[2011.10.21] -[門真民報]
現在開かれている決算特別委員会は、昨年度一年間の予算、税金の使い方について、市民サービスや公的責任の後退、無駄遣いはなかったのかなどを審査することを通じて、市政の問題点を明らかにし、今後の施策の改善などに活かしていくという大切なものです。
7日に開かれた決算特別委員会(総務・民生関係)でも、様々な問題点が浮き彫りになりました。
リサイクルプラントとリサイクルに関する体験や啓発用施設が一緒になった「門真市リサイクルプラザ」の活用状況について、利用者数で07度比で10年度は28%の7千人であることが明らかになりました。(グラフ参照)
これは、リサイクルの啓発活動や市民との協働で先進的な役割を果たしていたNPO法人への「無料工房体験事業」委託を無くし、委託事業総額を08年度予算で1500万円から500万円に突然削減したことと密接な関係があります。
08年3月議会の予算審議では、市の事業としてリサイクル工房の啓発、普及を目的として実施していた「無料工房体験事業」を「行政として一定の役割を果たした」ことを理由に挙げていました。
決算特別委員会で、利用者減少についての認識について「3R思想の啓発施設としての役割を考えると、多くの方に利用していただくことも重要」と答弁していますが、「役割を果たした」として、大切な事業を削減した反省は全くありません。
「公民協働」を市の中心施策として掲げていますが、「市の大切な荷物」を捨てて、進めることができないのは明らかです。
市税や国民健康保険料の滞納者に対する「差押え」強化の実態も、決算審査で浮き彫りとなっています。
市税の滞納者に対する過去三年間の推移は、
08年度 430件
09年度 471件
10年度 946件
と09年度から10年度は倍増しています。
要因については「滞納市税を放置した納税者が多かった」「府税OB職員を三名増員し、滞納整理に関する専門的な知識や経験を活用した業務を行ってきた」ことを挙げています。
また、生活保護世帯と同じ所得層といわれる課税標準額2百万円以下の人に対しても差押えを行っていることが明らかとなりました。
国民健康保険料の滞納者に対して行った差し押さえについても預貯金10万円以下の差押が預金の差押え74件中、60件を占め、学資保険の差押えについても4件との実態が明らかとなりました。
16日、中部・大和田地域後援会は「集い」を開催しました。党89周年のビデオ視聴と井上まり子議員の9月議会の報告がありました。
次に、清水ただしさんのお話では、「震災復興と原発事故の危機打開、自然エネルギーへの転換を求めて奮闘していく。復興を口実にした増税に歯止めをかけ、社会保障の切り捨て、消費税増税に反対する世論と運動を広げたい。橋下知事と維新の会が提唱する大阪都構想では暮らしや福祉が守れない。『明るい会』の梅田章二さんの勝利を」と訴えました。
16日、砂子・脇田支部は、南部市民センターにおいて「日本共産党を知ってもらう市政報告懇談会」を開催しました。
はじめに、「党創立89周年のDVD」を参加者全員で視聴しました。
亀井あつし議員より、9月市議会の特徴や党議員団の活動紹介、開催中の決算特別委員会の報告などが行われました。
参加者から、「南部市民センターの市民サービス拡大をして」、「ゴミ不法投棄の状況は」など要望や質問が出されました。
亀井議員より、「要望については、今後の議会活動に反映していく」「質問については、資料を(質問者に)後日届ける」と回答がありました。
15日、日本共産党門真女性後援会は、京阪古川橋駅で定例の宣伝行動を行いました。
この日は雨天にもかかわらず、9人の参加で元気よく訴えました。
「11月27日投票で、大阪市長選挙と同時に行われる可能性が強くなっている大阪府知事選挙に、出馬表明をしている『明るい大阪府政をつくる会』の梅田章二さんで安全・安心の大阪府政につくりかえていきましょう」との呼びかけに、通る人は立ち止まって梅田パンフを受け取っていました。
「東日本大震災復興チャリティーコンサートin門真」が14日、ルミエールホール大ホールで開催されました。
まず東日本大震災で犠牲になられた方々の冥福を祈り黙祷が行われ、グリーグ作曲の追悼曲が演奏されました。
チャイコフスキーのバレエ曲「くるみ割り人形」やベートーベンの交響曲第9番など、誰もが聞いたことのある曲などが演奏されました。
フィナーレは、参加者全員で「故郷」を合唱しました。
このコンサートは、演奏者や合唱団、バレエ団など出演者はすべて無料出演で、入場料もすべて義援金として被災地に送られます。
また、「門真市市民公益活動事業」の補助金交付対象にも選定された事業です。
「犯罪追放!門真市民決起大会」が14日、ルミエール小ホールで開かれ、党議員団全員が出席しました。
第1部では主催者あいさつの後「安心で安全なまち門真」めざす決議が採択されました。
第2部では門真なみはや高校多文化交流部による舞踊が披露、第3部では防犯教室がありました。
門真市知的障害者合同運動会実行委員会主催の「はつらつ運動会」が15日、門真小学校体育館で開かれ、福田英彦、井上まり子議員が参加しました。
あいにくの雨模様で体育館となりましたが、参加者の笑顔と歓声があふれました。
第3中学校の生徒もボランティアで進行のお手伝い。
福田、井上両議員も「パン食い競争」に参加しました。