[2012.3.2] -[門真民報]
2月 21日、議会運営委員会が開かれ、2012年度第1回定例会に提出予定の新年度予算案・条例案などの説明が行われました。
3月議会(2012年第1回定例会)は、2月28日からはじまり、園部市長の施政方針説明のあと、提出議案が上程され、12日から行われる民生、建設・文教、総務水道各常任委員会に付託されました。
新年度予算規模は、総額879億7千4百万円です。うち一般会計予算580億8千4百万円となっており、前年度15・8%の大幅増になっています
大幅増の主な要因は、土地開発公社の解散に伴う補償金が約37億円、住宅市街地総合整備事業費が約23億円増、起債の借換えによる公債費9億6千万円増によるものです。
議会に提出された案件は、新年度一般会計予算をはじめ、条例制定や一部改正、人事案件など、41案件となっています。
新年度予算には、小学校就学前までの乳幼児を対象に、入院・通院にかかる医療費の一部助成を7月から小学校3年生まで拡充する2億3千971万円が計上されています。
これまで日本共産党が求めてきた、防災計画の一部見直し、学校給食のアルマイト食器から樹脂食器への取替え(全中学校と小学校の一部)などの新規事業として盛込まれています。
一方で、プライバシー保護などに問題のある、住民票写しや印鑑登録証明書のコンビニ端末交付をする条例や予算など、疑問や問題のあるものが上程されています。
日本共産党は、議会のチェック機能を発揮する立場で3月市議会に臨みます。
亀井あつし議員は、「外国人との共生を図っていく上で問題が多い」等の点を指摘し、本会議即決議案の「外国人登録法廃止関連条例」に反対しました。
今回、日本共産党は市民のみなさんの「暮らし・福祉・教育」最優先の立場で、井上まり子議員が議員団を代表して質問をします。
事 業 名 称 | 予算額(千円) |
学力向上支援員加配事業 |
34,619 |
青少年活動センター移転事業 |
121,867 |
五月田小学校大規模改造事業 |
23,178 |
木造住宅建替え促進事業 |
25,014 |
危険家屋除却補助事業 |
7,209 |
地域避難所案内板設置事業 |
4,061 |
北島地区土地区画整理事業 |
58,271 |
住宅市街地総合整備事業 |
3,562,858 |
中小企業サポートセンター設置事業 |
7,521 |
市民公益活動支援センター移転事業 |
52,950 |
地域伝統文化まつり事業 |
9,900 |
イメージキャラクター制定事業 |
112 |
党議員団は21日、小中学校の卒業式・入学式における「日の丸」「君が代」に関する申し入れを三宅奎介教育長に行い懇談しました。
府教委は、昨年6月に施行された「大阪府の施設における国旗の掲揚及び教職員による国歌の斉唱に関する条例」いわゆる「日の丸・君が代条例」を根拠に、「式場内のすべての教職員は、起立して斉唱するよう指導すること」と圧力を強めていて、「職務命令を行わないこと」を求めました。
1.教育委員会として、憲 法を遵守し、学校に「日 の丸」の掲揚、「君が代」の 斉唱を強制しないこと。 2.式次第にあっては、学 校の自主性を尊重するこ と。 3.児童・保護者に「起立 することも歌うことも自 由」であることの説明を 行なうよう各学校長に指 導すること。 4.教職員に対し、「起立・ 斉唱する」よう職務命令 を行わないこと。 5.「日の丸」「君が代」に ついて、いっさい調査は やめること。 |
門真市は昨年12月に発表した門真市幼児教育基本計画についての説明会を、各幼稚園で行いました。
党議員団からは福田英彦議員が22日浜町幼稚園、豊北ゆう子議員は23日北巣本幼稚園で行われた説明会にそれぞれ出席しました。
この計画は、本市における幼児教育の現状と課題、今後の基本施策について示したものです。この計画の中には門真市における幼稚園の再構築を図るとして、今の4園から2園に減らすことが示されており、多くの保護者のみなさんは驚きと不安を抱いています。
教育委員会の説明の後、質疑応答では、たくさんのお母さんが不安な心情を述べられていました。
幼稚園が2園になったら、次に行く幼稚園が遠くなり、危ない道を自転車の前と後ろに子どもを乗せて通うのは大変です。通園でサポートはしてくれるのか?
幼稚園を二つにしたら、園児は増えますか?経済的に苦しいので市の幼稚園があり助かっているのに・・・
門真の幼児教育はすごいなあと思っていたのに・・・
せっかく上の子と同じ幼稚園に通わせてあげたかったのにと残念がられる意見でした。 門真市は夏以降に説明会で出された意見も議論しながら、存続か廃園かの結論を出すと述べていますが、延長保育や受け入れる年齢の拡充などすべきであり、拙速に結論を出すべきではありません。
第1回門真市中学生英語プレゼンテーションコンテストが26日、ルミエール小ホールで開かれ、福田英彦議員が出席しました。
プレゼンテーションコンテストは、「新しい時代を切り開く力を持つグローカルな人材(地球規模で考え、地域や世界で活躍することのできる人材)を育成することを目的」としたもので、中学校1、2年生を対象に、自分の考えを英語で発表するもので、191人の応募者から選ばれた16人が発表しました。
テーマは、東日本大震災に関するものや友達・家族のこと、ごみ問題や趣味のことなど様々で、4分のスピーチの後、関西外国語大学の先生からの英語での質問に答えました。
発表の後、審査が行われ、最優秀賞、優秀賞、奨励賞の表彰がありました。
審査委員長の網倉教授は、「元気よく自分の考えを述べる姿勢に感動、これからも、自分の考えを英語だけでなく発表する姿勢を」と講評を述べました。
このコンテストの優秀者には、海外派遣研修を行うことが予定されており、税金の使途や教育の機会均等の観点など、問題点が指摘されています。