[2025.3.28] -[門真民報]
タワマンへの45億円の助成金認められない
党議員団が一般会計予算に修正案を提出!
第1回定例会(3月議会)が全ての日程を終了し閉会
門真市議会第1回定例会の本会議が21日開かれ、全ての日程を終了し閉会しました。
まず、付託議案の審査結果について各常任委員長からの報告があり、その後、日本共産党議員団は、平成7年度門真市一般会計予算に対する修正案を提出しました。
修正案は、古川橋駅北側に建設が進められている41階建ての民間タワーマンションに対し門真市が支出しようとしている総額45億円の助成金の内、令和7年度分として計上されている6億4395万円を減額するものです。
提案に当たっては、提出者を代表し豊北ゆう子議員が、提案理由の説明を行いました。
この修正案に対する質疑は無く、修正案に反対の立場で真政会を代表し、森博隆議員が討論を行いました。
続いて福田英彦議員が修正案に賛成の立場で討論を行いました。
討論では、請負契約でも委託契約でもない対価性のないタワーマンション建設に対する45億円の助成金について、その効果額を一切市民に示さない、示そうともしないという姿勢は、税金の使い道について市民に説明責任を果たしていないと言わざるを得ず、まさに市民に対する「背任行為」ともいえるのではないか、と厳しく指摘しました。
また、この助成金事業は、総額45億円の助成金を支出する門真市の大事業であり、門真市が様々な効果があるとしている事業であるにもかかわらず、市民にその事実を隠すかのように、市ホームページや市広報で全く市民に知らせないのは異常だと指摘しました。
採決では、日本共産党以外の会派の反対で否決されましたが、公明党と大阪維新の会は、その理由を語ることはしませんでした。
そして、修正案を除く一般会計予算については日本共産党以外の会派の賛成多数で可決されました。
つづいて、一般会計予算以外の議案について議題となり、採決では豊北ゆう子議員が国保、後期高齢者医療、介護保険の特別会計について、保険料滞納者への差押、全国で3番目に高い介護保険料引下げについても市民に寄り添う姿勢が見られないことなどを挙げ反対しましたが、賛成多数で可決されました。
引続き党議員団は、市政をしっかりチェックします。
門真市は「だまし討ち」不当処分の取り消しを!
市職労役員懲戒処分取消訴訟第6回口頭弁論
門真市職労役員「だまし討ち」不当処分の取消を求める裁判の第6回口頭弁論が19日大阪地方裁判所で開かれ、党議員団から福田英彦議員が傍聴しました。
今回は、原告から提出された準備書面(6)の要旨について河村学弁護士が意見陳述を行いました。
意見陳述では、被告は、従前から原告の離席状況を知りながら、離席を承認し、勤務評価においても問題視しない取扱いを行ってきたにもかかわらず、ある時点から労働組合と協議することもなく、原告らに注意・経過こすることもなく、従前の取扱いを変更し、秘密裏に離席の記録を付け、処分を行ったことについて「だまし討ち」であり、信義則に反すると厳しく指摘しました。また、公平委員会の「裁決」についても、処分行政庁代理人と公平委員がかつて同じ法律事務所の共同経営者であり、他の自治体の行政庁側共同代理人として活動してきた事実などが明らかとなり、公平委員会の独立・中立を害する裁決が行われており、「それ自体違法というべき」と厳しく指摘しました。
次回の口頭弁論は、5月19日の予定で、被告側の陳述等があり、今後は証人尋問の申請等が行われることとなります。
日本共産党議員団も今後の裁判の推移を注視していきます。
誰もがお金の心配なく暮らせる大阪に
女性のパワーで清水ただしさんを国会へ
2025日本共産党大阪女性後援会総会
2025日本共産党大阪女性後援会総会が20日、大阪市内で開かれ、豊北ゆう子議員が参加しました。
総会の一部では、清水ただし参議院選挙大阪選挙区予定候補の挨拶、山下よしき参議院議員・比例予定候補からのビデオメッセージ、事務局からの活動報告・行動提起が行われ、また、保育現場・各地域からの発言など活動が報告され交流しました。
清水 ただし参議院大阪選挙区予定候補
世論と運動で要求が実現できる情勢
清水氏は、誰もがお金の心配なく平和で豊かに暮らせる大阪のまちづくりをと訴え、また、金権腐敗政治にメスを入れることができるのは企業団体献金や政党助成金受け取らない、官房機密費は見たことも触ったこともない清潔な力でがんばる日本共産党しかない。 高額療養費の上限負担額の引き上げ見送りを実現させたのが世論と運動の成果だとし、頑張れば要求が実現できる面白い情勢だと強調しました。
選択制夫婦別姓を
カジノは大阪にいらん
選択的夫婦別姓については多くの政党が実現を求め、国連の女性差別撤廃委員会から勧告が出されていると指摘。女性も男性も性的少数者も、それぞれの個性を大切にしながら、みんなが笑顔で暮らせる大阪に。また、ギャンブル依存症を生み出すカジノは大阪にいらない、カジノより子育てや暮らし応援の政治に。そのためにも参院選で国会へ送り出してほしいと訴え、満場の拍手が送られました。
山下よしき参議院議員はビデオメッセージで、大阪女性後援会のパワーは日本一、夏の参院選で比例5議席、大阪選挙区では清水ただしさんを国会へ全力尽くすと挨拶しました。
記念講演「様変わりした国会 さらに政治を前に」たつみコータロー衆議院議員
二部では、たつみコータロー衆議院議員による記念講演が行われ、「様変わりした国会、さらに政治を前に」と題して講演しました。 たつみ氏は、昨年の総選挙で与党を少数に追い込み、国会が様変わりしたと、国会での状況や質問について詳しく述べました。
非正規雇用(派遣社員)の問題では、民間では5年有期雇用が続けば常用雇用の定め(労働基準法)があるが、公務員には無いこと。会計年度任用職員は1年ごとの任用で、建前上は臨時的な仕事にだけ充てられているが実態は違う。総務委員会では保育士や教師等は30年働いている実態を示しても、民間の雇用と公務員の任用制度は別の制度だから仕方がないという答弁。たつみ氏は法律論でなく実態はどうなのか、雇用の安定性に欠けるのではないかと総務大臣に迫り、「雇用の安定性に欠けると私は思います。」と答えさせることができたことを語り、大臣であっても実態は否定できない、こういうところを追求できるのは、日本共産党が現場のみなさんの声を聴き草の根で国民と結びついているから党の論戦力が発揮できると述べました。
自民・公明だけで
予算は通せない
今の国会では自民・公明だけで予算が通せないので、維新の会を抱き込んで衆議院の予算を通し、3党合意を結んだことを述べ、中身は医療費を年間4兆円削減する事でドラッグストアーで買える薬は保険適応しないなど酷いもので許せないと訴えました。税金の負担率では低所得者ほど消費税の負担率が高い問題、アメリカ言いなりの政府の姿勢、最後に万博・カジノの問題点について語り、政治の大本を変えるために、日本共産党を大きくしてほしいと締めくくりました。