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  • こんにちは。門真市会議員団です。

    2024年第2回定例会 豊北ゆう子議員の一般質問・答弁

    [2024.6.18] -[議会活動]

     

     豊北 ゆう子 議員

     

    1.砂子小学校跡地における公共施設再編計画について

     今、門真市南東部のまちづくりと北島西北地区のまちづくりが一体的に進められる中で、旧砂子小学校跡地に周辺の公共施設を整備するとした計画が、公共施設再編計画に示されています。

    (1)砂子小学校に整備されようとしている施設の概要について

     まず、砂子小学校に整備されようとしている施設の概要についてです。地域住民がこれまで利用してきた、施設が別の場所に移転されるということは、便利になるという市民もいれば、不便を感じる市民も出てきます。

     改めて、今回の再編計画の中で旧砂子小学校に整備されようとしている施設の概要についてお尋ねします。公共施設再編計画の中では、どのような方針の元、どのような議論がなされ今回の施設に決まったのか、計画策定にあたり市民意向をどのように聴取し反映させたのかも併せて答弁を求めます。

    (2)従前施設の機能がどう変わるのかについて

     次に従前施設の機能がどう変わるのかについてです。公共施設は市民にとって、憩いの場所であり生活の中の一部となって役立っています。単に部屋数が揃えばいいと簡単に片づけられるものでもないと考えます。

     そこで伺いますが、今回砂子小学校に移転される予定の施設の広さと室数、これまで果たしていた個々の機能について答弁を求めるとともに、移転すればこれまでとどう変わるのか答弁を求めます。

    (3)南部市民センターの移転の内容と課題について

     次に、南部市民センターの移転の内容と計画に対する課題についてです。

     南部市民センターは1993年に建設されて以来、30年余り戸籍謄抄本の交付や住民票の写しの交付、印鑑登録証明書の交付、出生届出済証明、粗大ごみ処理券及びし尿処理券の販売、大阪府立門真スポーツセンターのプール入場券の販売など、多くの市民サービスを提供し、地域住民からは市役所まで行かずにこれらの手続きができると大変喜ばれております。また、図書室や会議室などでは、個人や団体が無料・安価で自由に使うことができ、市民の文化の向上、コミュニティー施設として役立っています。300人が収容できる多目的ホールも、PTA、市民団体等に利用されてきました。

     今回、旧砂子小学校に移転する機能はサービスコーナーと貸館となっていますが、これまで南部市民センターで果たしていたサービスは低下させてはいけません。サービスコーナーのこれまでのサービスが、移転後も引き継がれるのか答弁を求めます。

     今回の計画で、課題と考えるのは、たくさんの施設を一か所にまとめることで、これまで利用できていたのに利用できなくなるなど、市民利用が後退することがないのか、答弁を求めます。

     課題のもう一つは、砂子小学校での施設の共用が開始された際、利用者の車利用に関することと子どもたちの通学路でもある砂子小学校の門前の道路に対する歩行者の安全についてです。砂子小学校周辺の道路は、現在車両通行止めになっています。質問ですが、利用者の車での利用について、歩行者の安全面も含めてどのように考えているのか答弁を求めます。

     

    (答弁)

     砂子小学校跡地における公共施設再編計画についてであります。

     5年度策定の公共施設再編計画におきましては、再編コンセプトとして、市民が利用しやすい、利用し続けられる「より使いやすい施設への転換」を掲げております。

     その再編方策といたしましては、稼働率の低い専用室を集約し、貸館機能の積極的な多目的室化を進め、市民一人あたりの延床面積を確保したうえで、人口減少を見据えた施設総量の26%以上の効率化、市民ニーズに柔軟に対応できるよう民間施設・学校施設の活用や、近隣市との広域連携によるサービス提供を検討することとしております。

     門真市民プラザの再編につきましては、これらの再編方策や北島西・北周辺土地区画整理事業における市有地活用方針を踏まえ、公共施設等マネジメント戦略会議において、まちづくりの動き等も勘案し、門真市民プラザのうち、生涯学習センター、青少年活動センター、市民公益活動支援センター、図書館分館と、比較的距離の近い南部市民センター、地域高齢者交流サロンについて、旧砂子小学校校舎跡地への集約を決定したものであります。

     計画策定に際しての市民意向の聴取・反映につきましては、計画の検討段階において、砂子小学校区の各自治会長の皆様に、検討内容を説明のうえ、ご意見をいただき、その後、パブリックコメントを経て、計画を策定いたしました。

     旧砂子小学校の整備施設の概要につきましては、先ほど企画財政部長よりご答弁申し上げました各施設を移転し、集約化または複合化することで、新たな複合施設として再整備するため、校舎等の大規模改修工事を行うものでございます。

     次に、旧砂子小学校に移転予定の施設の広さ、室数及び機能につきまして、再編計画上の活動スペース等の延床面積と室数及び主な機能で申しますと、図書館は、748.68平方メートルで、主に書架スペースとなっております。

