[2011.11.4] -[門真民報]
10月24日、2011年度決算審査特別委員会が開催され、水道所管と総括質疑がおこなわれました。
亀井あつし議員は、一般会計の歳入歳出決算認定について反対討論をおこないました。(水道事業については賛成)
保育所待機児童問題について質問しました。
保育所1箇所を増設する程度(平成22年度は120人)の待機児童が存在している事が質疑で明らかになりました。
認可保育園の増設を求めたところ、市は「現在、増設をしなければならない状況に至ってない」「(国の)子ども・子育て新システムに関する中間とりまとめ」議論を深めると答弁しました。
亀井議員は、「『子ども・子育て新システムに関する中間とりまとめ』というのは、保育サービスを商品として市場で買うものに変えるもので、先の9月門真市議会で『子ども・子育て新システムを見直す意見書』が全会一致で採択されている」「議会の意見書を担当部はどう考えているのか」と質問しました。
市は、市場化などの問題点を認めながらも「(国の)子ども・子育て新システムに関する中間とりまとめ」の立場で取り組むと答弁しました。
重ねて、市議会の意見書を踏まえた対応を求めました。
「第5次総合計画」と開発の青写真(約520億円の)との整合性について質問しました。
市当局は、「策定にあたっては、庁内全体で議論をおこなった結果を反映」と答弁しました。
亀井議員は、「『総合計画』は、議会の議決を経て決定されるもの」「わずか実施後1年で多額の財源の必要な計画を議会に充分な説明もしないで庁内全体で議論したからといって進めるのは問題」と指摘し改善を求めました。
他に、少人数学級実施、小中学校などの有人・機械警備委託の入札問題、長期包括委託、市民プラザの統括管理問題など質問が行なわれました。
水道事業会計の決算審議の中で、 東日本大震災の発生に伴う液状化によって関東地方は被害を受けたが、耐震化された水道管も被害を受けたか質問しました。
水道局より、耐震化された箇所については被害が無かったと説明がありました。
亀井議員は、「引き続き、水道管の耐震化を進めていくことを要望しました。
反対討論の要旨
平成22年度門真市歳入歳出決算は、昨年度の施政方針で「2期目の実質的なスタートとなる年度」と位置づけ行革をやってきたことが何であったかが浮き彫りになりました。市民サービスや公的責任の後退が明らかになった決算審査でした。 |