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  • こんにちは。門真市会議員団です。

    No.2261(2019年4月7日号)

    [2019.4.5] -[門真民報]

    矛盾だらけの広域計画
    高い保険料に減免制度つくらず 

    くすのき広域連合議会 福田英彦、ほりお晴真議員

    門真市・守口市・四条畷市の三市で構成し、介護保険事業を運営する「くすのき広域連合」の3月定例議会が3月 28日開かれ、福田英彦議員、ほりお晴真議員が出席しました。
     まず、5年に一度見直しが行われる「広域計画」の一部変更については、規約第5条「広域連合が作成する広域計画には、介護保険事業の実施に関して、広域連合及び関係市が行う事務に関することを記載するものとする」を受けて整理するとして提案されました。
     

    関係市」の意味が場所によって変わる不可解な広域計画変更

    しかし、要介護認定及び要支援認定の申請書の受付事務をこれまでの「広域連合が行う」から「広域連合及び関係市が行い」と変更することで、「関係市」の意味が場所によって変わることが福田議員の質疑によって明らかになりました。
     要介護認定等の申請書の受付事務は、個人情報等を取り扱うことから、「市の担当職員を広域連合の職員に併任する」こととしており、広域連合の職員として実施しています。
     今回の変更で、「関係市とは誰のことか」との質問に対し、守口市高齢介護課、門真市高齢福祉課、四條畷市高齢福祉課となる」と驚きの答弁で、広域連合規約に明記されている「守口市、門真市、及び四條畷市」に明らかに反するものです。
     福田議員は、広域連合に併任職員が含まれるので、「関係市」を追加する必要はなく削除すべきこと、要介護認定等に係る相談等の対応が高齢福祉担当のみに限定されてしまうこと等を具体的に示しただしましたが、「何か支障はあるのか」と開き直りました。
     この他、介護保険事業の策定に関し、関係市を縛る記述や規約変更に関する関係市との協議が不十分であることが質疑で明らかとなりましたが、採決では賛成多数(門真で福田、ほりお議員、四條畷で岸田議員が反対)で可決されました。
     あまりにも不可解な規約変更で、今後くすのき広域連合の恣意的な事業運営が危惧され、しっかりチェックすることが必要です。
     基金を処分(取り崩し)できる事業を拡大する「くすのき広域連合介護保険給付費準備基金条例の一部改正」については、全会一致で可決されましたが、守口の杉本議員の「保険料への影響は」との質問に直接答弁せず、「基金を使って保険料を抑制する」としました。基金を処分できる事業拡大ではなく、各市の負担金の増額で保険料を抑制することが強く求められます。
     新年度一般会計予算案で福田議員は、一般介護予防評価事業委託料の質疑を通じ、今年度実施の同事業費が目的外支出である可能性について指摘しました。
     採決にあたっては、ほりお晴真議員が討論に立ち、認定審査の決定期間、頑なに保険料減免制度創設を拒否する姿勢、矛盾だらけの広域計画変更など問題を指摘し反対しましたが、賛成多数(門真で福田、ほりお議員、四條畷で岸田議員、守口で杉本、大藤議員が反対)で可決されました

    期間短縮に逆行
    認定調査員1名減は問題

    平成 31年度、くすのき広域連合会計予算のうち、介護認定調査について質問しました。
     まず、認定基準について質しました。
     答弁では「認定調査票記入の手引き」が国から示され、全国一律の基準で実施している。また、研修を行い質の確保に努めているとしました。
     3市でやり方が違ったり、認定調査員によって変わることがないよう、質の高い認定調査をすることを求めました。
     また、今年度と比べて認定調査員が1名減らされており、その理由、認定決定までの平均日数、改善の考えについて質しました。
     認定調査員が減った理由として、守口市社会福祉協議会、四條畷市社会福祉協議会に協力を要請し、一定効果が見られたことから減らすと答弁しました。
     しかし、認定決定までの平均日数は1月時点で守口市  40・24日、門真市  43・01日、四條畷市  37・53日となっており、昨年 11月時点と比べて長くなっています。
     今後の改善の考えとして「効率的な業務の遂行に努めるとともに、認定調査員の雇用定着に努めていく」と答弁しました。
     介護保険法にある 30日以内の決定を出す、少しでも早く介護保険を使えるようにするためには認定調査員の人数を増やすしかなく、認定調査員を1名減らす予算は認められないと厳しく指摘しました。

