[2022.1.1] -[門真民報]
謹んで新年のお慶び申し上げます
日本共産党門真市員会
介護事業での新型コロナの影響は
認定決定までの期間の順守を!
くすのき広域連合議会 福田英彦議員
くすのき広域連合議会12月定例会が昨年12月24日開かれ、福田英彦議員が出席しました。
定例会に提出された案件は5件で、令和2年度決算認定については賛成多数、他の案件については全会一致で可決されました。
福田議員は、令和2年度の決算認定について、①要介護認定の申請から決定に要する期間等について②新型コロナウイルスの影響(保険料のコロナ減免の状況、地域支援事業の利用者への影響、介護事業所に対する支援内容)についてただしました。
要介護認定申請から決定まで37・77日も
法定の30日より遅い
答弁では、要介護認定申請から決定までに要する期間については、前年度より大幅に申請数が減少したにもかかわらず、くすのき全体の平均で37・77日と介護保険法で定められた「30日以内」を一週間以上も超えている状況が明らかとなり、体制について問題点を指摘し、改善を求めました。
コロナの影響では、保険料の減免件数536件、減免総額が4千563万7221円で、制度の周知と親身な対応を求めました。
保険料減免、閉じこもりでフレイル危惧されるコロナの影響
地域支援事業については、介護予防・生活支援サービスが3万411件から2万8285件に減少し、認知症初期集中事業は31件から9件に減少、地域ケア会議についても減少、サービス利用者への影響については、閉じこもりによる不活発からフレイルの進行が懸念されるとのことでした。
福田議員は、具体的な影響を把握し、可能な限り事業者と連携し支援することを求めました。
保険料滞納は、差押えではなく、親身な相談対応を!
守口市議会選出の共産党の杉本悦子議員は、介護保険料滞納者に対する差押え問題について質疑しました。
答弁は、各市の支所長が行いましたが、親身な納付相談という点で十分でない点が明らかとなりました。
決算認定の採決に当たり、福田議員は、①認定決定までの期間②,滞納者への差押え③保険料の独自減免がない④職員への一時金削減が行われたことを指摘し、杉本議員とともに反対しました。
北新地ビル火災 避難路なく大惨事
法的問題なくても安全対策必要
守口市門真市消防が緊急調査
大阪市北区(北新地)の雑居ビルで25人が死亡したビル火災を受け、守口市門真市消防消防組合消防本部は、総務省の要請を受け昨年12月22日から、管内の雑居ビルに緊急の立ち入り検査を実施しています。
火災があったビルは8階建てで、階段が一つしかない雑居ビルです。避難経路となる階段付近で出火し、建物内に煙や熱気が充満しました。被害者の多くは、入り口から奥のフロア内で倒れていました。死因が判明した全員が一酸化炭素中毒だったといいます。
建築基準法の施行令では原則として、6階以上のビルには地上につながる階段を二つ以上設置するよう定めています。もう一方を選択し、安全に避難できるようにするためです。
この基準は1974年1月以降に着工されたビルで、火災にあったビルは70年建設のため、この基準には該当しないとみられています。法令上の問題がないということと、安全であるということは別の問題です。対策が求めれています。
調査の対象は、大阪市のビルと同様に階段が1カ所しかなく不特定多数の人が出入りする施設が3階以上に入居しているビルです。避難経路が確保されているかどうかなどを調べます。
今後有識者による検討会を発足させ、報告を踏まえ対応を議論するとしています。