[2010.8.6] -[門真民報]
大阪社会保障推進協議会の「2010年度『自治体キャラバン行動』が27日門真市でも取り組まれ、大阪社保協の事務局長、門真社会保障推進協議会(石橋章一会長)の会員ら24名が参加しました。日本共産党からは、吉松正憲議員が参加しました。
自治体キャラバンは、府下すべての自治体との懇談・意見交換を通じて、国民健康保険、介護保険、後期高齢者医療保険、生活保護、子育て支援、就学援助などの様々な課題の解決と制度の充実を行政とも手を携えて実現していこうと取り組まれているものです。
懇談に先立って、6月2日付で、社会保障に関する要望書を園部一成市長に提出し、7月20日付で市からの回答が寄せられています。
1、行政の在り方について、「住民に対して責任のある仕事を遂行できるよう非正規・非常勤ではなく正規職員の増員を行う必要があるとの発言、要望がありました。
2、国民健康保険について、保険料滞納者に対する差し押さえに関する調査で、門真市が、金額で府下的にいちばん差し押さえを行っているが、子どもに関わる学資保険にも手をつけるのは行きすぎではないのか、分納について妥当な金額とは、基準はあるのかなどの疑問が出されました。
国保の議論の全体を踏まえて、市側から、「保険料が高い点や医者に行くのも控えている実態があり、何とかしたいという点では、みなさんの思いは共有している。行政としても、実態に合った運用、制度の改善に取り組んでいきたい。」との見解が示されました。
3、生活保護について、就労指導で、就職活動での交通費(移送費)が適切に支給されていない実態があること、障害加算を始める時期について、ケースワーカーによって判断の違いがあるとして、是正を求める指摘があり、「問題があれば、改善を行う。」との趣旨の発言がありました。
また、廃止された老齢加算の復活を国に求めよとの要望に対して、「現在のところ考えていません。」と回答しているが、大阪府も国に対して要望しており、夏季加算も含めて、門真市が国に要望するようきびしい指摘がありました。
この他、妊産婦健診の拡充や就学援助制度の運用について、要望が行われました。
「2010ピースフェスタ門真」が7月30日・31日の両日門真市ルミエールホールで開催され、大きな成功をおさめました。日本共産党市会議員団からも福田英彦・井上まり子議員が参加しました。
展示ホールで行われた「平和のための戦争展」では、「原爆と人間」の特別展示が行われ、被爆の実相を伝えるNHK広島の呼びかけで寄せられた数千枚の絵の中から展示され、「門真子どもを守る市民の会」は、門真市内のお墓調べや、戦死者の分布、大阪湾に機雷封鎖があったことなど、この数年間展示を発表されていました。
2日目の「ピースステージ」では、レセプションホールに多数の高校生を含む70名がつどい、平和の大切さを確認しあう、熱気あふれるものとなりました。
また、5月にニューヨークで開かれた「NPT再検討会議」に署名を携えて参加した山下祐輝報告、被爆体験を語った高木静子さんの講演も感動を呼びました。
この他、ピースフェスタ門真の一環として「夏休み子ども映画会」にも700名が参加するなど、広がりと新たな深まりをみせた16回目の取り組みとなりました。
実行委員長の北澤輝久さんは、「多くのみなさんの自発的で意欲的なご協力で成功させることができました。」と感謝の言葉を述べています。
7月27日、守口市門真市消防組合議会が開かれ、亀井あつし議員が出席しました。
副議長の選挙で、副議長に風古波氏が選出されました。
条例案件では、消防職員の住居手当に関する一部を改正についての審議がおこなわれ、全一致で可決しました。
くすのき広域連合議会7月臨時会が7月27日に開かれ、監査委員の選出 及びくすのき広域連合一般職職員の給与条例の一部を改正する専決処分 が議案として提出され、全会一致で可決されました。門真市会議員団からは、吉松正憲・井上まり子議員が出席しました。
7月28日、飯盛霊園組合議会が開かれ、福田英彦議員が出席しました。
議長、副議長の選挙では、議長に渡辺裕氏、副議長に原口芳生氏がそれぞれ選出されました。
監査委員の選任については、池中省三氏(識見を有する者)、福田英彦氏(議会内選任)がそれぞれ選任されました。
条例案件では、住居手当に関する改正の「一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について」が全一致で可決しました。
報告では、「国債購入後の会計処理」について報告されました。
これは、飯盛霊園組合の基金10億3967万円を運用し、額面金額10億円の国債(既発債)を購入し、満期までに総額2631万円の利子(最終利回り0・498%)を受け取ろうとするものです。
国債での運用については、福田議員が途中解約での損失、資金需要への対応について3月の議会で質しましたが、今後も注視することが求められます。