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  • こんにちは。門真市会議員団です。

    No.2567(2025年9月21日号)

    [2025.9.19] -[門真民報]

    生活保護基準引下を違法とする最高裁判決に関する党議員団提案の意見書案上程されず!

    本会議に向け議会運営委員会開かれる

    24・25日開催の本会議の運営について協議する議会運営委員会が16日に開かれました。
     まず、通告が締め決められた一般質問は、14人から発言の通告があり、発言順序は通告順とすること、発言時間帯については、答弁時間が定まり次第通知することとなりました。
     福田英彦議員の通告は1番、豊北ゆう子議員の通告は8番目で、通告要旨は別記のとおりとなっています。
     次に、日本共産党から提案のあった「最高裁判決を受け生活保護利用者及び元利用者への補償を求める意見書(案)」について、各会派との協議結果について福田議員から報告がありました。
     報告では、「最高裁判決について政府が原告に対し、何ら反省なく謝罪していないこと。既に3回開かれている『最高裁判決への対応に関する専門委員会』が開かれているが、原告が次々と亡くなっている今、先ず判決に従い未払い分を支払うべきと意見書の採択を求めたが、『すでに委員会が立ち上がっている』と調整できなかった」と述べました。
     この報告を受け、本会議に意見書案を上程しないことを決定しました。
     この他、24・25日の議事運営について確認され、第4回定例会(12月議会)の日程が内定しました。
     第3回定例会(9月議会)も本会議を残すのみとなりました。
     議案採決では、豊北ゆう子議が討論を行い行い、反対議案の問題点を述べます。ぜひ傍聴にお越しください。

    福田英彦議員の一般質問
    1.水道事業の大阪広域水道企業団への統合について
     (1)大阪広域水道企業団とのこれまでの統合協議について
     (2)「覚書」締結後示された統合素案について
     (3)事業統合を判断する際の具体的な判断基準について
     (4)判断基準に照らした統合メリット、デメリットについて
    2.「府立高校再編計画」に基づく門真西高校の2027年度募集停止について
     (1)門真市内の府立高校のこれまでの経過について
     (2)門真市内から通う生徒の状況について
     (3)府教委の計画に対する今後の本市の対応について
    3.こども食堂に対する支援施策について
     (1)こども食堂の現状について
     (2)本市の支援施策の現状について
     (3)今後の支援施策の充実について

    豊北ゆう子議員の一般質問
    1.子育て支援の拡充について
     (1)就学前教育(3歳~5歳)の給食費完全無償化について
     (2)入院時食事療養費助成の復活について
     (3)子ども医療費助成窓口負担の無償化について
    2.義務教育学校「水桜学園」整備に伴う周辺道路の整備について
     (1)整備にあたっての考え方と具体の内容について
     (2)拡幅等の整備によって生じる周辺住民や学校児童生徒への影響と対策について

    支援学校に通う児童生徒のために施設の設置充実を!

    文教こども常任委員会で議論

    文教こども常任委員会が11日に開かれました。(党議員団からは委員を出せていません)
     委員会に審査が付託された案件は6件で、いずれも全会一致で可決すべきものと決定しました。
     その後は、所管事項に対する質問が行われ、
    4人の議員が質問に立ちました。
     この中で、大西康弘議員(真政会)、後藤太平議員(公明党)が、「特別支援学校」について質問しました。
     特別支援学校ついては、第2回定例会本会議の一般質問において、日本共産党の豊北ゆう子議員、大阪維新の会の五味聖二議員が、門真市に特別支援学校の整備を求めています。 文教こども常任委員会の議論では、市内の児童生徒が特別支援学校に通う数が増加傾向にあることや、支援学校の不足について出され、門真市に支援学校の整備を求める質問も出されました。
     この間、特別支援学校の教職員や保護者が、議会に対し、門真に特別支援学校の建設を求める陳情が寄せられ、各会派との懇談なども進められています。
     門真の子どもたちが
    安心して通える特別支援学校の整備が強く求められています。
     党議員団も門真市への特別支援学校整備に力をつくします。

    高すぎる国保料に子育て支援金の上乗せで、さらに高額な負担に!

