[2011.6.10] -[門真民報]
6日、議会運営委員会が開かれ、13日から開かれる第2回定例会(6月議会)に提出予定議案の取り扱い等について協議されました。
提出議案については、国民健康保険の累積赤字分を今年度予算で手当する繰上充用金47億5千万円を内容とする平成23年度国民健康保険特別会計補正予算の専決処分の承認案件、24年度以降、廃校について考えるとしている四宮小学校の校舎耐震補強工事請負契約案件、浜町中央小学校給食棟整備事業(ドライ方式)について、当初予算の工事請負費1億2千万円のところ最終設計金額において約6千万円の大幅な不足が出たことによる増額補正案件等となっています。
主な議案は次の通りです。
【承認案件】
○平成23年度門真市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)
平成22年度国民健康保険特別会計の収支が確定し、累積赤字分47億5千万円を23年度予算を増額して充当することの承認。
【契約案件】
○上野口小学校校舎耐震補強工事請負契約の締結・契約金額2億1477万円、一般競争入札、
【その他の案件】
○老人福祉センター、高齢者ふれあいセンター、地域高齢者交流サロンの指定管理者の指定
【条例案件】
○生涯学習センター条例の一部改正
・生涯学習センターに廃止となっていたリサイクルプラザの陶芸工房、公民館二島分館の廃止により陶芸・木工室が廃止となっていたものを同センターに設置するもの。
わが党は、リサイクルプラザ陶芸工房等の廃止については、市民サービス後退であることを指摘してきました。
【予算案件】
○平成23年度一般会計補正予算(第1号)
・公有財産(北島市営住宅跡地)の売却による9千125万円の増額補正。これは市営住宅建設基金に積立てる。
○浜町中央小学校給食棟整備事業、6千20万円の不足よる増額補正。
○使える英語プロジェクト事業(全額府補助金)
・実施校―第7中学校、五月田小学校、二島小学校
1日、日本共産党門真市会議員団は、日高哲生門真市議会議長に対し、「議会運営の改善に関する申し入れ」を行いました。
門真市議会はこの間、市民に開かれた民主的な議会運営が求められ、これまで代表質問・一般質問通告のホームページへの掲載など改善が図られてきました。
同申し入れに対して、日高哲生議長は民主的な運営に向け、代表者協議会で協議する方向性を示しました。
今後とも党議員団として議会の民主的運営と市民にいっそう開かれた議会実現に向け頑張ります。
議会運営の改善に関する申し入れ項目
1.「かどま議会だより」については、各会派代表 等で編集委員会を立ち上げ、主な議案に関する 質疑・答弁、一般質問と答弁などを盛り込み、 質問者を明記し、市民にわかりやすい内容とす ること。 |
地域科学研究会主催の「新しい議員像と議会運営」をテーマに研修会が東京都内で開かれ、福田英彦議員が出席しました。
全国市議会議長会法制参事の廣瀬和彦氏は「議員の役割と議会運営の新しい取り組みについて」と題して、①議員提案による政策条例を提案しない(9割)②市長提出議案を修正しない(8割超)③議案に対する個々の議員の賛否を公表しない(公表16%)という「3ない議会」の現状について指摘。
①通年会期制など質疑時間を十分確保する②議員間で意見交換や政策論議を行う自由討議の導入③予算に対する増額修正④議会の機能を強化する議決案件の追加など改革方向について提案しました。
駒澤大学法学部教授の金子昇平 氏「政務調査費の法的課題」と題して、政務調査費の立法経緯や趣旨、交付対象、使途基準などについて述べました。
また、領収書添付により多くなった政務調査費の使途等についての裁判での判例や動向などについて紹介、政務調査費の透明性を高め適正に執行することについて提案しました。
新潟県立大学国際地域学部准教授の田口一博氏「議員の職務と報酬」と題して、①議員身分の明確化の議論②議員の職務と活動範囲③公的支援と公務性の有無から議員活動について述べました。
また、地方自治法の改正によって議員定数の上限が撤廃されることや総合計画の策定義務がなくなることなどに対し、議会役割や対応が問われることについても触れられました。
市民に開かれた議会を始めとした議会改革の必要性が研修会を通じて改めて実感、確認されました。
京阪萱島駅に近い上島町のメイン通りでパン屋さんや歯医者さんなどが並んで建っている道路です。
この土地は下の道路から約2メートルも高くなっており、問題の箇所は、50㎝の幅で柵もなく、放置されていました。以前から「昼間は明るいので、みんな気をつけているが、夜は誰かが落ちないか心配で・・・」と、近所の方から相談を受けていました。
子どもたちの通学路でもあり、対策が急がれており、豊北ゆう子議員は市役所道路課にこの問題を指摘し、改善が図られ危険を促すポールが設置されました。
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東日本大震災による津波の様子について岩手県大船渡市の党市議の田中英二氏よりお届け頂きました。吉浜で漁業に従事されている、伊藤久直氏の奥様が撮影されました。
2010年12月頃の港の様子。長く突き出した防波堤。港内には、漁船が停泊している。左の白壁の建物は塩蔵ワカメ等の作業小屋。
津波の第一波は、手前のガードレールの中ほどまで登った。小屋は、波にはじかれ傾き、漁船は巻き込まれ転覆している。
津波が引いて、防波堤の基礎の部分の海底が見えている。渦を巻いて漁船がかたまって転がっている。防波堤も破壊。