[2011.2.11] -[門真民報]
2月3日、吉松正憲府政対策委員長と亀井あつし議員は 、府営門真団地の建て替え問題で、大阪府住宅まちづくり部住宅経営室の担当者と会い、建て替え計画の進捗状況についての説明を求めるとともに、住宅補修の必要な個所の対処について要望を行いました。これには、黒田昌子府会議員が同席しました
この中で、「当該団地居住者や周辺の商店等から『計画がどんなふうにすすめられるのかの説明がない、見通しをはっきり説明してほしい。』との声を紹介し、府の対応を求めました。
府職員に説明と要望をする、吉松正憲議員(中央)、黒田昌子府議(右側)、亀井あつし議員(左側)
府の担当者からは、「22年度中に市との開発協議を終え、4月以降に住民への説明会を考えている。」とのことでしたが、建設戸数について、募集を停止し転居や死亡などの自然減を理由に減らすことは許されないことを指摘しました。
さらに、建て替え計画を理由に、維持補修が放置されているとして、塗装がはがれてボロボロになっている写真を示し、居住者がアーバンに改善を求めたが、「当方ではできないので居住者でやってくれ」との対応があったを示し、「これでは家主としての責任放棄」だと府の善処を求めました。府営住宅の維持管理費がこの10年余りで半減していることも担当者の説明で明らかになりました。
「サビ止め塗装」部分まではがれ落ちた、玄関ドアの状況
「大阪都構想」の裏で、最低必要な維持補修費がドンドン削減されていますが、これが大阪のまちづくりの姿でいいのか大いに疑問を感じるところです。
日本共産党大阪府会議員団は2月府議会に向けて、府下各民主団体、市民団体、党市町村議会議員団などとの懇談会を開き、門真から吉松正憲府政対策委員長・市会議員団長が参加しました。
宮原たけし府議団長のあいさつの後、朽原亮政調会長が府政の課題、日本共産党府会議員団の提案などについて報告を行いました。 この中で、府民生活と雇用、大阪経済が完全失業率や企業倒産、家計消費でも悪化の一途をたどっている数値を示し、橋下府政のもとでもくらしと雇用がさらに悪化していることを明らかにしました。
国の悪政が根本にあるとは言え、橋下府政も国のすすめる地域主権改革と言う名の住民福祉増進を本旨とする地府自治体の役割を低めようとする動きに同調する動きが目立っています。
ものづくり等の中小企業振興費は半分以下、商業振興関連予算は3分の1に削減、大企業の新卒採用縮小が問われる中で、大阪の雇用を支える中小企業への対策が縮小され、橋本プランでは中小企業融資も市場原理に任せようという逆向きの動きを加速させており、大阪都構想で従来型の開発プランのままです。
府民要求実現とは逆の動きが強まる中で、党府議団は、草の根の府民運動と議会での論戦を通じて、年間54億円の府営水道料金の引き下げを実現させ、私学授業料無償化の拡大、知的障害支援学校を4校新設させるとともに、知事の改悪の動きがあった中で、35人学級や福祉医療助成制度を守りぬいた貴重な成果をあげたことを強調しました。
また、議会改革の点でも費用弁償の廃止などに続き、議員報酬削減でも、率先して実践し、実現を迫っていることを示し、党議員の果たしている役割を明らかにしました。
吉松正憲府政対策委員長と豊北ゆう子党市教育福祉対策委員長は、2月8日、懸案となっている府道守口門真線の歩道確保など交通安全対策について、現地調査を行いました。
歩道とはいえない
第1は、宮前町・城垣町・上島町・下島町部分には歩道が設置されていないこと、また、その上に電柱が通行の妨げとなっており、自動車と自転車・歩行者・車いす利用者にとって非常に危険であることがわかりました。
また、上野口町付近の一部歩道の幅がわずか30センチほどしかなく、視覚障がい者はもちろん、車いす利用者も通行は不可能であることがわかりました。 さらに、上野口町と野里町の境界部分の橋が道路に大きくせり出し、たいへん大きな支障物件になっていました。これまでも、取り上げていますが、あらためて、門真市、大阪府への働きかけを行い、改善に取り組むことにしています。
明らかな障害物
10日、日本共産党女性後援会が、4月の府会・市会選挙に向けて決起の集いを開催しました。
一部では、吉松正憲府政対策委員長が「福祉切捨て・大型開発優先の政治は大失敗。くらし・中小企業の応援こそ大阪の再生の道」と力強く訴えました。次に、福田英彦市会議員・党議員団幹事長が、この4年間の共産党委員団が果たしてきた役割について、駅のエレベータ設置など市民のみなさんの願いを議会に届け実現したことや、行政をしっかりチェックしてきたことなど具体的な実績を上げて報告をしました。
亀井あつし議員、井上まり子議員、豊北ゆう子教育福祉対策委員長も府会議席と4人の市会議員団確立に向けて全力で頑張ることを力強く訴えました。
二部では、歌声祭典日本一に輝いた男性合唱団「昴」のすばらしい合唱を聞き楽しいひと時を過ごしました。
市内のサニタリー継手・バルブ・ポンプ機器などの製造販売の中小企業であるオサメ工業(株)の組合員である平野さんが、労使関係の正常化や差別賃金の是正、一般従業員と同様に定年後の再雇用を行うことを求めて、会社側と争っていた問題で、1月15日、和解が成立し、組合結成以来7年半の争議が解決することになりました。
和解内容は、①会社はこれまでの差別賃金の是正措置として組合に解決金を払う。②平野氏を定年後再雇用し、定年時の65%の賃金を払う。③今後は、円満な労使関係確立に労使双方が努力する。④これにより、この間の争議がすべて解決したことを確認する。以上のような内容で、特に、再雇用を認めたことは、画期的な成果であると言えるものです。
7日、行われた勝利報告集会では、平野さんが、支援へのお礼を述べ、これからも、市内労働者の労働条件改善のたたかいに取り組む決意が述べられました。党議員団から4議員と豊北ゆう子さんも参加しました。
挨拶する平野委員長
1月28日、東部大阪治水協議会は、大阪府が管理している寝屋川流域下水道「竜華水みらいセンター(下水処理施設)」の視察を実施しました。
同施設は、府下で最も新しい昨年11月から供用開始された下水処理場で、管理棟を除くと下水処理施設が全て地下に造られています。
地上部は、防災空地など公共的な活用をしないで、民間活力として商業などの施設を建設する予定です。