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  • こんにちは。門真市会議員団です。

    No.2537(2025年1月26日号)

    [2025.1.24] -[門真民報]

    学びってなんやろう 学校ってなんやろう

    定時制科学部から学ぶ人間らしい生き方

    門真革新懇(準備会)が講演会

    門真革新懇(準備会)が17日、講演会を開催しました。
     講師は、NHKドラマ「宙(そら)わたる教室」の主人公 藤竹叶のモデルとなった久好圭治さんで、「学びってなんやろう 学校ってなんやろう~定時制科学部から学ぶ人間らしい生き方~」をテーマに、定時制高校に通う生徒が、様々な困難を乗り越え、学会や高校生の研究発表会で受賞するまでの過程について講演しました。
     原作は小説家、推理作家の「伊与原 新」氏の小説で、1月15日には、「藍を継ぐ海」で第172回直木賞を受賞した作家です。
     久好さんは、ゴーギャンがタヒチで描いた絵画をスクリーンに映し、「『我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこに行くのか』とのタイトルに我々物理屋は惹かれる」、「自分はいったい今この宇宙の中でどういう立場にいるのかということを常に考えながら生きていかなきゃいけないのかな、科学部の子にはいつもこの絵を見せている」と述べました。
     久好さんと伊与原さんとの出会いは、2023年5月の日本地球惑星科学連合大会高校生ポスター発表の会場で、「生徒たちの活動を小説に書きました」と挨拶を受け、その後10月に発刊、翌年5月には課題図書となり、10月にはドラマ化されるという驚きの連続だったと語られました。
     きっかけとなったのは、2017年の日本地球惑星科学連合大会高校生ポスター発表で、定時制科学部が「重力可変装置で火星表層の水の流れを解析する」を発表し、面白い研究だと伊与原さんが東大教授の栗田敬さんに紹介されたことをきっかけに、小説の構想を温めていたことも紹介されました。
     その年は、府下のSSH指定校も受賞したことがない日本物理学会ジュニアセッションで優秀賞を2本受賞したことなども紹介されました。
     また、科学部を作った翌年の2011年には、日本地球惑星連合で発表した研究成果が、学会の「はやぶさ2サンプラホーンを用いた小惑星表面試料採取に向けた基礎実験」に採用され、高校の名前が共著者として記されたことも紹介されました。
     その後久好さんは、「定時制はどんなところか」について「学び直しの場」、「高卒資格を取る最後のセーフティーネット」であり、様々な困難を持った生徒が通っていること、「人は働かないとなかなか自分を認めることができない、働くっていうことはすごく大事なこと」として、就労のサポートもしているとのことでした。
     また、2010年にできた科学部は、①未解決の課題に取り組む(失敗はない)、②「研究過程」を大切にする(実験装置、実験方法を自ら作る)、③チームをつくる(仲間と徹底的に議論する)、④研究結果を発表する、(自分の言葉で伝える)の4つの目標を設定し、手作りの実験装置や実験の模様も紹介されました。講演後、会場からは様々な質問が出されました。
     久好さんの話の中で、高い大学の学費に不十分な奨学金制度、教育委員会の課題などについても言及しました。
     今回の講演会を通じて、子どもたちの可能性とそれを励ます先生や仲間の大切さを感じるとともに教育環境の充実が求められると感じました。

    【久好圭治さんの経歴】

    阪府立成城工業高等学校
    大阪府立島上高等学校
    (理科・剣道部・生徒指導)

    大阪府立上島高等学校
    大阪府立春日丘高等学校 定時制の過程
    大阪府立大手前高等学校 定時制の過程
    (理科・剣道部・生徒指導・科学部)

    大阪府立今宮工科高等学校 定時制の過程

    鳴門教育大学大学院 学校教育研究科

    (惑星科学:同位体分析)

    大阪大学大学院 理学研究科
    宇宙地球科学専攻 惑星科学グループ
    (惑星科学+磁気科学)

    大阪大学院 理学研究科
    先端強磁場科学研究センター

    医療費削減 根拠示さず(しんぶん赤旗1/8付)

    今さら聞けないマイナ保険証(中)

    Q 診療所や薬局でしつこく「マイナ保険証をお持ちですか?」と聞かれます。従来の保険証はもう使えないのですか?

