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  • こんにちは。門真市会議員団です。

    No.1925(2012年6月10日号)

    [2012.6.8] -[門真民報]

    「再稼動ありき」の「安全基準」に基づく大飯原発の再稼動は認められない!-第2回定例会(6月議会)」にむけ議会運営委員会開かれる

     議会運営委員会が1日開かれ、8日から開会予定の第2回定例会(6月議会)に提出予定議案の取り扱い等について協議しました。
     提出予定案件は、報告案件3件、専決処分の承認が1件、大和田小学校校舎耐震補強工事請負契約の締結など工事請負契約が3件、市税条例の一部改正など条例案件3件、補正予算2件、監査委員の選任など人事案件3件、調製後提出予定の国保特別会計補正予算の計16件となっています。
     議案は各常任委員会に審査が付託、左記の日程で審査されます。
     今議会には党議員団として、「原発の再稼動に関する意見書」を提案しました。
     政府が原発再稼動ありきの安全基準で、大飯原発の再稼動を強行しようとしていますが、議会として問題点を指摘し、大飯原発3、4号機をはじめとした原発の再稼動を強行することのないよう求めるもので、全会派一致の議決をめざします。

     原発の再稼働に関する意見書(案)
     東日本大震災による東京電力・福島第一原発事故から1年2ヵ月余りが経過した。
     この事故により放射性物質が広く拡散し、土壌、農作物などあらゆるものが放射能汚染を受けた。多くの住民や原発作業員が被曝し、人々が避難を余儀なくされ今なお帰還が困難な状況にある。事故はいまだ収束に程遠く、事故原因究明と解明は尽くされていない。
     こうしたなか、5月5日には北海道電力泊原発3号機が定期検査のため運転を停止し、国内にある50基の原発が全て停止した。
     原発の再稼動問題はもとより、再生可能エネルギーへの転換など、いまこそ十分な議論が求められている。
     しかし、政府は「電力不足」を口実に、関西電力大飯原発3、4号機について、新たな基準を満たしているとして再稼働の方針を決定し、5月30日には関係閣僚会合が開かれ、首相の政治判断で再稼動を強行する方向が示された。
       この「新基準」は作成指示からわずか三日間でまとめられ、事故直後の緊急対策や第1次のストレステストさえやれば、事故のさい不可欠な免震事務棟などの建設は「計画」だけでOKというもので、ストレステストの作業も原子炉を製造したプラントメーカー自身が行うという“お手盛り”検査の実態も明らかとなり、これで安全が保証されないのは明らかで、「再稼働ありき」の「安全基準」に基づく再稼働は到底認められない。
     よって、政府においてはこのような下で、関西電力大飯原発3、4号機をはじめとした原発の再稼働を強行することのないよう強く求める。
    以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

    第一中学校跡から遺跡が出土

     第一中学校跡地において、試掘調査(5月14日~16日)をしたところ0.5~1mの深さから円筒埴輪(えんとうはにわ)、瓦、土師器羽釜(はじきはがま)、土師器皿(はじきざら)、瓦器(がきわん)等が出土したと教育委員会の担当者から報告がありました。 
     今回の試掘調査は、周知の埋蔵文化財包蔵地「普賢寺遺跡」内の第一中学校において、1万㎡を超える建設等の事業が計画されたため開発工事が実施される事業予定地において、埋蔵文化財が出土する範囲の確認と、埋蔵文化財が出土するところで事業を進める場合、事業者に対し遺跡の保護・保存の協議と遺跡の保存が不可能な場合の本発掘調査が必要な範囲・機関・費用負担の概算を示す必要があり、実施されたということです。