     

    市民の命と安全を守る消防職員の
     「やる気を引き出す」職場環境を 守口市門真市消防組合議会 亀井あつし議員

    守口市門真市消防組合議会 亀井あつし議員

    3月  26日、守口市門真市消防組合議会定例会が開かれ、亀井あつし議員が出席しました。
     「平成 30年度守口市門真市消防組合会計補正予算」や「平成 31年度守口市門真市消防組合会計予算」など4議案について審議しました。

    「人事評価制度」は消防・救急の現場に 馴染まない

    平成 30年度補正予算の質疑の中で、退職者が3名中2名が勤続5年以下で退職していることが明らかになりました。
     平成 31年度予算では、昨年の3月議会で問題点を指摘した、「人事評価制度」の実施状況について質問しました。 理事者は、「個別面談を行い、給与に反映される対象職員は存在しなかった」と答弁しました。
     「『人事評価制度』は、命がけの災害現場はチームとして行動して、市民の命と安全を守ることが仕事、業績などの指標で給与が左右されることには問題がある」と指摘しました。

    業務改善は集団で

    職場の業務改善は、どのように行われているかの質問に対して、理事者は、「職場委員会で意見を求め(技術力向上など)業務改善について議論する場を設けている」と答弁しました。
     亀井議員は、市民の財産と安全を守る消防職員としての「やる気を引き出す」為にも「人事評価制度」ではなく、職員間のチーム力で技術力向上を目指して欲しいと訴えました。

     

    補助金の透明性や防犯カメラ
    設置要綱が制定、改善が図られる飯盛霊園組合議会 豊北ゆう子議員

    飯盛霊園組合議会 豊北ゆう子議員

    3月 27日、飯盛霊園組合議会第1回定例会が開かれ豊北ゆう子議員が出席しました。
     債権放棄についてや合葬墓『虹の丘』条例の一部を改正する条例案、31年度一般会計予算など7議案について審議しました。
     「飯盛霊園条例に基づく維持費に係る債権の放棄について」は、支払いが困難と判断した滞納者に対し墓所の返還を条件に滞納維持費請求権を放棄するものです。(遺骨は虹の丘に埋葬されます)
     「飯盛霊園合葬墓『虹の丘』条例の一部を改正する条例案」については、埋葬するお骨1体~5体まで5万円としていたものを、19年7月から、1体5万円と改正するものです。 改正の理由は公営の合葬墓を設置している府内では1体5万円~10万円の料金、1体1体の事務量が過重になっている、改葬件数の増加によるものです。

    補助金の透明性を

    豊北議員は、予算案件中「31年度一般会計予算」では、地元開催野菜市の補助金について質問しました。12月議会で、この事業の実績報告書に領収書の添付が無い等の不備を指摘していました。答弁では、「領収書をすべて添付し残金は返還していただく手続きを行っている。」と見直しに取り組んでいると答弁。今後も補助金の透明性が求められます。

    園内に巡回バスを

    「31年度特別会計予算」では、四条畷市コミュニティバス補助金について質すと共に、園内の巡回バスの検討を要望しました。
     防犯カメラ設置工事では、霊園内に2台を増やすものです。豊北議員は、12月議会で防犯カメラを設置しながら、設置要綱も定めていないことを指摘し、映像データの取り扱い等規定すべきと求めていました。今回の質疑の中で、防犯カメラ設置要綱については、本年2月に設置し、運用していることが明らかとなりました。
     議案は、すべて全会一致で可決されました。また、公平委員には弁護士の中道秀樹氏が選任されました。

     

    ※毎週発行の「門真民報」は、都合により14日付、21日付を休刊させていただきます。