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  • こんにちは。門真市会議員団です。

    No.1865(2011年3月6日号)

    [2011.3.4] -[門真民報]

    住民福祉の機関としての市役所の役割が見えてこない・園部市長の施政方針、議員報酬の10%削減継続の条例を可決-3月議会はじまる

     3月議会(2011年度第1回定例会)が、2月28日からはじまり、園部市長の施政方針説明のあと、提出議案が上程され、14日から行われる民生、建設・文教、総務水道各常任委員会に付託されました。
     また、市長・副市長・教育長・水道事業管理者の給与の減額措置を継続する条例案、及び議員提出議案として、議員報酬10%削減を継続する議案が提出され、日本共産党はじめ、全会派の賛成で決定されました。
     市長は施政方針説明で、冒頭、「数々の行財政改革に取り組み5年間で162億円の行革効果を生むことができた」と自負しました。
     そして、市民一人ひとりが自発的に地域課題の克服に取り組む力を「市民力」、地域住民が自分たちで安全・安心・快適な環境をつくる力を「地域力」と規定し、この「市民力」「地域力」を高める仕組みをいかに構築するか重要な課題であると述べています。

    162億円の行革効果というけれど

     しかし、162億円の行革効果というものの、その内実は、市長が自ら説明することなく一挙に4園の廃止を強行した保育所民営化など説明責任を果たさないまま実施されたものが少なからずあります。
     また、指定管理者を多用したり、十分な行政によるチェックができないと思われる水道事業の包括委託を行うなど多くの問題を含んでいます。

    「市民力」「地域力」って一体何?

     さらに、地域の課題は住民自らが解決していく「市民力」「地域力」を高める仕組みづくりを構築することが何より重要であると言っていますが、市役所はいったい何をやるところなのかと言わざるを得ません。

    国の地域主権改革を無批判に評価

      地方自治と住民生活に重大な関係のある地域主権改革の問題では、住民自治と団体自治が発展する「地域主権改革」でなければならないとしているものの、前段で「市民に最も近い基礎自治体の役割が重点化されている」と住民福祉の機関としての自治体の機能と役割をさらに弱めるものとなっている点などを見ない、無批判な評価が示されています。
     また、「国の政策や財源に頼るばかりでなく基礎自治体が自力でまちづくりを構築していくべき」と新自由主義の考え方に沿った自治体運営をすすめていく姿勢が鮮明です。
     この他、厳しい雇用・経済状況の認識は見られるものの、具体策が見られない点、海外派遣研修のための英語スピーチコンテストの実施などの偏重は問題です。
       3月9日、午後、これらの点を踏まえ、日本共産党から吉松正憲議員が、市長の施政方針と新年度予算に対するに代表質問を行います。

     
    

    門真を元気に、くらし安心の府政を-吉松正憲(府政対策委員長)が事務所開き

     2月27日、4月に行われる大阪府議会議員選挙への出馬を予定している、日本共産党吉松正憲府政対策委員長・現市議団長の事務所開きが行われ、講演会員や支援者等80名が参加しました。
     石橋章一元市会議員の司会で、石原行政区後援会長、馬場府障連協役員、河野登美子元市会議員、亀井あつし市会議員から、それぞれ府会選挙の意義や決意を込めたあいさつが行われました。
     さいごに、吉松正憲府政対策委員長があいさつに立ち、「門真を元気にしたい、くらしに希望の持てる府政にするため4月の府会選挙への出馬を決意した」ことを述べました。
     そして、今度の選挙は、どんな大阪にするのかとともに、門真市民のくらしをどうするのかがかかった重大な選挙であり、また、決して橋下知事と大阪維新の会対既存政党ということではなく、これまで通りの失敗した、税金をジャブジャブつぎ込んで、開発に明け暮れた従来型のオール与党勢力対大阪の底力を育てる府民の暮らし第1の府政かかげる日本共産党かのたたかいであることを明らかにしました。
     そして、「市民の願いを本当に府政に届ける議員が必要だ」と決意を述べました。

    11.2.27吉松正憲事務所開き.jpg

     

    学校図書館への司書配置は決定的な問題-吉松・井上議員、豊北ゆう子(教育福祉対策委員長)が上野口小学校図書館を視察

     2月22日、吉松正憲・井上まり子議員と豊北ゆう子党市教育・福祉対策委員長は、学校図書館の現状について、上野口小学校を訪れ、阪口校長から説明を聞きました。
    「各クラスが週1回図書館での授業を行っており、本の貸し出し、調べもの、読み合わせなど、また、特別活動、総合学習としても利用している。」とのことでした。図書館が3階にあり、パソコンは4階にある点について、「一緒のフロアにあれば、より有効な活用ができるのではないか」とのことでした。
     「本の貸し出しは、長期休暇の前に、一人当たり2冊の貸し出しを認めている。これ以上は、貸し出し記録のバーコード化などの整備を行わないとむつかしい。学校図書館以外にも、市立図書館との連携で、各クラス50冊の学級文庫があり、先生方のボランティアで廊下に図書コーナーをつくり、子どもたちが利用している。」
     また、「毎週火曜日、20分の休憩時間に、市の登録ボランティアの方に来ていただいて、『読み聞かせ』を行っている。今年から、1~4年生を対象に各クラスごとに実施し、現在2順目に入ってる。 子どもたちもさわがず、静かに聞いています。」とのことでした。
     学校現場では、それぞれで、工夫しながら学校図書館の活用に取り組んでいることがわかりました。それだけに、速見小学校のように学校図書館を改修すること、とりわけ、司書をちゃんと配置し、子どもたちがいつ来ても対応できる体制をとっていくのかが重要であり、どう計画的に司書を配置するのかが決定的な問題であることがわかりました。

    11.2.22上野口小学校図書館・視察.jpg