[2011.12.22] -[門真民報]
12日、民生常任委員会が開催され亀井あつし議員が出席しました。
「門真市立放課後児童クラブ条例の一部改正」、平成23年度門真市一般会計補正予算など7議案の審議が行われ全会一致で可決すべきものと決しました。
「門真市立放課後児童クラブ条例の一部改正」の質疑の中で、「(北小学校と浜町中央小学校を)統合することで、児童数が増えるが将来的にも希望者は入会できるのか質問しました。
市は「門真みらい小学校の児童推移計値は定員の160人を下回っている」と答弁しました。
また「同校に建設される放課後児童クラブ施設が給食棟の横に建つが、食材搬入出トラックの出入りの際の安全対策に質問しました。市は、「搬入通路と校庭を隔離するためフェンスを設置する」と答弁しました。
通路が確保されている門真みらい小学校放課後児童クラブ
補正予算に計上されている、後期高齢者医療保険料の徴収強化のための「コールセンター」委託料についての質疑しました。
質疑の中で、改めて保険料の高さが浮き彫りになりました。
未納となっている方の人数を質問しました。
市は、「平成23年5月現在、1ヵ月でも未納がある方は、351人」と答弁がありました。 滞納の結果、短期証を発行されている件数、短期証対象者の平均所得を質問しました。
市は、「平成23年8月現在44件、平均所得は約146万2950円」と答弁しました。
平均所得約146万2950円の単身者の保険料を質問したところ「15万4853円」と1割を超える保険料であることが答弁で明らかになりました。
亀井議員は、「(75歳以上の方は)病気や治療や入院で医療費がかさみ保険料が納付困難になる」、「保険料の減免制度は無いのか」と質問しました。
市は、「後期高齢者医療制度の場合、所得が前年比30%以上の現象で減免の適用が可能になる」「特別徴収の方(年金から天引きされる方)の場合、入院となっても年金所得が減らないので減免は困難」と答弁しました。
13日、建設文教常任委員会が開かれ、福田英彦、豊北ゆう子議員が出席しました。
審査に付託された13議案は、全会一致で可決すべきものと決しました。
福田英彦議員は、8議案について質疑を行いました。
「門真市立青少年広場及び門真市立テニスコートの指定管理者の指定について」は、駐車スペースについてのトラブルの改善、住民参加型スポーツイベントで協働の推進などの提案があったとの答弁でした。
第6中学校跡のグラウンドと体育館を利用するための条例制定については、管理人を常駐させ運営すること、北島地区での多目的グラウンドの整備を行うまでの間の一時的設置で、その後については検討中としました。
青少年相談事業を廃止することに伴う条例改正では、代替の相談事業で対応できるとの答弁がありましたが、検証を行い、必要であれば充実させることを求めました。
ルミエールホール大ホールの「ホワイエ」を単独で利用できることなど、区分変更した門真市立市民文化会館条例の一部改正については、利用料増とならないことを確認したうえで、バリアフリーなど、施設改善を行い利用促進を図ることを求めました。
一般会計補正予算では、市立幼稚園4園に設置されるエアコンの設置台数や設置スケジュールなどについてただしました。
このほか、桑才市営住宅跡地土壌汚染対策業務委託、私立幼稚園就園奨励費追加、プレゼンテーションコンテストなどについてただしました。
来年4月に浜町中央小学校と北小学校が統合し、「門真みらい小学校」として浜町中央小学校の校地で開校することで、市民から要望のあった北小学校跡の利用について、福田議員は所管事項質問を行いました。
答弁では、①グラウンドと体育館を貸し出すこと。②地元の意向を踏まえ、現在使用中の団体やサークルに利用していただく。③体育館の老朽化が進んでいるが、現段階での改修は不可能で、使用できる範囲で利用いただく、としました。
福田議員は、安全に体育館を利用するには、改修を行うことが重要であること、新年度の予算編成に向けて協議し、必要な改修を行うことを強く求めました。
【三ツ島地域に住居表示が実施されることについて】24年度実施に向けて現地調査や地元協議等の基礎調査は業務委託、来年1月下旬に住居表示審議会に諮り、3月議会で新しい町名が決定されます。地元住民と十分話し合い地域にふさわしい町名を要望しました。
【門真市立運動広場の全部改正について】
市立運動広場(北島)の土地は20年間の契約で市が地元地権者に借りているもので、来年の11月には返還になり、運動広場は廃止となります。今回指定管理者委託の契約が来年の3月で満了になることから、4月からは市の管理となるものです。いつ頃まで使えるのかの質問には、できるだけ11月まで使えるよう検討していると答弁。この運動広場が廃止になった後は、市民プラザグラウンドと今回議案にあがっている旧第6中学校グラウンド(ナイター設備で夜間使用可)を考えているとのことでした。また、近隣の府の施設の予約システムの利用に関してのアドバイスもできるように考えているとのことでした。
【門真市道路占用料徴収条例の一部改正について】
市道にサイクルラックの設置に伴い、新たに道路占用料を徴収するものです。今回は古川橋駅周辺の放置自転車対策で380台を考えているとのことでした。サイクルラックの使用料金や安全で市民が利用しやすいサイクルラックの設置と今後、他の場所での対策も実施するよう要望しました。
【所管事項質問】北巣本小学校の玄関前には、長年使われていない建物があると学校関係者から疑問を聞き、今回なぜ放置されたままなのかを質問しました。
建物は27年前に廃止となった浄化槽(面積が160㎡・高さは地上地下それぞれ5m)で、教育委員会は、解体費用が高額なこと撤去後の計画が未定だったためと答弁。
安全面においてどうなのか、撤去して花壇や畑をつくる等有効活用を考えるべきでないのかの質問に対しては、今後学校とも協議をし検討していくと答えました。
15日、総務水道常任委員会が開かれ、井上まり子議員が出席しました。
付託された議案は、平成22年度補正予算中所管事項について、市税徴収コールセンター業務委託、電話交換業務委託、公用車運転業務委託等の審議が行われ、すべて全員賛成で可決すべきもの決しました。
井上議員は業務委託について、偽装請負となっていないか、公的責任や市民サービスの後退は無いか、個人情報保護は大丈夫かなどについて、質疑で丁寧にチェックしました。
市税徴収コールセンター業務委託では、市税の現年度分の納期遅れの方に対する自主的納付の呼びかけをする業務であって、強制力が無いことを質疑の中で確認しました。
また、市民の大事な個人情報を取り扱う業務であることから、プライバシーマークの取得を入札参加資格とする考えが示されました。
電話交換業務委託では、市民の顔が見えないだけに対応に経験がいることを指摘し、業者選定の留意点をただしました。また、市役所は06と072局番に電話ができる交換システムとなっています。井上議員は「072局の市民から市外料金にならなくて助かっている」との声を紹介し、072局番を環境センター、保健福祉センター等へ拡充することを要望しました。
井上議員の所管事項質問
◎避難所について
質疑の中で、門真市の避難所は市内の小・中学校、高等学校を中心に25箇所、収容可能な人数約1万2千人(人口の約1割)であることがわかりました。 井上議員は24年度の北小と浜町中央小との統合、1中・6中の統合に伴い避難所が25から23箇所に減ることを明らかにし、廃校に伴う避難所のあり方について質問。答弁では避難所の必要は認識、「地域防災計画」を見直す中で市民の安心安全に取り組むと答えました。
井上議員は東日本大震災の教訓をふまえ、国では中央防災会議で「想定」の見直をすると考えられるとし、今後の「地域防災計画」の遵守を求めました。
また、「直営で行う公の施設の休日・開館時間などを条例で明記することについて」質問。