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  • こんにちは。門真市会議員団です。

    No.2406(2022年4月10日号)

    [2022.4.8] -[門真民報]

    参院選で日本共産党の躍進を
    岸田政権と維新に厳しい審判を

    志位和夫委員長迎え日本共産党街頭演説


       聴衆の声援にこたえる(左から)大門、志位、たつみ、の各氏

     参議院選挙まで二カ月半となった4月3日、志位和夫委員長を迎え、天王寺ミオ前で日本共産党街頭演説が開かれました。
     天王寺駅前の参加者に加え、府下200カ所でのオンライン視聴で7000人が演説に耳を傾けました。

    事業者言いなりのカジノ推進、コロナ死者突出は維新政治の「人災」

     まず、浄土真宗本願寺派の僧侶、小倉宗平さんが応援スピーチ。 次に、山中智子大阪市議会議員、石川たえ大阪府議会議員が維新大阪府政、大阪市政が莫大な税金を投入し、事業者言いなりで進めるカジノ計画、病床削減で入院できないコロナ患者が増大し、人口当たりの死者数が全国で突出している現状を告発しました。
     大門みきし参議院議員は、ずさんなカジノ計画を詳しく報告し、比例代表での躍進を訴えました。
     たつみコータロー前参議院議員は、大阪のコロナによる死者数の突出は維新政治の「人災」であると厳しく指摘し、「失った議席回復を」と訴えました。
     最後に訴えた志位和夫委員長は、「比例代表で4議席から5議席への躍進を勝ち取るために、大阪で70万票以上へと支持を広げ党躍進の流れをつくりだしましょう。選挙区では、『格差と貧困を解消する責任は政治にある』が政治信条の、たつみコータローさん。国会に絶対に必要な政治家です」と訴えました。

    「核共有」提言した維新はプーチンと同じ立場、被爆国の政党として資格なし

     志位委員長は、ロシアによるウクライナ侵略について、侵略を止めるために何よりも重要なのは「国際世論」だとし、2回にわたってロシアの侵略への非難決議が140以上の国連加盟国の賛成によって採択されたと紹介、「ジグザグはあっても平和の流れは着実に広がっています」と強調しました。
     国内での危険な動きについては、特に悪質なのが日本維新の会だとして、維新が「核共有」の議論を求める提言を出したことを指摘。「核兵器の脅威に核兵器で対抗すれば、まさにプーチン政権と同じ立場に身を置くことになります。世界中がこんな対応をしたら人類は破滅のふちに追いやられる。そんな提言を平気で出す党に被爆国の政党としての資格はありません」と厳しく批判しました。
     参院選で何が問われるか。志位氏は、「平和」「暮らし」「共闘」の三つの角度から力説。岸田政権と正面から対決する太い対案として、「9条を生かした平和外交」と「やさしく強い経済」を訴えました。

     

    「府・市は国に申請するな」「国は認可するな」の声あげ、大阪へのカジノ誘致を断念させよう

    党大阪府委員会常任委員会が声明 


        全景イメージパース(計画案【概要】から)

      (1)

     3月29日、大阪市議会は、24日の府議会に続き、大阪へのカジノ(IR)誘致計画(大阪・夢洲地区特定複合観光施設区域の整備に関する計画)を可決強行しました。
     日本共産党はこれに断固反対しました。
     それは今回の誘致計画があまりにもずさんで荒唐無稽な中身になっていること、いったん決めれば孫子の代まで撤回できない計画を、「住民の意見反映」や「地元合意」どころか、府民・市民へのまともな説明さえつくさず強行するやり方という点でも到底、許されないからです。
     たたかいはいよいよこれからです。
     わが党は、カジノ誘致に反対する広範な団体・個人のみなさんとともに、「府・市は国に申請するな」「計画の撤回を」「国は認可するな」をかかげ、この計画を断念させるために力をつくします。

     (2)