    普賢寺遺跡

     京阪電車北、幸福町、垣内町にあり、東西に延びる微高地上に立地していると考えられていて、遺跡は弥生時代前期末(約2300年前)から中世(室町時代)まで、ほぼ連続しているが、古墳・中世寺院跡という現在の所市内の他の遺跡では確認されていない重要な遺構があり、遺跡の継続時間の長さ、内容において門真市を代表する遺跡の一つとなっている。
     本格的な普賢寺遺跡の発掘調査は、土地区画整理事業に伴い、1984年に大阪府教育委員会が実施し中世の寺院に関わる「金銅僧形坐像(こんどうそうぎょうざぞう)」「金銅密教法具(こんどうみっきょうほうぐ)」(府指定有形文化財)が出土し、その後も、85年に中世庶民信仰に関わる柿経(こけらきょう)・絵馬が、2000年には、古墳時代後期に製造された埴輪を伴う「普賢寺古墳」を発見しており普賢寺遺跡の内容が次第に明らかとなっています。 今後は文化財保護上重要な遺構があると考えられ事業者と遺跡の保護・保存の協議をすることが必要になったとの事です。

    120601遺跡発掘一中跡.jpg
    円筒埴輪(古墳時代後期)古墳の墳丘や周囲に並べられた筒状の埴輪

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    (上)土師器羽釜(中世)煮炊きに使用したと考えられる土器
    (下)平瓦(中世)寺院等の屋 根を葺いていた瓦

    120601遺跡発掘一中跡3.jpg
    (上)瓦器椀(中世)主に食卓で使用された土器 瓦のように炭素を吸着させて水をはじくよう工夫している
    (下)土師器皿 (中世)
    食卓や灯明皿に使用された器

    2012年度の国保料決定、所得400万円で4人家族の場合16.8%を占める

    2012年度の国民健康保険料率が決まりました。【年間保険料=(医療分)+(後期高齢者支援分)+(介護分)】
     昨年に比べて、所得割率が0・08%アップ、均等割額がマイナス340円、平均割額がマイナス280円、限度額は変更していません。
     所得に占める国保料の比率は高く生活を圧迫する要因となっています。
     日本共産党は、国庫負担率を従来の45%に戻させることをはじめ、国保料引き下げに向けて頑張ります。

    入院・通院とも「自己負担限度額」が適応されます

     これまでも入院の場合、高額療養費の「限度額適用認定証」の交付を受けて医療機関の窓口で提示すると、支払額が「自己負担限度額」までに軽減されました。
     この制度が4月1日から外来診療にも適用されるようになりまし
    た。

    【必要な手続き】
     
     事前に「認定証」を申請します。現在加入している健康保険組合、協会健保、または、市区町村(国民健康保険)などに問い合わせて入手してください。
     自己負担限度額は、年齢や所得によって異なります。入院の場合と同様で、毎月1日から月末までにかかる費用が対象ですので、月をまたぐときは注意が必要です。

    子供は未来!憲法を活かそう、原発も核兵器もいらない-第57回大阪母親大会

     3日、第57回大阪母親大会が中之島中央公会堂で開かれました。
     オープニングでは、「放射能内部被曝から子どもを守るために」のDVDが放映され、チェルノブイリ事故で甲状腺被害が増えていることやドイツの気象映像で福島原発事故直後の日本の上空で放射能が風で東の方へ流れている様子も映し出されました。
     第一部では、「音楽九条の会」の笠木透と雑花塾のみなさんのミニコンサートがあり、「私の子どもたちへ」や福島で被災した人たちの思いを伝える歌などが演奏されました。
     第二部では、東京大学大学院教授の小森陽一さんが、今人々をひどい生活や不安に追い込んでいるのは、「本当に悪いのは誰やねん」と大阪弁で訴え、よく考えなくてはいけないということで、過去の歴史的事実を上げながら、熱く講演されました。
     上田明子大阪母親大会実行委員長は母親大会が開かれるようになった経緯を語り、原発ゼロの運動が高まる中、今年の5月5日に日本の原発がすべて止まったが、関西広域連合が大飯原発再稼働止む無しとの態度をとったことに対し怒りを込め、署名運動を軸に原発に頼らないエネルギー政策への転換を求めていこう。子供たちは未来。私たちのかけがえのない子供たちが、幸せに生きていけるようにがんばろうとよびかけられました。
     集会後デモ行進も行われました。

    120603大阪母親大会.JPG