[2010.12.17] -[門真民報]
民生常任委員会は13日に開かれ、日本共産党から吉松正憲議員が出席し、老人福祉センターの管理運営を市直営から、指定管理者に移行する条例など、5議案が審議されました。
同議員は、老人福祉センター・高齢者ふれあいセンター・高齢者交流サロンへの指定管理者の導入について、「民間の能力やノウハウを幅広く活用するというが、やる気があれば市直営でもできることだ」と指摘。
要は、人件費をいかに削減するのかという、行革の観点ばかりが先行している点をあげ、「雇用形態でいえば、指定管理者の導入が非正規雇用を増大させることになるのではないか」と非正規雇用に歯止めをかけるべき行政が、非正規雇用を増大させる先頭に立ってどうするのかと市の姿勢をただしました。
答弁では、「昨今の非正規雇用の増大については、大きな社会問題であると認識している。」としながらも、「応募者の選定にあたって、人的体制を含め、提案内容をしっかりと見て選定する」と述べました。副市長の答弁でも、「労働法規等を順守するので問題は起きないようにする」と述べるだけで、いかに、非正規雇用に歯止めをかけるのかの観点が抜け落ちていました。
市立リサイクルプラザ条例の改正は、吹きガラス工房・ガラス細工工房・陶芸ガラスバーナー工房を低炭素社会にそぐわないと廃止しようとするものです。
同議員は、「リサイクルプラザ設置の目的、施設費用、工房廃止の理由は何か、全国的に門真市のリサイクルプラザはどう評価されているのか、市民参加のこれまでの取り組みになどについて」市の姿勢をただしました。
答弁では、「設置目的は廃棄物の減量化と再資源化を担う施設とリサイクルの実践の場である市民工房等を併設する施設としてオープン」「施設整備費は48億円」「廃止理由は、『低炭素化』3Rの観点からエネルギーが多大にかかる工房だから」「開設当初は、全国的にも先駆的な施設、当初は利用者も多くにぎわいを見せていた」などとのべました。
これに対し、同議員は、『低炭素化』3Rの観点からエネルギーが多大にかかる工房だから廃止と言うが、建設当初からわかっていたことを指摘。現場を何回も見たが、以前はにぎわいがあったのに、門真市の対応が市民の自主的な取り組みをことごとくそいできた、リサイクルに取り組む市民のやる気にブレーキをかけてきたのが、他ならぬ門真市だと厳しく批判しました。
一般会計補正予算中、し尿処理にかかわる浄化センター運転管理業務を民間委託する点つい、「民間委託の理由」「経費面でも、最初は安くついても、後年度で割高になるのではないか」「委託業者のいいなりになるのではないか」と門真市の姿勢をただしました。
答弁では、「専門知識をもった職員の退職、経費の点で委託する」「割高とはならない」「施設管理を委託しても、職員の必要性、重要性は増大する」「仕様書に基づき運転計画書、作業計画書の作成とこれに基づく報告書の提出を義務付けており、職員による十分なチェックが働き、適正に管理できる」とのべました。
しかし同議員は、「専門知識をもった職員が次々といなくなったから、専門知識とノウハウをもった民間委託だと言いながら、職員による十分なチェックが働き、適正な管理が行えると述べているが、明らかに論理矛盾だと厳しく批判しました。
第2京阪道路の環境悪化を未然に防止するために、門真市内にも環境監視施設が設置され、常時監視が行われています。
同議員は、環境監視の取り組みをただすとともに、データの公表について、「枚方市・寝屋川市・交野市では市のホームページでいつでも見ることができる、門真市でもやってほしい」との声をあげ、門真市でも早急に実施することを要望。「閲覧できるよう早急に対応する」との答弁がありました。
飯盛霊園の9区内にあるトイレの階段に手すりが設置され、喜ばれています。
これは門真市民の方から「以前は何とも思わなかったのですが、年をとってトイレの階段を上がるのがつらくなり、手すりを設置してもらえないですか」との相談を福田英彦議員が受け、飯盛霊園組合に設置を求めていたものです。
霊園内には13箇所のトイレがありますが、手すりの未設置箇所が残され、早期の設置が求められています。
あわせて、車イスの方が安心して利用できるようスロープの設置が必要です。
引き続き改善を求めていきます。
日本共産党門真市議会議員団は9日、2011年度門真市予算及び施策に関する市長宛ての要望書を小西清副市長に手渡し、懇談しました。
要望書では、1.市民の営業とくらしを守るために2.高齢者・障害者・医療施策と福祉の充実を3.だれもが安心できる子育てと教育の充実のために4.まちづくり5.憲法を暮らしに生かし、情報の公開、公正で民主的な行財政運営の確立をの柱で、157項目にわたって要望。
子どもの医療費助成制度の小学校卒業までの拡充、児童虐待への抜本対策、門真市民プラザの充実はじめ新たな要望も行っています。
議会においても積極的に実現目指します。
12月9日「認知症を正しく知ろう」というテーマでけいはん医療生協「かやしま事業所」で学習会が開かれ、最近までみどりヘルパーステーションで訪問介護ヘルパーをしていた豊北 ゆう子日本共産党教育福祉対策委員長が出席しました。
理事長の石橋 章一氏のあいさつの後、みどり介護事業所施設長の矢野 琴江さんが講師をされました。
「認知症はだれにでも起こる可能性のある脳の病気で、いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったために様々な障害が起こり、生活に支障をきたす状態です。認知症を理解するには1時間では足りませんが」と前置きをされ、具体的な事例を取り上げて話され、わかりやすく、会場に来られている方々も熱心に聞き入っていました。
最後に、「医療生協としての介護とは、支部や班で集まって、みんなで助け合いの活動をしていく中で、早期発見、早期治療につながるすばらしい活動です。地域で発見したいいことは医療生協でも取り上げて発信していくアンテナとして頑張っていきましょう」と語られました。
飯盛霊園の9区内にあるトイレの階段に手すりが設置され、喜ばれています。
これは門真市民の方から「以前は何とも思わなかったのですが、年をとってトイレの階段を上がるのがつらくなり、手すりを設置してもらえないですか」との相談を福田英彦議員が受け、飯盛霊園組合に設置を求めていたものです。
霊園内には13箇所のトイレがありますが、手すりの未設置箇所が残され、早期の設置が求められています。
あわせて、車イスの方が安心して利用できるようスロープの設置が必要です。
引き続き改善を求めていきます。
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