    民生水道常任委員会 豊北ゆう子議員

    民生水道常任委員会が10日開かれ豊北ゆう子議員が出席しました。
    委員会に付託された案件は7議案で、豊北議員は国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)、後期高齢者医療保険事業特別会計補正予算(第1号)の2議案に対し問題点を指摘し反対しましたが採決の結果賛成多数、他の5議案については全会一致で可決すべきものと決まりました。

    玩具購入にクラウドファンディングを実施
     令和7年度門真市一般会計補正予算では、8年度開設予定の門真市立文化創造図書館KADOMADOの知育玩具や遊具の購入にクラウドファンディングを実施するための委託料が追加されるものです。豊北議員は、①クラウドファンディングにした理由、②目標額(1037万4千円)に達しなかった場合の損失等について質しました。
     ①の理由については、広く支援を集める仕組みであり、専用サイトを通じ幅広い情報発信、施設を効果的にPRできると考え採用した。②の損失については、目標額に達成しなかった場合でも支援金の受け取りができる方式を予定し、損失はないと答えました。

    保険料に子育て支援金の上乗せ許せない

    令和7年度国民健康保険事業特別会計補正予算は、子ども子育て支援制度の創設に伴い、8年度より18歳以上の人の保険料に支援金を上乗せして徴収するためのシステム改修費(1040万6千円)について質問しました。
     子育て支援金は18歳以上の人一人平均月250円の負担、年々増額することが質疑の中で明らかとなりました。市民への影響を質すと、「保険料の納付が困難な被保険者が増加することが考えられますが、そのような方には、適切な減免制度の案内や丁寧な納付相談を行っていきたい」と市民への影響を認めざるを得ない答弁でした。
     豊北議員は、子育て支援の財源は全て公費で賄うべきで、子育て支援を理由にした国民負担増は許されない。療保険の保険料を少子化対策に使うこと自体が医療保険の目的を逸脱するものだと指摘し反対しました。
    令和7年度後期高齢者医療保険事業特別会計補正予算についても、子ども子育て支援制度の導入に伴うシステム改修の委託料であり、金額は一人月200円(年々増額)となることから国保特別会計補正予算と同様の理由を述べ反対しました。
     議案60号「民事調停の申し立てについて」は、門真市立総合体育館のメインアリーナ床面に発生した損傷に対する損害賠償請求として、設計業者・施工業者に対し改修工事に係る費用等の負担を求め民事訴訟を提起するものです(金額約9537万円)。

    【所管質問】
    ①生活保護行政の現状
     全国では算定ミスなどで返還金が発生していることから本市の状況を質しました。
     本市の過去5年間の返還金件数は多い年で292件で、いずれの年度も200軒を超え、そのうち市の算定ミスは約1割とのことが質疑で明らかとなりました。1人のケースワーカーが受け持つ件数も要因と専門家等から指摘されていることから、ケースワーカーの現状と研修等の充実・改善を求めました。
    ②いのちのとりで裁判の受けとめについて
     2013年から行われた史上最大の生活保護基準の大幅引き下げが憲法25条の生存権に反すると、全国1千人を超える原告が国と自治体を訴えた「いのちのとりで裁判」は6月27日に勝訴が確定したことから、市の受け止めと対応について質し、国に早期対応を求めるよう要望しました。
     答弁では、「自治体による保護変更決定処分を取り消す」との最高裁判所の判決内容について真摯に受け止めている。国の動向を注視し、適切な対応を行っていくと述べました。
    ③国保証について
    昨年12月2日以降、紙の保険証発行停止になり、期限が切れる10月31日以降は、マイナンバーカードを持っていない人やマイナンバーカードに保険証登録していない人には市から送られてくる「資格確認書」で受診できるようになり、マイナ保険証の人には「資格情報のお知らせ」が送られてきます。期限切れの紙の保険証や「資格情報のお知らせ」単体でもこれまで通りの受診が可能という国の通知を周知するのか質すとホームページにアップする予定との事です。
    ④介護認定に係る調査日数について
    法律では30日以内と決められていますが、本市は平均47・7日もかかっていることから、要因と改善を求めました。
    ⑤「省エネエアコン購入補助事業」(7月1日~10月30日)
     補助申請数は見込数の4分の1と少なく、今後周知に努めると答弁しました。豊北議員は物価高対策事業としての全市民的な視点が必要と指摘しました