[2011.12.16] -[門真民報]
第4回定例会(12月議会)本会議が9日開かれました。
本会議ではまず10年度(平成22年度)の決算認定について委員長報告の後、討論・採決が行われました。
党議員団を代表し、亀井あつし議員が、平成22年度歳入歳出決算について、次の要旨で問題点を厳しく指摘し、反対討論を行いました。
①少人数行政の名のもとで、非正規職員の比率が年々高まっている。(23年度1065人中203人が非正規職員で19・06%)
②「自学自習教室」に派遣されている。学習塾「トライ」の企業ボランティア は、遅刻をしたり急に欠席する。企業は儲けにならないことには力を入れない。
③「乾いたタオルを絞る」といって、「門真市奨学金事業」が88人も奨学金を受けたいと希望したのに対象人数を30人から25人への削減を強行。
④「公民協働」とは、「小中学校の校門開錠事業」など、本来行政がすべき仕事を経費削減のために市民に押し付けること。
⑤「まちの再生から発展へ」と位置づ け、開発のための素案づくりを進め、 超概算で520億円という事業規模であることが明らかに。
討論後の採決では賛成多数で認定されました(水道事業会計決算については全会一致で認定)。
次に、今議会に提出された条例案件や補正予算、動産の取得など、19件の議案について、理事者の説明と質疑の後、各常任委員会に審査が付託されました。
5・6日、東京都内の防災公園・親水公園・自転車専用道路・防災館について、亀井あつし議員が調査活動を行いました。
江東区有明の東京臨海広域防災公園は、首都直下型地震に備えた国と東京都が有する13・2haの防災公園です。
園内には、ヘリポート、災害時医療支援用地、公園用防災設備として電源・LAN端子内蔵型照明柱、防災パーゴラ、仮設トイレ用排水設備、かまどベンチが備えられています。
墨田区JR錦糸町駅近くに位置する「大横川親水公園」は、大横川を埋めて緑と清流を復活させた 区立公園です。
釣り掘・水遊びの出来る滝やせせらぎ、ゲートボール場、イベント場など5つのゾーンが設けられた多目的公園です。
自転車通行環境整備モデル地区の江東区亀戸地区と渋谷区幡ヶ谷地区の自転車専用通行帯(自転車レーン)を調査しました。
亀戸地区の自転車道は、自転車と歩行者、自動車を完全分離した形態になっています。
幡ヶ谷地区の自動車道は、側溝を除いた車道部分に青いペイントを施した形態になっています。
本所都民防災教育センター「本所防災館」は、模擬災害を体験しながら学び、もしもの時の防災行動力を身につけることを目的に開設されました。
地下のが浸水して開かない状態の自動車や建物のドアの開放体験が出来る都市型水害体験、地震、消火、応急手当等の体験が出来るコーナーが設けられています。
亀井議員も所要時間1時間50分(防災シアター・地震・消火・都市型水害・応急手当)の体験に参加しました。
「かどま九条の会」の結成5周年記念のつどいが8日、ルミエールホール小ホールで開催されました。
つどいは主催者あいさつの後、立命館大学名誉教授・立命館大学国際平和ミュージアム名誉館長の安斎育郎氏を招き「福島原発問題についてあなたの疑問に答える」と題して記念講演が行われました。
安斎育郎氏は、東京大学工学部原子力工学科の一期生で、原子力に夢を持って学ぶも米ソの原子力開発競争のなかで、日本で導入された原子力発電について、日本学術会議や国会で問題点を指摘したことで「アカハラ(アカデミックハラスメント)」を受け、17年間東大の助手に据え置かれた経験について紹介しました。
また、電力会社の「やらせ」や地方自治体を交付金漬けにし、原発を誘致していった経過や地域の住民運動に鍛えられたことなどについて詳しく触れました。
そして、自然エネルギーへの移行に向け、「国家百年の計」が必要なこと、原発はコントロールすることはできないが、国の有り様は決めることはできることを力説しました。
「教育基本条例案」「職員基本条例案」の撤回を求める府民集会が7日、中之島中央公会堂で開かれ、1400人を超える参加者で熱気あふれる集会となりました。
主催者あいさつや基調報告の後、大阪大学大学院教授の小野田正利教授氏が「取り返しのつかないことが起きる前に―大阪・教育基本条例(案)が引きずり込もうとする先は?」と題した講演がありました。
講演では、ブッシュ政権時の教育改正法「落ちこぼれゼロ法」の推進で、全国一斉学力テストを義務化し、数学と国語だけを評価。結果については、学校と教師が責任を取る。
ノルマを達成すれば補助金アップ、出来なければペナルティで教師は減給かクビ、ひどい場合は学校を潰して民営化が行われる。
このようななかで、学力テストの成績改ざんが各地で起こり、教育が荒廃していった例が紹介されました。
講演の後は、教職員による寸劇、府職員、高校生、小中学生の子どもを持つ母親、堺で行われた集会の事務局の方が意見表明を行いました。
府民へのアピールの採択、団結頑張ろうが行われ、2条例の強行を許さない意思統一の場となりました。
この集会には福田英彦議員が参加しました。
17日に運行開始の「コミュニティーバス」の試乗が6日、議会として行われました。
コミュニティーバスは、「交通不便地域」の解消を目的とし、市役所から門真南駅までを門真市民プラザや門真団地を経由するもので、京阪バスが運行します。
車両は小型のバスで、座席が11人、立席が24人、運行時間は平日が午前6時から午後8時、土・日・祝日が午前7時から午後7時まで、利用料金は大人220円、小人110円です。
コミュニティーバスの運行開始に伴い、ふれあい巡回バスの経路も来年1月5日から変更され、シャトルバスが廃止されます。
運行開始後も市民のみなさんのご意見を踏まえ、さらに充実が求められます。
門真労連の第23回定期大会が開かれ、党議員団から福田英彦議員が来賓として出席し、挨拶を行いました。
門真労連は、門真市内の労働者の雇用や権利を守る先頭に立ち、労働争議などにも取り組むとともに、憲法9条を守る取り組みをはじめ、平和を守る運動にも積極的に取り組んでいます。
大会では、経過報告や今後の方針、新役員体制が提案され、全員一致で採択されました。