• HOME
  • 門真民報
  • 議会活動
  • 政策・提言
  • 新着情報
  • お知らせ
  • こんにちは。門真市会議員団です。

    No.1850(2010年11月14日号)

    [2010.11.12] -[門真民報]

    大阪維新の会が描く、「大阪の低迷・下がり続ける府民所得、相次ぐ中小企業の廃業、莫大な借金・ツケは住民に」-維新の会の元自民党府議はじめオール与党にこそ責任

    がけっぷちの大阪

     大阪維新の会が発行している機関紙「維新プレス」を見た市民から、「元自民党の府会議員が名前を連ねて、がけっぷちの大阪を何とかしなければという思いから、『私たちはたちあがった』という意味のことが書かれているが、どういうことなのか」との声が寄せられています。
     そこで、こうした市民の疑問にこたえる形で検証したいと思います。「維新プレス」では、何故大阪維新かと題して、大阪が3つの点でがけっぷちに立たされていることを指摘しています。
     第1は、大阪の低迷=下がり続ける所得【大阪は1996年から2007年の間ほとんど経済成長していない。1996年から2007年にかけて、一人当たり県民所得につき、大阪府は45万円、大阪市は58万円も減少した。その間、東京都は21万円も増えている。】
     第2は、相次ぐ中小企業の廃業
    【大阪府は、1996年から2006年にかけて事業所数が20%、事業者数が15%減少した。大阪市は、それぞれ23%、19%減少。大阪市内では2009年12月現在、大阪市民の5・1%が生活保護を受けている。】
     第3は、莫大な借金=結局、ツケは住民に
    【大阪府の負債6兆4600億円、大阪市の負債6兆円】などと大阪の現状がいかに深刻な状況にあるのかをあげ、だから、「私達はたちあがった」と大阪維新の必要性を強調しています。

    がけっぷちの大阪にしたのは誰なのか

     橋下知事が大阪市と大阪府の「2重行政」の象徴として挙げる、WTC(ワールドトレードセンター、大阪市住之江区)と、りんくうゲートタワー(泉佐野市)の二つのビル。どちらも第3セクター方式で巨額の税金をつぎ込み、経営破たんしました。
     りんくうゲートタワーは、府が関西国際空港開港と合わせ、大企業の進出を当てにして開発した「りんくうタウン」のシンボルとして建設したものです。元自民党府議の維新の会の面々をはじめ日本共産党以外の自民党などは、計画を天まで持ち挙げる旗振り役でした。
     「りんくうタウンは、来る21世紀をリードする日本の玄関口にふさわしい活力と魅力ある国際都市、創造的先導都市」(1989年10月、自民党の代表質問)
     ですから、がっぷちの大阪、「ばく大な借金」をもたらした責任は、大阪維新の会の元自民党府議をはじめオール与党の党派・府会議員たちにあることは明らかです。

    「大阪都構想」は巨額の借金・経済の停滞・ムダな大型開発の教訓とは真逆

     そして、「ばく大な借金」の責任にはほうかむりし、新しい看板でごまかそういうのが、橋下知事の「大阪都構想」です。いわく、大阪府と大阪市という二つの役所があって開発が進まない。それを一つにして、空港、港湾、交通網を制夷して企業が進出しやすい環境をつくる。りんくうタウンや咲洲・夢洲などベイエリア部を「経済特区」にして大企業や外資に減税して誘致するというものです。
     大企業がよければくらしがよくなるという過去の発想とまったく同じです。門真市でも、景気の低迷だけでなく、この間の法人市民税の減税が市財政に深刻な影響を与えています。1992年度には74億円の法人市民税が、2009年度には13億円にまで激減しているのです。

    府財政構造改革プランで、府営住宅半減、中小企業融資からの撤退などの計画が…

     しかも、大型開発のために福祉などの府民サービスを切り捨て、大阪市や門真市の財源まで充てようという考えです。実際、府の財政構造改革プランでは、府営住宅の半減、大阪府が中小企業融資から手を引く、医療費助成の見直し、私学助成の見直しなど府民生活にかかわるサービスに大鉈を振るう計画が挙げられています。
     そして、大型開発を「経済活性化」として進める橋下知事と、過去のムダ遣いの責任に口をつぐむ自民党出身府議の方向性は共通しています。

    元気な大阪へ、くらしと中小企業あたためる府政への大胆な転換を

     日本共産党府会議員団は、巨額の借金のツケを府民に押し付けた責任が、呼び込み型開発を進めた歴代知事と、そのほとんどに賛成してきた「オール与党」にあることを指摘するとともに、府民サービス切り捨てで新たな大型開発をめざす橋下府政ときびしく対決。真の経済活性化のために、くらし・福祉の充実で、庶民の懐をあたため、中小企業を応援することを提案しています。

     

    「維新の会」の問題点うきぼり!地域通貨についても疑問出される-古川橋地域で市政報告・懇談会

     7日、古川橋地域での「市政報告・懇談会」が中塚荘で開かれました。
     報告会では、まず吉松正憲議員(府政対策委員長)が、橋下府政の問題点、多くが元自民党の議員で占められ、府民の暮らしそっちのけの「維新の会」の実態などについて報告し、来年4月の府会議員選挙に向けた決意を述べました。
     福田英彦議員は、9月議会や決算特別委員会の内容を中心に、事業仕分け、学校統合問題、最近の市政の動向などについて報告しました。
     参加者からは、地域通貨への疑問、学校統合での安全対策など、様々な意見が出されました。

    10.11.7市政報告・懇談会.jpg

     

    京阪・萱島駅門真市側へのエレベーター設置で現地調査-豊北ゆう子教育福祉対策委員長

     9日、吉松正憲府政対策委員長と豊北ゆう子党市教育福祉対策委員長は、懸案となっている萱島駅の門真市側へのエレベーター設置問題で現地調査を行いました。
     現地調査では、車いすの方が門真市側から大変な大回りをして寝屋川市側のエレベーターまで行かなければいけないことや、障がい者の方が門真市側の階段を苦労して手すりにつかまりながらあがっている実態が改めてわかり、改善の取り組みを強める必要を痛感しました。

    10.11.9萱島駅エレベーター.jpg