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  • こんにちは。門真市会議員団です。

    No.2524(2024年10月20日号)

    [2024.10.18] -[門真民報]

    ずさんな財政運営・まちづくりの無駄遣いしっかりチェック!

    決算特別委員会 豊北ゆう子議員

    2023度(R5年度)1年間の税金や補助金の使い方、施策の効果などを審査する「決算特別委員会」の1日目が7日開かれました。
     日本共産党議員団から豊北ゆう子議員が出席し、ずさんな財政運営やまちづくりの無駄遣いについてただしました。

    まちづくりで増え続ける公債費
    (借金返済)について問題指摘

    企画財政関係では、過去5年間の全体の公債費(借金の返済)と住宅市街地整備事業に係る公債費を確認すると、ほぼ横ばいで推移する公債費全体に比べ、住宅市街地総合整備事業に係る公債費は確実に増え続け、交付税算入額が極めて低いことがわかりました。
     令和6年度からはさらにこの傾向が加速し、財政状況の悪化は中期財政見通しでも明らかで、まちづくりの無駄遣いを改めることが必要と指摘しました。
     市税については、滞納者に対する差押が預金債券、給与など合わせて561件で行われ、換価の猶予が54件でした。
     様々な事情がある市民に対して、親身な対応を求めました。

    ほとんどチェックすることなく
    タワマンに助成金支出は大問題

    まちづくり関係では、古川橋駅北側の民間タワーマンション建設に助成金(拠点開発型市街地住宅等整備事業助成金)についてただしました。まず、助成金の内容とどのようなチェックをしたのかについてー答弁では、計画に定める重点地区内において子育て世代を中心とした多数の人口流入を図るため、云々、質の高い共同住宅等の整備を助成金要綱に基づき実施設計費に交付したもの。チェックは助成金交付要綱と申請書に添付された設計書等を照合し基準に適合しているか確認し、6年3月29日に支払ったと答えました。豊北議員は、助成金を交付決定したことを根拠に、ほとんどチェックすることなく助成金が支払われていることを指摘し、この問題については、支出の違法性も含め総括審査で徹底して質していくと強調しました。
     門真住宅建替えに伴う市道千石西町南北線拡幅整備工事における、支障電柱の移設に伴う補償補填及び賠償金については、当初の補正予算では門真市が全額一般財源で約700万円支出するとしていたが、令和5年第4回定例会において、福田議員の指摘で、国等の財政措置の可能性があることが分かり、その後どうなったのかを質しました。答弁では、財政措置は大阪府との協議・調整を経て、公営住宅整備事業等補助金が1072万6千円、公営住宅建設事業債が1070万円であると答えました。この問題については、党議員団の指摘が無ければ、2千万円余りの事業費を全て税金で賄おうとしていたものを半分は国の補助金、残りを起債で賄うこととなりました。しかし、起債に対する交付税の需要額算入の有無についてはいまだに回答がないこと。門真住宅の建替えに伴う余剰地問題でも、建物撤去費に対する国の20億円の補助金を受けることなく、建物付きで民間事業者に売却しようとしていた問題はじめ、財政部局も含め、事業に支出される税金に対する認識が極めて乏しいと言わざるを得ないと強く指摘しました。
     この他、門真南ルートワゴン型バス運行事業、基本構想等策定業務委託(庁舎エリア)、門真市駅前地区市街地再開発事業、(工事請負費)門真千石西町住宅第4期新築工事についても質疑しました。

    部活動地域移行は課題がたくさん
    教員を増やし教師が関われる環境を

    教育関係では、教員の負担軽減に関する事業等について質しました。部活動の地域移行事業について門真市は5年度、教員の負担軽減等を目的として中学校の部活動指導員を市内中学に6人配置し、中学校長会代表等や関係課で構成する部活動検討委員会を立ち上げ地域移行を検討しています。6年度は第四中学校をモデル校とし段階的に進め他の地域でも広げて行くとしています。豊北議員は地域移行は人材確保など課題も多い、教員を増やしクラブ活動に無理なく教師が関われる環境を整えることが重要。国にも働きかけるよう要望しました。
     水泳授業の民間活力導入事業については、授業の質の向上・施設の維持費用の低減・教員の負担軽減等の目的で、小中学校の水泳授業を学校のプールで行わず、民間の施設や人的資源等、民間活力を導入していくもので、門真市では4年度から始め5年度は小中学校合わせて7校で実施されています。課題については実施可能な近隣施設の確保や移動手段となるバスの確保で学校プールの修繕や改修の緊急性なども踏まえつつ可能性を検討しているとのことでした。豊北議員は、市内のまちづくりがあちこちで検討されている中、民間の施設でなく、市有地を活用し市営プールを設置することを提案要望しました。また、小中で進められている1人1台端末を使用するGIGAスクール構想推進事業、新しい義務教育学校建設、いじめ対策等について問題点等ただしました。

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    2023(令和5)年度決算状況

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