[2011.7.8] -[門真民報]
6月24日、亀井あつし議員は、今後の門真市の防災のあり方、「門真南駅東自転車駐輪場」駐車場使用料引き下げについて質問をしました。
①「門真市地域防災計画」の見直しについて 。
答弁
本市独自の地域防災計画の見直しも含めて考えたい。
②市役所をはじめとした今後の公共施設の耐震化計画について。
答弁
年次的に計画性をって建設できるよ う、現在検討をおこなっている。
③今後の市保有地のあり方と避難場所や仮設住宅建設スペースの確保について。
答弁
今後、転用処分の対象となる市保有地については、あらゆる角度から有効な対処方法を検討する。
④水害時に地域のマンションや企業の施設を、緊急避難場所として検討することについて。また、建替えられる府営門真団地の有効活用について 。
答弁
企業の施設などが水害時に、一時避難所として、使用できるよう検討。
「府営住宅資産を活用したまちづくり研究会」の中で防災面も含めて検討。
⑤関電やNTTの老朽化した電柱の取替えを市から申し入れることについて 。
答弁
現在設置積み電柱の耐震状況について、両社に確認するとともに、必要な要請も行う。
⑥下水道100%耐震化までの浄化センター(し尿処理場)の今後のあり方について 。
答弁
地域防災における役割は重要であり、耐震性を備えた処理施設が必要である。
⑦水道の基幹管路・配水管路の管耐震化計画について 。
答弁
水道施設等整備計画の見直しのなかで、 基幹管路を中心として耐震化し、災害時の応急給水の確保を目指す。
⑧地域での防災についての備えを強化する立場から、災害時の地域との連携強化について 。
答弁
平成23年度からは5 年計画で防災士を養成する計画を進めている。
⑨液状化による家屋被害に対しての市独自補助金支給制度の創設について。
答弁
市民の皆様の災害からの復興支援策の一つとして研究したい。
⑩液状化対策工事をする市内事業者を育成すること。
「住宅リフォーム助成制度」を創設し、耐震化を促進することについて。
答弁
国や研究機関の動向を注視していく。住宅リフォーム助成制度は、防災の観点からも研究したい。
地下鉄「門真南駅」の改札口から遠く離れた「門真南駅東自転車駐輪場」の自転車駐車場使用料を現行の150円から100円に引き下げることについて
答弁
門真南駅東自転車駐車場は、他の駐車場利用率よりも低くなっている。利用状況の動向の推移を見守ってまいりたい。
6月24日、6月議会の一般質問で豊北ゆう子議員は、四宮小学校廃校問題と保育行政について質問しました。
四宮小学校廃校問題は、2008年12月に出された学校適正配置審議会の答申の中で明らかとなり、現在住民の反対もあり凍結となっています。四宮小学校廃校問題は学校適正配置審議会に再諮問すべき
①市教委は2011年4月以降、計画変更も含めて提案するとしているが、どのくらいの時間をかけて検討し、誰を対象にどんな形で行われるのか
答弁 この問題については2011年4月以降改めて提案する。
5中校区のPTAや自治会の方が中心となり意見を聞くことになると思う。どんな形で意見を聞くかについては提案の際示すとし、現段階では明らかにしませんでした。
②市教委が進める「1中学校区2小学校」が子どもたちや地域保護者にとって、どのような効果があるのか、1中学校区3小学校では決定的な問題が起きているのか
答弁 中学校区内の小学校間での学習指導や生徒指導面についての連携をより緊密に進めることができ、子どもたちの学力向上や生活習慣の確立等に資することができる効果があると思われる。
1中学校区3小学校体制の校区では、合同行事等で日程調整が難しく参加できない学校もあったと聞いている。 再諮問は現時点においては考えていないという答弁でした。
この問題は、日本共産党として、これからも住民のみなさんと一緒に、3小学校の存続を求めて頑張るものです。
門真市では2009年10月に60人、2010年には120人と待機児が増えており、今年も6月現在、すでに57人となっています。 このことから待機児解消に向け、市として保育所の増設と、認可外保育所の子どもたちの入所数を待機児とされていないことについても、カウントすべきと指摘しました。
公立保育園3園の施設は、すでに築40年を超えており老朽化や耐震化について、市の考えをただしました。
答弁 耐震診断は昨年度に終えており、耐震化の必要性は認識しているが、耐震化計画まで至っていない。
老朽化に伴う施設の改善については、優先度の高い個所から改修を実施している。必要に応じて大幅な修繕を実施しているとの答弁でした。
豊北議員は、いつ起こるかも知れない震災に備え、子どもたちが安心して保育が受けられるよう、一日も早く耐震化をすべきであると強く要望しました。
7月3日、昨年に引き続き、門真市事業仕分けが、門真市保健福祉センターで実施され、75人の傍聴人の来場がありました。党議員団より福田英彦議員、井上まり子議員、豊北ゆう子議員が終日傍聴しました。
運営・判定は、6事業を対象とし、今回も「市民判定員」方式で行われ、仕分け人と市側との議論の後、25人の判定員さんが評価しました。
「事業仕分け」結果が市の最終判断となるものではなく今後の検討課題となるものです。(判定結果は2面に表参照)
昨年は「外部の視点」からの事業見直しとして、コーディネーターと仕分け人を「構想日本」に依頼し実施していましたが、今年度は、仕分け人に「構想日本」に加えて、内部がわかる門真市第5次総合計画施策評価委員会委員となっています。
また仕分け時間については、昨年より10分延ばして30分とし、職員が事業説明を十分にできるような改善が図られています。
しかし、資料の不備や誤り、誤った数字での説明、仕分け人の質問に直接答えないなどの点が、多々ありました。
国民健康保険優良家庭表彰事業について、事業目的が被保険者の健康増進を図ることとなっているのに、職員が「病気があっても表彰のために医療抑制してくれるのではないかな」などの説明をする場面がみられました。
総評でコーディネーターから職員の対応について、「手段が目的化、本来の目的がわからない。事業設定に問題」との指摘がされるものとなっています。
生ごみ処理機器購入補助事業について、事業実績が低く、ごみの減量について、長期的なビジョンがないことが指摘され、十分な資料を示すことができませんでした。
事業シートの人件費の大幅な誤りが指摘されました。
歴史資料館運営事業について、仕分け人が非常勤学芸員の説明が十分だったことについて「正職員にしてはどうか」と評価。施設の老朽化も視野にいれ長期的ビジョンを明確にして、それなりの計画と投資が必要と提案されました。
仕分け人や市民判定員から、対象6事業、総事業費が僅か2千万円、うち人件費が約0.8人分と規模の小さいもので、このような事業仕分けがよいのかとの声がありました。
日本共産党は市が実施する事業について、市民への説明責任と議会チェックを今後ともしかっり頑張ります。
仕分け人 | 市民判定人 | 判定結果 | |
国民健康保険優良家庭表彰事業 | 不要 | 不要 | 不要 |
生ごみ処理機器購入補助事業 | 不要 | 不要 |
不要 |
駅前公園緑地管理委託事業 | 改善し市が実施(民間活用の拡大、公民協働化) | 改善し市が実施(民間活用の拡大、公民協働化) | 改善し市が実施(民間活用の拡大、公民協働化) |
児童生徒事業支援 事業(防犯ブザー) | 改善し市が実施 | 改善し市が実施 | 改善し市が実施 |
青少年相談事業 | 改善し市が実施 | 改善し市が実施 | 改善し市が実施 |
歴史資料館運営事業 | 改善し市が実施 | 現行通り又は拡充 し市が実施 | 現行通り又は拡充 し市が実施 |