• HOME
  • 門真民報
  • 議会活動
  • 政策・提言
  • 新着情報
  • お知らせ
  • こんにちは。門真市会議員団です。

    2020年第1回臨時会 議案に対する討論

    [2020.5.21] -[議会活動]

         福田 英彦 議員

     

    承認第7号 専決処分の承認を求めることについて(令和2年度門真市一般会計補正予算(第3号)について)

    この補正予算は、市独自施策の「おうち時間応援給付金」、国施策の「子育て世帯への臨時特別給付金」、府・市共同事業の「休業要請支援金」、そして予備費の増額が主な内容となっています。

    市議会の緊急要望を受け具体化された「おうち時間応援給付金」については、ネーミングも分かりやすく、児童手当の受取口座として登録されている口座に振り込むという支給方法も適切で、子育て世帯の負担緩和を図る施策としては有効だと考えます。

    府・市共同の「休業要請支援金」については、当初よりも手続等も改善されており、31日の申請受付期間までにすべての対象者が漏れることなく、申請・支給されるよう引き続き支援することを求めておきます。

    予備費の2億円については、当初、特別定額給付金給付事業に関する事務費も見込まれていましたが、補正予算(第4号)で国庫補助金1億2千万円余が計上されたことから、今後は新型コロナウイルス対策に関する施策に即時対応することを求めます。

    さて、質疑でも述べましたが、新型コロナウイルスの影響に対する市民への独自支援策については、「おうち時間応援給付金」のみで、他の自治体の状況を見るならば十分とは言えない状況です。

    門真市議会として行った緊急要望の項目でもある小学校や中学校の給食費の一定期間の無償化は府下10を超える自治体で、水道料金の基本料金の一定期間の減免は府下20を超える自治体で実施もしくは実施されようとしています。

    中小・小規模事業対する支援についても、大阪府の休業要請支援金の対象にならない事業者に対する支援を寝屋川市、摂津市、泉佐野市、枚方市などで、信用保証料に対する補助は吹田市、枚方市、豊中市、大東市などでも実施もしくは実施されようとしています。

    その他にも、自治体の実情を踏まえた施策が実施されています。

    市議会の緊急要望の項目にもあるように、「他の自治体が実施している施策について必要に応じ実施すること」が強く求められています。

    新型コロナウイルス感染症の拡大防止については、医療・検査をはじめとした体制整備と自粛等による様々な影響に対する補償や支援を政府が責任をもって行うことが強く求められていますが、市長がリーダーシップを発揮し、市民の暮らしと営業を守るための独自施策をスピード感をもって実施するよう強く求め、討論とします。

     

         亀井 あつし 議員

     

    承認第12号 専決処分の承認を求めることについて(令和2年度門真市一般会計補正予算(第4号)について)

     まず、定額給付金支給に関る準備にあたり、申請書類などの作成、例えば、給付対象者の記載事項で当初、給付金の受け取り「不要」の方への記述では、間違って記入される可能性があるから改善を求めたところ、「不要」の方のみの書き込みとする改善など、実情を踏まえた対応をして頂いたことについては評価することをまず述べておきます。

     市民のみなさんから、「給付を早くして欲しい」「どうして時間がかかるのか」などの声が寄せられています。この疑問に答えるブログがありました。それは、東修平四條畷市長のブログです。特別定額給付金に関する興味深い内容でした。

     そこには、各自治体の支給方針の違い、作業手順などを具体的に示し、市民の疑問に答えています。結論は、住民台帳に基づいて、個別の実情を把握し、郵送による対応を基本にして対応することが大切ということかなと思いました。

     ほんの一部なんですが、紹介させていただきます。例えば、「よくある誤解」として、①申請書の送付が遅い自治体は努力不足と設問し、「申し訳ありませんが、違います」「申請書の送付に時間をかけている自治体は、申請書が返送されてきた以降の手順を効率化することで、結果的に振り込まれるまでの期間を短くすることをめざしている」。②オンライン申請のほうが早く振り込まれる、「むしろ、郵送より遅くなる可能性がある。そもそもオンライン申請も、郵送による申請と結局は同じ手順が必要」。③手作業が多いのは工夫不足?「作業の多くが人海戦術を取らざるを得ない」、結びに、「正しい情報と正しい分析があればこそ、正しい判断が出来ます」とありました。

     全国各地で混乱している、「特別定額給付金」のオンライン申請です。今日の朝も高松市がオンライン申請中止とのテレビ報道がありました。八尾市もオンライン申請の混乱の中、「オンライン申請の期間を、5月30日(土)までの予定」としています。「自治体の窓口が混雑している」「申請に必要なマイナンバーカードの暗証番号の再設定などの手続きのため、国のシステムにアクセスが集中」「受け付けを取りやめる自治体も出ている」との報道もあります。答弁でも「ご入力や二重申請などが多数生じており、慎重に審査」とありました。門真市においても状況を見極めオンライン申請の実施については受付の取りやめも含めた対応が必要でないかと考えます。

     議員団の申入れでも要望しましたが、「ていねいな市民周知と申請受付を行うとともに、相談窓口等の「3密」防止対策に万全を期すこと。すべての対象者に対し早期に給付を完了すること」を求めて討論を終わります。