[2020.9.17] -[議会活動]
福田英彦 議員
議案第71号「門真市立保育所条例の一部を改正する条例」に対する修正案についての提案理由の説明
ただいま上程していただきました議案第71号「門真市立保育所条例の一部を改正する条例」に対する修正案について、提案理由の説明をさせていただきます。
本修正案は、提案理由にありますように、「『門真市公立園最適化基本方針』に基づく公立園の再編計画を策定することなく、4年半後を施行日とする浜町保育園の廃止を決定することは、到底市民の理解を得られるものではない」ことから、本修正案を提出するものです。
具体の内容につきましては、修正案と原案の対照表をご覧いただきたいと思いますが、保育所の名称及び位置を示す表から浜町保育園を削除する第2条を削除し、附則については、施行日を公布の日に改めるものです。
浜町保育園廃園の提案に至る経過については、先の文教こども常任委員会でも質疑答弁がありましたが、当初は仮設園舎の利用期限の令和4年3月末以降、近隣の私立保育所・認定こども園等への転園案しか保護者には選択肢がなかったものから、保護者の意向等も踏まえ、「門真市立浜町保育園の廃園に向けた調整計画」を策定し、公共施設を一部改修し、活用する施設での保育についても選択肢を拡げることで、保護者から一定の理解を得たというものですが、浜町保育園を廃園するとした「門真市公立園最適化基本方針」は全く変更しないという市の姿勢のもとで、「諦め」も含めたものと言わざるを得ません。
そして何よりも問題なのは、4年半後の浜町保育園の廃止を公立園の再編計画さえ策定することなく、しかも今決定するということです。
南保育園と南幼稚園を再編し、砂子みなみこども園を設置したときの条例改正は同時でした。
このことから見ても、今回の提案は異例としか言いようがなく、断じて認められないものです。
以上、修正案の趣旨を御理解いただき賛同いただきますようお願いしまして提案理由の説明とします。
亀井あつし 議員
議案第71号に対する修正案についての賛成討論
議案第71号「門真市立保育所条例の一部を改正する条例」に対する修正案について賛成の立場から討論を行います。
そもそも、浜町保育園を廃止することを提案するに至る経過については、浜町保育園の耐震化工事の際に耐震化ができない建物だということが判明したことから、「門真市公立園最適化検討委員会」が設置されました。しかし、検討委員会に検討を諮問しながら、門真市が国道163号を境にして南北に公立園をそれぞれ一園に再編する考えをまさに検討中に示したことから、様々な意見が出されながらも浜町保育園の廃止は明記されませんでしたが、市の考えに沿った答申が出されました。
この答申を踏まえ、浜町保育園の廃止を明記した「門真市公立園最適化基本方針」が出されました。
保護者に対し当初は仮設園舎の利用期限の令和4年3月末以降、近隣の私立保育所・認定こども園等への転園案しか示しませんでしたが、保護者の意向等も踏まえ、「門真市立浜町保育園の廃園に向けた調整計画」を策定し、公共施設を一部改修し、活用する施設での保育についても選択肢を拡げ保護者から一定の理解を得たということですが、浜町保育園を廃園するとした「門真市公立園最適化基本方針」は全く変更しないとの市の姿勢に対し、「諦め」も含めたものと言わざるを得ません。
そして何よりも問題なのは、4年半後の浜町保育園の廃止を公立園の再編計画さえ策定することなく、しかも法的根拠もなく今決定するというものです。
南保育園と南幼稚園を再編し、砂子みなみこども園を設置したときの条例改正は同時でした。このことから見ても、今回の提案は異例としか言いようがなく、断じて認められないものです。
また、子育て世代の流入の促進と流出の抑制のための施策を進めてきた本市が、就学前児童の減少を口実に公立園を廃止することは、市内外に子育てに関するマイナスのメッセージを発信することになることは明らかです。
「子育てするなら門真」といわれる施策を進めるためにも、原案の議決ではなく、修正案に賛同していただきますよう呼びかけまして討論とします。