[2012.9.21] -[門真民報]
9月定例市議会開かれる
災害見舞金の金額を増す議案などが上程される
9月議会(第3回定例会)が13日、開会しました。(会期は25日まで)
本会議では、報告案件1、契約案件2、条例案件3、補正予算3、人事案件3、決算認定2、他1件の計15件が付託されました。
追加議案として、災害見舞金の金額を改正する議案が提案されました。
人事案件では、教育委員会委員桜井智恵子氏、人権擁護委員候補者の阪上周一郎氏については全会一致で同意されました。
教育委員会委員の磯和均氏については、四宮小学校の統合(廃校)を含む適正配置事業実施方針、来年4月の北巣本・浜町幼稚園の4歳児の募集停止の決定に関わったことから、党議員団として再任に同意できないと反対の態度をとりました。
市民活動・暮らし・福祉について所管質問
民生常任委員会に亀井あつし議員出席
14日、民生常任委員会が開催され所管に係る補正予算の審議が行われ亀井あつし議員が出席しました。
亀井議員は、補正予算の審議の中で、生活保護受給者の生活自立支援事業について、本人に判断能力がなくなった場合のサポートすることについて質問しました。答弁で「(その場合は)成年後見制度での対応となる」と答弁がありました。
議案以外で各議員が質問できる所管質問で亀井議員は、4項目の質問を行いました。
市民公益活動事業補助金の増額を!
市民公益活動事業補助金が基準に達しているのに補助金を受けられていない点を改善することについて質問しました。
市は、「今年度、最低基準点は360点。応募19事業、13事業が採点基準を上回った。(予算の関係で)7事業に申請額を、8位の事業に予算残額を交付した。引き続き効果的な方法について様々考えたい」と答弁しました。
市民サービス向上も職員負担軽減にもほど遠い住基カード発行コンビニ交付
住民基本台帳カードの発行とコンビ二での住民票などの発行についての質問しました。 質問の中で、市民サービスの向上にもなっていないし、休日開庁をすることによって、職員の負担軽減にもなっていないことを指摘の上、事業を中止していくことを求めました。
市は、「目標達成には至っておらず、特にコンビニ利用の発行数の達成率が低い状況にある」「今後も努力するとともに、所得証明書などのコンビニ交付、図書館カードとしての活用など多目的利用についても調査研究を進め、向上につながるよう努めたい」
答弁に対し、亀井議員は、「図書カードとしての活用などは、プライバシーを犯すことで問題」と指摘しました
なんでも民営化ダメ浮き彫りにしたゲリラ豪雨
「8月14日に発生したゲリラ豪雨」について環境部に関する質問をしました。答弁の中で、浸水した当日からのゴミ収集など市が機敏に対応したことがわかりました。
機敏な対応の背景には市直営の比率が73・1%と近隣市よりも高かったこと指摘しました。近隣市では、収集が翌日からの実施。ごみ収集が民間委託に100%委託しているところでは実績プラス割増を取られたところもありました。市の将来100%ゴミ収集民間委託を計画を見直すことを求めました。
生活保護で認める学資保険を国保では差し押さえ
「国保料滞納世帯への学資保険差し押さえ問題」について質問しました。
市は、「他に差し押さえ可能な財産が無いかどうか十分に調査をし、その他の財産が判明した場合は、学資保険に優先させる」と答弁しました。
それに対して、「生活保護を受けている方の場合、学資保険の解約返戻金50万以下の場合は認められている」と指摘し生活保護との関係について質問しました。
市は、「生活保護受給世帯への生活保護からの将来的な自立助長を目的とした施策の一つであると認識している」「差し押さえ後も出来うる限り滞納者からの自主納付を促すため、早期の換価は行わず滞納者との接触を図っている」と答弁しました。
「被保険者世帯が保険料を滞納したことにより、学資保険を差し押さえされた後、その世帯の子供が入学する時に入学費用などが必要となる場合、差し押さえている学資保険は、どうなるのか?子どもへの教育についてどのように考えているのか」と質問しました。
問題点認めるが学資差押え止めない