    A 現行の保険証は有効期間内なら今年12月1日まで利用できます。 保険証の期限が切れても、申請なしで交付される資格確認書があれば、これまで通り保険医療を受診できます。 マイナンバーカードの取得や、マイナ保険証としての利用登録はあくまで任意であって、義務ではありません。 マイナ保険証を推進する厚生労働省やデジタル庁も、従来の保険証か資格確認書があれば保険医療を受けられると説明しています。 堂々と「持っていません」「作りません」と答えて大丈夫です。

    Q マイナンバーと行政情報のひも付けの誤りは、政府が総点検して修正したのでは?

    A 政府による「マイナンバー情報総点検」は、対象となる事務やデータが限られており、不十分なものです。
     実際、「総点検」が終了した後も、長野県は60件(昨年9月)、富山県も53件(同11月)のひも付けの誤りを公表しています。
     これらは、政府が対象外としたデータを点検した結果です。
     自治体では出生・死亡、結婚・離婚、転入・転出などで常に住民票などの個人情報が更新されており、それらはすべて自動で更新されているわけではありません。
     人の手を介する限り、ひも付けの誤りは今後も発覚する可能性があります。

    Q 平将明デジタル相がマイナ保険証の活用による医療DX(医療データの利活用)で、医療費が「桁違い」に削減できると話していました。どのくらい削減できるのですか。

    A 平デジタル相は自分で発言しておいて、具体的な金額や根拠を示していません。
     マイナ保険証を推進する人たちは、医療DXによって医療費をはじめとする社会保障費を減らせると信じています。
     そもそも社会保障費は高齢化や医療技術の発展、物価高騰によって自然に増えるものです。
     自公政権は大軍拡で高額な兵器を爆買いする一方で、国民は高額な保険料を払わされたあげく、医療費の使いすぎだと文句を言われる筋合いはありません。

    Q 災害の避難時にマイナンバーカードを持つべきですか?

    A 災害時、被災地ではマイナ保険証がなくても医療機関を受診できます。
     昨年1月の能登半島地震でも明らかだったように、被災地では電気や通信が使えず、デジタル機器が役に立ちません。
     過去の処方履歴を知りたいのであれば、直近1カ月分の処方履歴が閲覧できないマイナ保険証よりも、薬局でもらえる紙の「おくすり手帳」の方が便利です。

    カネでゆがむ政治をただす

    参院選勝利へ決起集会

    清水氏、山下氏が決意、辰巳氏が国会報告

       激励に答える山下、清水、辰巳氏

    日本共産党大阪府委員会は18日、「参院選勝利、大阪新春決起集会」を大阪市内で開きました。
     まず、参院選大阪選挙区で頑張る清水ただし元衆議院議員が決意表明。2007年に大阪市議会議員選挙でトップ当選した時に重視した①全有権者対話、②住民要求の実現、③生活相談で、街の空気が変わった経験を紹介し、何としてもやり切り、日本共産党の値打ちを語り、勝利するために頑張る決意を述べました。
     参院選比例で頑張る山下よしき参議院議員は、比例の5人がワンチームで活動していること、昨年の臨時国会で「企業・団体献金全面禁止法案」と「政党助成法廃止法案」を真っ先に提出したことを報告、政治倫理審査の弁明で明らかとなった反省のない自民党議員の実態について触れ、日建連が過去10年間で自民党に20億円献金する一方で、受注した公共事業は27兆円を超えて、企業献金が政治を歪めていることを厳しく指摘しました。
     そして、日本共産党の議席の値打ちを語り、何としても勝ち抜く決意を述べました。
     辰巳孝太郎衆議院議員は、国会の様相について報告。
     裏金問題でも維新が進める大阪・関西万博問題でも、日本共産党が国会の論戦をリードしていること、大阪の性暴力救援センターの存続のために国が財政支援を行うことを求めたことなどについて報告しました。
     この他、茨木市議会議員選挙と岸和田市議会議員選挙で頑張る候補者の代表が決意表明し、駒井正男府委員長が府常任委員会を代表し報告、参議院選挙での勝利と党づくりで前進を勝ち取ろうと呼びかけました。