[2011.9.16] -[門真民報]
7日、議会運営委員会が開かれ、14日から開かれる第3回定例会(9月議会)に提出予定議案の取り扱い等について協議されました。
議会に提出予定の案件は、報告案件1、承認案件1、条例案件8、補正予算3、人事案件2、決算認定2の計17件となっています。
条例案件では、上場株式等に係る譲渡益や配当益に対する10%軽減税率の2年間延長、東日本大震災に係る住宅借入金等特別税額控除の適用期限の特例など門真市税条例の一部改正。
「まちづくり整備基金」を新設する門真市基金条例の一部改正。
北小学校と浜町中央小学校を統合し「門真みらい小学校」、第一中学校と第六中学校を統合し「門真はすはな中学校」とする門真市学校設置条例の一部改正。
来年4月、民設民営で養護老人ホームが開設されることに伴う門真市立養護老人ホーム条例の廃止が主なものとなっています。
補正予算では、庁舎本館移転に伴う第六中学校校舎の耐震診断、耐震補強工事実施設計業務委託料1436万円が計上されています。
また、今後の市役所周辺等の公共施設建設をすすめるために、まちづくり整備基金へ15億円余を積み立てる予算も計上されています。
清掃施設維持管理業務委託、リサイクル施設維持管理・運転等業務委託は、債務負担行為で今後3年間で16億円を超える委託料を支払うことを決めるもので、内容等をしっかりチェックすることが必要です。
この間、議会改革協議会が設置され、議会の活性化と市民に開かれた議会への改善に向けた協議が重ねられてきましたが、協議結果について報告が行われ、議員登庁ランプの増設と、市議会ホームページの充実(①正副議長あいさつ②議員のホームページアドレス、メールアドレス③会議録検索システムへの特別委員会記録④請願・陳情の提出方法及び書式例)について手続きが整い次第実施することとなりました。
市民に開かれた議会に向け一歩前進です。
意見書では、党議員団として「原発から自然エネルギーへの転換を求める意見書」を提案しました。この他、公明党から3件、自由民主党新政クラブから2件の意見書案が提案されています。
議会日程は左記の通りで、27日には党議員団4人全員が一般質問に立ち、市民要求実現、市の姿勢をただします。
10日、亀井あつし議員は、台風12号による被害にあった和歌山県那智勝浦町で救援ボランティア活動に参加しました。
亀井議員は、那智大社の山すそに位置する市野々地区で、豪雨によって崩れ、土砂が流れ込んだ民家の泥出しや電化製品の運び出し作業を友人とともに手伝いました。
救援先のAさんは、「深夜2時頃、土砂と水が山から襲ってきた。お父さんは、1階の柱につかまり朝を迎えた」と語られました。
日本共産党は、台風12号の被災地へのボランティア参加を呼びかけています。
高齢者世帯が多いなか浸水家屋の泥出し、清掃、生活支援などのボランティアが求められています。
7日、豊北ゆう子議員は地域の方たち4人で市立養護老人ホームを視察してきました。
今回、民設民営で養護老人施設が建設されることに伴い、12年度から、市立養護老人ホームを廃止する条例が提案されています。
この施設は弁天池が真横にあり、施設の窓からは生駒山が、すぐそこに見えて環境のいいところに立地しています。
以前から議員団も指摘してきていましたが門真東部地域には公共施設が少なく、この施設跡地は市の財産でもあることから、今後も市民が憩える場所として利用できることが望まれます。
しかし門真市が7月末に行った「門真市財政健全化計画・中期財政見通し」の中では、この跡地を売却することが盛込まれています。
一緒に視察に行った地域の方は、「簡単に市民の土地を売り払っていいのか」「子どもと高齢者が共に使えるような場所にしてほしい」「住民票などが取れたり、趣味の場所がほしい等、住民の要望はたくさんある」と話されていました。
党議員団も、引き続き、跡地の活用は地域住民の要望に沿ったものにと求めていきます。
8日、門真市会議員団は、門真民商会館にて市政報告懇談会を開きました。
はじめに福田英彦議員より、9月議会の議案の概要と特徴、2010年度決算状況、「財政健全化計画」と市保有地の売却などを含む「中期財政見通し」、病時保育の実施や浜町保育園などの廃止問題、市議会の動きについて報告を行いました。
報告の後、各団体や地域からの出席者より団体の取り組みや地域要望、報告に対する感想が寄せられました。
出席者より、「『門真団地の建替えを早くして欲しい』と高齢者の方から要望されている」「学校図書館を充実して欲しい」などの意見が寄せられました。
また、「災害が発生した時など緊急時の職員体制はどうなっているのか」と質問がありました。
懇談の中で、門真市の小中学校教育についても活発な意見交換がおこなわれました。
その中で、出席者より「教育問題を考える懇談会」を開いて欲しいと要望が党市会議員団に寄せられました。
8日門真市敬老会がルミエールで開催されました。
門真市では8月1日現在で65歳以上の高齢者の方は2万9537人、90歳以上の方は803人、百歳以上の方は最高齢の108歳を筆頭に31人の方々がおられ、金婚式を迎えられた夫妻は73組と紹介されました。
日本共産党門真市会議員団は、長寿が喜べる社会を目指して、今後も高齢者施策の拡充を求めて行きます。敬老会には党議員団から、亀井議員、福田議員、豊北議員が出席しました。