     府議会・市議会の論戦では、カジノ誘致計画のずさんな内容が次々と浮彫りになりました。
     1つは、際限なく膨れ上がる公費負担です。大阪市の松井市長が「カジノには税金は一切使わない」と繰り返しのべていたにもかかわらず、カジノ予定地である夢洲の「土壌改良」に約790億円、カジノや万博のアクセス道路である淀川左岸線2期工事の事業費が1000億円上振れするなど、インフラ整備費用の追加負担が次々と明るみにだされました。
     2つは、過大、無謀な事業計画見通しです。「土壌汚染」問題だけでなく、コロナ禍の広がりをはじめ、前提条件が大きく崩れているにもかかわらず、日本人集客「年間1000万人」など当初計画からさらに膨れ上がらせています。
     3つは、カジノ事業者いいなりになる「協定書」の問題です。大阪府・市がカジノ事業者と締結した「協定書」(2月15日)は、カジノ事業者が「困難」「撤退」を言い立てれば、府・市が際限のない費用負担を含む、条件整備が強いられるものになっています。しかも、その「交渉」の中身は府民・市民には隠されたままです。
     大阪府・市(IR推進局)はこうした重大な問題点を覆い隠し、3月1日に新聞各紙に折り込んだ広報誌で「誘致計画」を「バラ色」に描き、カジノが生み出す依存症のリスクも「経済波及効果の根拠」もいっさい示さない態度に終始しました。

     (3)

     府・市議会には、短期間に寄せられた10万人余の「大阪へのカジノ誘致中止を求める」署名が提出されました。「カジノ反対大阪連絡会」の「1000人ネット調査」では「2・3月議会での議決」に56%が反対しました。府・市が開いた公聴会でも表明した意見の9割が「反対」でした。
     府・市議会では、この府民世論の中で自民党市議団が計画に反対し、府議会でも自民党を離団して反対に回る議員がでるなど、これまでの「カジノ推進派」のなかに亀裂が走りました。

     (4)

     府・市議会で決まったとはいえ、逆に府民・市民の異論と批判はさらに広がります。4月28日を期限にした国への申請を許さず、府・市に計画撤回をもとめるたたかい、国に申請を認めさせないたたかいは、いよいよこれからです。
     日本共産党は、いまの通常国会論戦、今後の府・市議会論戦でもさらに今回のカジノ誘致計画のひどい中身を明らかにし、「JCP大阪」をはじめとする宣伝物、街頭での宣伝活動などで府民に知らせ、「カジノ誘致ストップ」を多数派にするために力をつくします。「カジノ反対大阪連絡会」がすすめる宣伝・対話・申し入れなどの活動をはじめ、「カジノの是非は府民が決める住民投票」のとりくみなど、さまざまな市民団体・個人と連帯して活動をすすめます。
     「カジノ誘致」は参院選、統一地方選でも大争点です。「カジノ推進派」を少数に追い詰める活動にも全力をつくします。
     「カジノよりコロナ対策を」「大阪に、バクチ場はいらない」「子どもたちにバクチと犯罪の街を渡さない」「人の不幸の上に大阪の成長はない」の声を大阪のすみずみに広げ、大阪へのカジノ誘致を断念させようではありませんか。

     

    覇権主義と揺るがず闘う日本共産党

    コータローの東奔西走

     ロシアによるウクライナ侵略は24日で1カ月となりました。子どもを含め多数の死者や避難民がでています。ロシアの侵略行為に体が張り裂けそうな怒りを覚えます。一日も早くこの戦争を終わらせなければなりません。
     ロシアの覇権主義は今に始まったわけではありません。近くでは2008年グルジアの主権侵犯、2014年はクリミア併合がありました。クリミア併合に際して志位委員長は声明で撤回を求めると同時に、「プーチン大統領は演説の中で、クリミアのロシアとの歴史的な結びつきを強調し、『ロシア世界、歴史的なロシアが統一を回復しようとしている』と述べた。(中略)プーチン大統領がいう『ロシア世界』なるものが、旧ロシア帝国の版図を意味するものとすれば、その危険性はクリミア問題にとどまらないものになる」と、今日のウクライナ侵略につながるロシアの覇権主義に警鐘を鳴らしています。
     ところが、欧米がロシアへの制裁に踏み切るなか、2016年安倍政権が打ち出したのが、ロシアへの3000億円もの経済協力プランでした。2019年の東方経済フォーラムで安倍氏は、「ウラジミール、君と僕は同じ未来を見ている」「ゴールまで、2人の力で、駆けて、駆け、駆け抜けようではありませんか」という、歯の浮くようなスピーチも飛び出しました。
     プーチン大統領を増長させた反省もない歴代政権の外交が厳しく問われるとともに、覇権主義と揺るがず闘う日本共産党綱領の力が示されています。
    (たつみコータロー・日本共産党前参議院議員)