[2012.7.27] -[門真民報]
くすのき広域連合議会臨時会が17日開かれ、党議員団から福田英彦、豊北ゆう子議員が出席しました。
臨時会では、議長(澤井良一議員・守口)、副議長(春田清子議員・門真)、監査委員(長畑浩則議員・四条畷)選任の後、給与関係条例の一部改正と補正予算の専決承認の案件が提案され、全会一致で承認されました。
その後、福田英彦議員が①大阪府の介護保険の広域化の動きについて②くすのき広域のあり方について、一般質問を行いました。
大阪府は、2月定例会で介護保険の広域化するための研究会の設置に言及し、その後「大阪府介護保険の広域化に関する研究会」が設置され、5月22日と7月6日の2回開催されています。
介護保険の広域化については、地域の実情が反映されず、議会のチェックも働きにくく、くすのき広域連合にはありませんが独自減免制度もなくなるなど、多くの問題があります。
福田議員は、広域化の問題点を指摘したうえで考えを質しましたが、「同一の介護保険料、同一水準の介護サービス、保険財政基盤の拡充、事務処理の効率化というくすのき広域連合と同様の目的を持った研究会」との認識を示し、「積極的に協力」と答弁しました。
くすのき広域連合のあり方について福田議員は、この間、介護報酬の地域区分問題で今後の対応について議論され、これまでもくすのき広域連合についての検証や解散の手続きについて質疑が行われてきた経過にもふれ、「現時点で改めてくすのき広域連合のあり方について検証すべき」と考えをただしました。
答弁では、「くすのき広域連合において検証することについては、客観性を欠く場合もあることから、まず関係三市などにおいて実施されるべきもの」との考えを示しました。
今後も介護保険の動向を注視していきます。
大阪社会保障推進協議会(大阪社保協)の自治体キャラバンが18日、門真市役所で行われました。
大阪社保協や生健会、民商、新婦人、けいはん医療生協、年金者組合、門真社保協などの構成団体から38名が参加しました。
国民健康保険、医療助成、健診、生活保護、子育て支援など、事前に提出されていた要望書の回答に基づき懇談が行われました。
党議員団は全員が参加しました。
門真市は、大阪府内でも国保料滞納者に対して生命保険の差し押さえが著しく多く、そのうち学資保険の差し押さえは府内でも実施している所は少ないことから、大阪社保協の寺内順子氏から「門真市は子どもの教育より、お金を集めることの方が大事なのか」と指摘され、そのうえで「ぜひとも学資保険の差し押さえはすべきではない」と要望が出されました。
今年度から、小学3年生まで医療費助成が拡充されましたが、子育て世代の医療費の負担は大変なことから、せめて小学校卒業まで拡充してほしいとの要望も出されました。
妊婦健診は補助額が1人6万2290円ですが、他市では11万円を超えている自治体もあり、門真でも拡充し安心して健診を受けられるようにしていくべきとの意見が出されました。
門真市では子宮頸がん・ヒブ・小児肺炎球菌ワクチンについては、有料ですが、多くの自治体では無料化されてきています。お金のあるなしで予防接種が受けられないのは問題との観点から、門真でも無料化が急がれます。
医療費の支払いが困難な場合、一部負担金減免制度があります。 門真市では昨年の6月からこの制度が創設されましたが、11年度の利用は1件です。
高槻市では、摘要要件を拡充し、これまでの7年間に3件程度の利用だったものが95件に増えています。門真市でも、拡充が図られるようにとの意見が出されました。
原発の再稼働に反対する抗議行動が20日、東京首相官邸前(9万人)をはじめ全国各地で熱く行われました。 大阪では、関西電力本社前で抗議行動が行われ、日本共産党大阪6区国政対策委員長の北原洋子さんや党議員団から豊北ゆう子議員が参加しました。
雨が降る中、「再稼働反対!」「原発いらない」「いのちを守れ」「子どもを守れ」と訴えながら、次々と人が増えていき、関西電力本社前は集まった人たちで埋め尽くされました。(主催者発表1800人)
小さなこどもを胸に抱いて参加している若い母親は、おもちゃのガラガラを振りながら、若い青年たちは、鐘や太鼓をたたき、体を躍らせながら訴えていました。老若男女、まさに赤ちゃんからお年寄りまでの参加で声を揃えて「再稼働反対」の抗議の声が1時間半にわたって、帰宅する関西電力会社の社員に向け、また本社ビルに向かって続けられました。
野田首相と関西電力は国民の声を無視して大飯原発を再稼働させました。福島原発事故の究明もされていない、安全も保障されていない原発の再稼働は許せません。即時中止すべきです。この声をさらに大きくして行くことが必要です。
この抗議行動は、毎週金曜日午後6時から7時半まで関西電力本社前で行われています。
21日、亀井あつし議員は、かどま九条の会主催の「脱原発・平和バスツアー」に参加しました。
同バスツアーは、原発を訴えてきた明通寺の住職さんの講演、関西電力の原発推進宣伝を目的とした施設「エルガイヤおおい」見学、海上からの大飯原発視察、大飯町長宛の「大飯原発の再稼動の停止を求める請願書」をおおい町役場で手渡すというものでした。
「エルガイヤおおい」の子ども向け図解入りの大きなパネルには、「地震にも十分な備えをしているんだよ」「十分に支えられる地盤の上に建設」と同原発の近くに活断層があるにもかかわらず、危険を軽く評価した内容になっています。
大飯原発PRセンターが再稼動反対運動の広がりの中で閉館したため、海上から視察しました。
白煙のような水蒸気が原発施設内から立ち昇る姿に、3・4号機の再稼動を改めて実感します。
最後に訪れた、おおい町役場で参加者全員で「『良識ある判断』に基づき、関西電力大飯原発3・4号機の再稼動を直ちに停止するように働きかけて欲しい」と要望書を手渡しました。要望書は、企画課を通じておおい町長の手に届くと町の方から説明を受けました。