     生涯学習センターは、1249.90平方メートルで、会議室や多目的室など14室、青少年活動センターは600.75平方メートルで、練習室や多目的室など10室、市民公益活動支援センターは594平方メートルで、会議室やセミナー室など18室、南部市民センターはサービスコーナーが243.16平方メートル、貸館部分が783平方メートルで、多目的ホールや会議室など7室、地域高齢者交流サロンは120平方メートルで、多目的ルームの1室となっております。

     また、移転後の施設につきましては、再編計画で示す延床面積36%縮減を基本的な考え方としつつ、現在、発注しております「旧砂子小学校大規模改修工事基本設計及び実施設計業務」にて、具体化してまいります。

     次に、南部市民サービスコーナーの移転後の対応につきまして、住民票の写しなど各種証明書発行業務は窓口を設置して引き継ぐ方針であり、粗大ごみ処理券、し尿処理券、プール入場券の販売の継続につきましても、今後関係部署を含めて協議してまいります。

     次に、市民利用につきましては、従前施設の集約にあたり、共有部分の効率化を図るとともに、各貸室の稼働率も加味し、関係部署と調整しながら、会議室等を多目的室化にする等、利用しやすい機能整備を検討し、市民活動への影響がないように進めてまいりたいと考えております。

     また、利用者の車利用につきましては、施設内に駐車場の整備も含め検討しているところでありますが、周辺道路につきましては、車両通行規制がなされており、今後、規制の解除が必要となるため、門真警察署と協議を行うなかで、歩行者及び周辺住民の安全確保について、関係部署とも連携を図りながら対策を講じてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。

     

    (再質問)

     再編計画では、人口減少を見据えた施設総量の26%以上の効率化を進める中で、門真市民プラザ内の生涯学習センター、青少年活動センター、市民公益活動支援センター、図書館分館と、比較的距離の近い南部市民センター、地域高齢者交流サロンを旧砂子小学校に集約することを決定したとのことですが、余りにも多すぎます。

     少なくとも南部市民センターは、別に考えるべきです。

     南部市民センターは、この場所に整備されて30年余り経っており、地域住民に親しまれ根付いています。現在の南部市民センターの位置は163号以南の岸和田方面も含めて南東地域では良い位置に立地し、門真団地バス停に近く、郵便局、銀行、買物にも便利で好条件な場所になっています。それを、わざわざ、今回の再編によって違う場所に集約することはないと考えます。

     提案ですが、今回の計画では、南部市民センターを除却するとし、砂子小学校に様々な施設を集約させるとしていますが、砂子小学校と南部市民センターを両方を活用した計画に見直すべきではないでしょうか。そうすることで、砂子小学校に集約される施設が一つ少なくなることから、砂子小学校での人の流れが緩和され、長年地域に親しまれてきた南部市民センターの建物をこれまで以上に、市民サービスの拡充も多様な活用も考えられるのではないでしょうか。答弁を求めます。

     そして、計画では南部市民センター除却後、こども発達支援センターを整備するとなっていますが、例えばですが、区画整理事業における市有地活用において、こども発達支援センター及び医療的ケア児の施設整備を南保育園周辺も検討してはどうでしょうか。

     今回の再編計画策定時には、そのようなことを検討されなかったのでしょうか。そして今からでも検討すべきではないでしょうか。答弁を求めます。

     最後に要望ですが、移転後の砂子小学校の車利用や周辺道路の歩行者の安全については、車両規制の解除や歩行者及び周辺住民の安全確保について、関係部署とも連携を図りながら、対策を講じていきたいとのことですが、よく渋滞し歩道も十分確保されていない寝屋川大東線から入った場所であり、ただ今の答弁では安全面が本当に確保されるのか具体が見えず心配でしかありません。周辺道路の安全対策も強く要望し再質問とします。

     

    (答弁)

     南部市民センターの活用についてであります。

     南部市民センターにつきましては、公共施設再編計画において、南東地域のまちづくりの推進にあわせて、南部市民サービスコーナー機能、貸館機能を旧砂子小学校跡地に集約することとしております。

     また、集約後の南部市民センター跡地につきましては、こども発達支援センターの移転先として活用することとしており、計画の見直しは考えておりません。

     次に、市民サービスの拡充につきましては、手続きのオンライン化などを進め、より一層市民の利便性向上に努めてまいります。

     また、多様な活用につきましては、再編後の複合施設において検討してまいります。

     こども発達支援センター及び医療的ケア児の施設整備の南保育園周辺の土地活用につきましては、北島西・北周辺土地区画整理事業における市有地活用方針において、「現市民プラザの機能については、区域外周辺の公共施設に移転・整備」としていること、旧南保育園用地が土地区画整理事業の区域内であることから、公共施設等マネジメント戦略会議等において検討しておりません。また、今後も検討する考えはございませんので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。