市は、「出来うる限り滞納者からの自主納付を促し、納付相談の中で解決を図り、子供の進学を妨げないよう努力している」「門真の未来を担う将来ある子どもの教育向上を勘案すれば、その進学などに伴う原資のひとつである学資保険への差押については、慎重に取り扱って行かなければないと思っている」と問題点を認めるものの、学資保険の差し押さえはやめない態度に終始しました。
亀井議員は、「学資保険の差押えがなくなるまで、引き続き取り上げていく」と述べ質問を終わりました。
老人ホーム跡地売却ストップ!「署名の取り組みありがとう」と激励が
15日、日本共産党門真市会議員団は、地域の人たちと市立養護老人ホーム跡地活用問題についての署名行動に取り組みました。
市立養護老人ホームは、今年の3月末で老朽化に伴い廃止となりました。市は、その跡地活用を、昨年7月の中期財政見通しの中で、「売却する」と、考えを示していました。
豊北ゆう子議員は、昨年の9月議会で「市民の要望を聞くべきではないか」と求めたにもかかわらず、市は「売却」を撤回せず、市民の声も聞かない態度に終始しました。昨年の12月に豊北議員が、地域の人たちと「老人ホーム跡地売却について」のアンケートを実施した結果、跡地の有効活用を求める声がたくさん出されていました。
今回、署名を持って訪問したお宅では、「こんな取り組みをしてくれて、ありがとう」「がんばってください」とたくさんの方から声をかけられ署名が集まりました。有効活用の中身としては「支援学校をつくってほしい、子どもやお年寄り、地域の人たちが憩える場所に・・・」等が寄せられています。
市は、老人ホーム跡地だけでなく、青少年活動センター、くすのきさつき園の土地も売却しようとしています。 いずれも市民の大切な財産です。市民の声も聞かず「売却」を市の担当者だけで決めてしまうことは許されません。
引き続き、この問題は、市民のみなさんとともに頑張ります。
橋下大阪市政の実態に参加者がビックリ
市政報告会を南部・門真団地後援会が開催
15日、南部門真団地後援会は、政報告懇談会を、南部市民センターで開催しました。
今回は、大阪市内の運動団体幹部の方を招いて、「橋下・維新の会」が大阪市議会などでどのような発言行動をしているか、9月市議会、8月14日のゲリラ豪雨問題を中心に報告と懇談が行われました。
自民党市議が「共産党みたいと言われ誇りに思う」
運動団体幹部の方は、橋下大阪市長が市民から寄せられた3万にも及ぶパブリックコメントについて、1つとして目を通さず、議会で議員から感想を求められ「僕にそんな時間があると思いますか?」と言い放ち、委員会に出席した議員を驚かせた。同日主催のパーティーでの挨拶の中、「市政と国政を両立させる」と発言。場所によって変わる橋下市長の不誠実な言動の問題点を指摘しました。
また、市立住吉病院や赤バス廃止問題について見直し求める自民党市議に対して、イライラし3度も「共産党の議員みたいなことを言わないで」と発言し、言われた自民党市議が「『共産党みたい』と言われたことを誇りに思う」と語ったエピソードが紹介されました。
そして、「分断を好む橋下市長は、『市民どうしが仲良くすること』『市職員と市民が仲良くすること』を嫌う」との説明に参加者の多くがうなずいていました。
懇談の中、「大阪市が土地売り払った金はどうなるの」と質問がありました。質問に対して「市民のために使える一般財源にしないで、大規模開発に使えるようにしている」と説明すると驚きの声が上がっていました。
ゲリラ豪雨問題や今後の浸水対策説明
「8月14日のゲリラ豪雨」で10分間に30ミリ以上の降雨があり、市内全域に浸水が及んだこと、ゴミ収集や消毒薬の散布などの市の対応、浸水対策と今後のまちづくりについて、亀井あつし議員より報告がありました。
日新自治会が防災防火訓練 豊北ゆう子議員も参加
16日、日新自治会のみんさんが防災・防火訓練を実施しました。党議員団より豊北ゆう子議員が参加しました。
今回は、初期消火についての訓練が実施されました。
同訓練には、自治会だけでなく消防署や市役所の危機管理課の職員など関係機関も参加し行われました。
子どもや女性のみなさんが積極的に消火器を使った消火活動に取り組まれていました。