[2024.12.20] -[門真民報]
41階建タワマンに45億円の無駄遣い
宮本市長は見直す考え全くなし!
福田英彦議員がまちづくりの無駄遣い厳しく追及
本会議が17日開かれ、福田英彦議員が一般質問に立ちました。
「古川橋駅北側に建設中の41階建民間タワーマンションに対する45億円の助成金支出など、まちづくりの無駄遣い」については、助成金の半分の22・5億円は門真市の税金で賄なわなければならないにもかかわらず、財政部局は効果額も全く算定しておらず、国に提出している「社会資本総合整備計画書」にも当初には助成金は盛り込んでいないことが情報公開請求で明らかになるなど、疑問や問題点だらけであることを指摘し、①変更を加えた計画書への助成金と費用便益比の有無、②対価性のない助成金に債務負担行為を設定した根拠と国補助金の担保、③財政効果もチェックせず、市民周知もない助成金の抜本的見直しについて質しました。
答弁では、計画の変更時に大阪府から費用便益費の算定は求められていなかった。補助金の担保は国から一括設計審査の承認を受けている。
タワーマンションへの助成金は、国の制度としても定められており、何ら違法性もないことから見直す考えはないとしました。
「費用対効果をどのようにチェックしたのか」の質問には、「約650世帯の質の高い共同住宅が建設され、固定資産税をはじめとする市税の増収等が、継続的に見込まれる」と答弁しましたが、財政部局が全く数字で効果額を示すことができないという異常な答弁を繰り返しました。
市長「トップダウンではない」と答弁
効果額のチェックの有無には触れず
このような市民の税金を22億5千万円も助成金につぎ込みながら、市民に説明責任を果たさない答弁に対し福田議員は、変更した計画書に助成金の費用便益費を添付しなかったこと、対価性のない助成金に債務負担行為を設定した他市の事例の有無、なぜ財政部局が費用対効果を数字でチェックしなかったのか、宮本市長には、ゼネコンの喜ぶ市政・財政運営がトップダウンで行われたのではないかと再質問を行いました。
宮本市長の答弁では、「決してトップダウンではない」私の思いは、「全ての市民の幸福の追求」、「勝手な思い込みや見当違い」だとしましたが、福田議員が指摘している財政部局が助成金の費用対効果を全く示していないことについては全く触れませんでした。
また、企画財政部長やまちづくり部長の答弁も、多額の税金を支出するにもかかわらず、市民に説明責任を果たすものではありませんでした。
福田議員は、議会だけの議論だけでなく、市民に広く知らせていきたいと述べました。
石原町・大倉町のまちづくりは安全・安心のまちを住民合意で
「石原町・大倉町のまちづくりに関する諸課題について」は、安全・安心なまちづくりを進めるために、密集市街地の解消や狭隘道路の拡幅を住民合意で進める必要があるとして、①「石原町・大倉町まちづくり基本構想」の概要、②土地区画整理事業の進捗と課題、③まちづくりに係る周辺含めた諸問題について質しました。
答弁では、防災性の向上が喫緊の課題として、土地区画整理事業等の面整備の実施などをまちづくりの推進方策として定め、権利者に対し、事業参画等の意向調査を実施しているところで、6年度末の準備組合設立を目指しているとのことでした。また、住民説明会での意見は、専門知識をもったサポート、事業負担などの質問が出たが、参加者の多くは事業参画に前向きな印象だったとのことで、理解を得られるよう取り組みたいとしました。
また、「地上げ」のような働きかけは把握していないが、借家人も含め丁寧な対応を心がけ、住宅セーフティネット法に基づく取り組み、公営住宅への斡旋も実施しているとのことでした。
従来の健康保険証の存続を
防犯灯設置に係る施策の充実を
豊北ゆう子議員の一般質問
問題多いマイナ保険証で市民医療が混乱
17日の一般質問で、豊北ゆう子議員は12月2日以降、従来の健康保険証が発行停止になることに伴う諸問題について質しました。
市民からの問い合わせについての質疑では、「紙の保険証はまだ使えるのか。」「資格確認書はいつ送られてくるのか」が多く、またマイナ保険証登録解除申請数が12月10日現在で国保・後期高齢者医療合わせて33件出ていることが分かりました。
豊北議員は、「マイナ保険証」への一本化に伴う作業で、国民健康保険加入者の誤った負担割合が「オンライン資格確認システム」に登録されるなど全国各地で起こっている実態や医療現場ではマイナ保険証の受付やトラブルで混乱している実態を示しました。また、従来の保険証は期限が来れば新しい保険証が送られてくるのに対し、マイナンバーカードの期限は5年ごと等自分で更新しなければならないことをあげ、これらの問題から従来の保険証の存続を国に要望すべきだと求めました。
答弁では、マイナンバーカードと健康保険証の一体化は、医療DXにおいて重要な役割を担うものであり改正法の施行もされており、保険証の存続を要望する考えはないと答えました。マイナ保険証の介護保険証への影響についての質問には、国の動向に注視していくと答えました。今後も存続を求めて行きます。
防犯灯の維持管理
担い手不足への対応
防犯灯は、地域住民の夜間の安全や防犯に役立っています。本市では、自治会が防犯灯の設置管理を行うことで防犯意識の向上と防犯対策の効果を上げ、地域コミュニティーにもつながっています。いっぽう市は防犯灯に係る費用に対し補助を行っています。
今回、設置基準や設置補助・電気料金補助の根拠、担い手不足などで休廃止となった自治会に対する防犯灯の状況と対策についてただしました。
現在、自治会が休廃止、または組織されていない地域で「防犯灯の維持管理をしている」ところは3か所で自治会と同様の支援を行っている、「防犯灯の維持管理をしていない」地域は1か所ということが分かりました。本市は、「防犯灯設置補助は、あくまで地域活動への支援として実施していることから、地域協力団体としての支援を提案している。」と答えています。今後も防犯・安全の向上が求められます。
総選挙後の国会の状況、赤旗の魅力、入党のきっかけなど語る
山添拓 参議院議員迎え希望を語るつどい
山添拓参議院議員を迎え「日本共産党と希望を語るつどい」が14日開かれ、会場は参加者で一杯になりました。
つどいは、事前に寄せられた質問に対し、山添さんが一つ一つ答えるという形式で行われ、総選挙後の国会の状況はじめ多くの質問に明快に答えました。
山添氏は、総選挙について、近畿からたつみ、堀川両氏を国会に送っていただいたことに感謝すると同時に、「議席を後退させたことについてお詫びしたい」とする一方で、他の会派から、「与党を過半数割れに追い込んだのは、共産党のしんぶん赤旗」との声が寄せられていること、国民の願いが前進するチャンスのときに、維新と国民民主党が大軍拡・大企業支援が柱の補正予算に賛成したことを厳しく批判しました。
また、政党助成金の考え方、「103万円の壁」はじめ、しんぶん赤旗の魅力、自身が入党したきっかけなどについても語りました。
NHKドラマ10「宙わたる教室」のモデルの久好圭治さん迎え講演会