[2010.5.7] -[門真民報]
1日、開通して1ヶ月を経過した第二京阪道路の住環境への影響や今後のまちづくりについて、沿道の北河内各市会議員団が、意見交換を日本共産党北河内南地区委員会事務所でおこないました。
山下よしき参院議員、黒田まさ子府会議員(枚方市選出)、枚方、交野、寝屋川、四条畷、の党市会議員や関係者が出席しました。門真からは、吉松正憲議員、亀井あつし議員、井上まり子議員が出席しました。
沿線各市の党議員より、第二京阪道路開通に伴い発生している問題、環境対策について意見が出されました。
枚方市
①全線開通後、枚方東入口にあたる国道307号線が大渋滞になっている。
②津田南地区では、騒音が激しく、住民から騒音測定が求められている。
③第2京阪道路と府道を結ぶ道路が新しく開通した茄子作東町では、夜間ダンプが通行し夜寝られない。
交野市
①PM2・5(ぜん息等を引き起こす、微小粒子状物質であるディーゼル排気微粒子等)の測定を国が責任を持って実施するようにこれまで以上に運動を強めることが必要。
②遮音壁の途切れている箇所などで騒音が問題になっている。
③新しい道になれないドライバーが、側道から住宅街に入ってくる、案内表示板の設置増など改善が必要。
寝屋川市
①測定すべきところに測定監視局が設置されていない。
②第二京阪道路で寸断され、信号の無い危険な通学路がある。
四条畷市
①これまで直進出来ていた所で迂回しなければならず不便になっている。
門真市
①交通事故が多発している、府道寝屋川大東線との交差している下島頭北交差点の改善。
②「緑立つ道」と程遠い沿道の植栽状況を改めて欲しい。
大阪府主導の「第二京阪道路沿道まちづくり検討会」が、昨年12月に発表した「第二京阪道路沿道まちづくり方針」が沿線各市でどのように具体化されているか意見交換をしました。
意見交換の中で、議会や周辺住民に十分な説明もなく、区画整理事業や大型店舗の出店計画がおこなわれていると報告がありました。
山下よしき参院議員は、「沿線の党市議団と連携し、現地視察をおこない改善に向けて頑張りたい」と発言しました。
黒田まさ子府会議員も、「大阪府の関係機関に具体的な事例を示し問題の解決にむけて申し入れをしていきたい」と連携した取り組みを強調しました。
1日、第二京阪道路の住環境への影響や今後のまちづくりについての意見交換会終了後、山下よしき参院議員、黒田まさ子府議、亀井あつし、井上まり子議員は、事故が多発している「下島頭北交差点」と、植樹帯の現地調査を行いました。
「下島頭北交差点」は、死亡事故をはじめ開通後すでに5件以上の交通事故が発生しています。
同交差点は、第二京阪道路の橋脚や遮音壁によって、視界が遮られています。その為、自転車や子歩行者から信号が見えない状態になっています。
山下参院議員が現地調査をすることを知った、同交差点で車にはねられる事故にあった方のお父さんから、事故現場で詳しく説明を受けました。
山下参院議員は、「高速道路利用者のことは考えても、その下に暮らす住民のことは真剣に考えていないと思わざるを得ない構造になっている」「改善に向けて、皆さんと一緒に頑張りたい」と語っていました。
同行した黒田府議は、「府警や府土木事務所に、植樹帯の改善、安全などを求める」と対策に取り組むこと約束しました。
党市会議員団は、引き続き、同交差点をはじめ、歩行者や自転車の安全対策の充実に向けて、取り組んでいきます。
第二京阪道路の沿線に住むみなさんから、「『緑立つ道』どころか、多くの植樹帯が整備もされないで放置されている」との声を受けて現地調査を行いました。
側道沿いの植樹帯は、樹木の一本も植えられないで、上の写真の様に、整地どころか大きな穴が開き、そこに雨水が溜まっていました。
他にも、工事途中で瓦礫(ガレキ)を放置したような植樹帯、すでに枯れている樹など、指摘するとキリが無いほどひどい状態です。
山下参院議員も呆れ顔で、「『緑立つ』どころか土がむき出しのままで『ほこり立つ』道路になっている」と感想を漏らしていました。
1日、北区の扇町公園での大阪メーデーをはじめ、府内15ヵ所で地域メーデーが行われました。
日本共産党は大阪メーデーに吉井英勝衆院議員、山下よしき参院議員、清水ただし国民運動本部長、山口勝利党府委員長、府・市会議員らが参加しました。
参加者は、「人間らしく働けるルールの確立」等の要求を掲げて多くの労働者が集い、アピールしながらデモ行進しました。