにもかかわらず、19日まで市役所に登庁せず夏休みを取っていたことなど、市長としてのリーダーシップが厳しく問われていると問題提起しました。

    行革・まちづくりなど、見えてきた市政の問題点

    また、現市政が①土地の売り払いや公共施設配置の考えを市民に相談なく決めたこと、②さらなる業務委託の推進で市民サービスが後退していること、③維新の会の自治体をモデルに職員評価でさらに市民サービス後退が危惧されること、④「財政健全化」を口実に国保料滞納者へは学資保険に至るまで差し押さえを行っていること、⑤「財政危機は脱した」と超概算で総額518億円ものまちづくりの投資の青写真があることなど、見えてくる市政の問題点について報告し、「住みよい門真」実現のための問題提起を行いました。
     次に、大阪市をよくする会事務局長で元大阪市役所労働組合委員長の成瀬明彦氏が「大阪市にみる橋下・維新の会の『改革』とは、今、その狙いと本質にせまる」と題し講演がありました(概要別記)。
     最後に門真民主商工会、門真市職労、門真教組、門真守口生健会の代表の方から現状と市政の問題点、市政への思いなど発言がありました。

    橋下・維新の改革は、市役所解体、財界が儲かる大規模開発推進!

      大阪市をよくする会事務局次長・成瀬明彦氏が講演

     成瀬氏は、橋下・維新の会が、基本的人権を侵す職員への思想調査の実施、労働組合を敵視   し、公務員と民間、正規雇用と非正規雇用、公立高校と私立高校など、弱者同士を際限なく戦わせる一方で、地下鉄の売り払い、リニアモーターカー、カジノなど、赤字は市が肩代わりし、儲かる部門は民間に安く払い下げ、大規模公共事業を進めていく狙いがあることを鋭く指摘しました。
     そして市民には394億円の市民生活削減の「市民改革プラン」を押し付け、無料敬老パスの有料化、市音楽団の廃止、男女共同参画センター(5館)は1館を残して廃止など、市民の大きな怒りが広がっているとしました。
     また、成瀬氏は「維新八策」にも触れ、福祉破壊地方交付税廃止で地方崩壊、TPPもオスプレイもアメリカ追随、物言わぬ公務員づくりなど、「橋下・維新」の危険性を告発しました。
     こうしたなかで、住吉市民病院の廃止問題では住民が猛反発、町会が4万以上の陳情署名が集められ、住之江区医師会も反対し、大きな運動となっていること、学童保育事業補助金廃止は、僅か2ヶ月で34万筆の署名を集め、全面撤回させたことが紹介されました。
     さいごに府民の良識を示し、地域から運動を起こすことの重要性について訴えました。

     

     国・府への治水対策は超党派で  東部治水対策促進議会協議会 亀井あつし議員

    11月19日、大阪市内で東部治水対策促進議会協議会第2回総会が開催され、党議員団より亀井あつし議員が出席しました。
     総会では、国と大阪府に対して治水対策事業促進の要望書の確認が行われました。特に、大阪府に対しての要望で、先の8月のゲリラ豪雨被害を踏まえ、増補幹線の整備に当たり緊急性を考慮し特段の措置を講じることを求めました。

    今年8月に発生したゲリラ豪雨について府より説明

     総会後、大阪府都市整備局の治水に関係する担当課との懇談会も合わせておこなわれました。府の河川整備課より寝屋川流域の地下河川や貯留施設の整備状況などについて説明がありました。河川室ダム砂防課より、昨年の府内の土砂災害の発生状況生駒山系の危険箇所や今後の整備計画などについて説明がありました。
     下水道室事業課より、府下の流域下水道の整備状況について、寝屋川流域下水道事業の進捗状況と主要工事の内容・整備方針について説明がありました。
     また、完成している大東門真増補幹線は、第2京阪道路に沿って建設中の地下河川と接続するまで供用開始をしない予定であったが、今年8月に発生したゲリラ豪雨を踏まえ、来年度中に使用できるようにすると説明がありました。

    大東門真増補幹線 来年の梅雨までに供用開始したい

    大東門真増補幹線の供用開始時期について、門真選出委員を代表し吉水丈晴議員が「来年のいつ頃になるか」と質問しました。それに対して府下水道室事業課は、「来年の梅雨時期までには供用開始出来るようにしたいと考えている」と答えました。

    治水事業促進全国大会に出席

     11月30日、東京都内で開催され、亀井あつし議員が出席しました。
     大会の中で、和歌山市長が「豪雨災害と和歌山」をテーマに、昨年の台風12号と今年6月に発生した大雨による被害と対策。鹿児島県湧水町長が「水害に強いまちづくり」をテーマに住民と積年の願いであった可動堰着工について意見発表をしました。