日本共産党門真市議会議員団

（2003年3月16日付）

[2003.3.16] -[門真民報]

市長の施政方針

財政難を理由に切実な願い耳貸さず密集住宅事業は、前年比４１７％の突出

　5日、3月市議会（第1回定例会）が開催され、市長の施政方針、提出議案、新年度予算などの説明がおこなわれました。
　施政方針で東市長は、守口市・門真市合併協議会の設置された問題について、「市民にとり重大なもの、一層の情報提供を行う、市民意向の把握に努める」と述べました。
　介護保険制度については、制度が定着しているとし、切実に求められている、保険料や利用料の減免についてなんら触れていません。
　教育分野では、学校5日制の具体的対応にいては示さないで、「個性を生かす」と昨年同様の抽象的表現のみです。
　また、学校の統廃合や学校給食の民間委託などこれまで以上に推進する立場を明確にしました。
　行財政運営について、「門真市行財政改革基本方針にもとづき、最大限の努力を払う」と市民サービス切り捨ての行革をこれからも推し進めていく考えを示しています。
まちづくりの予算では、密集住宅市街地整備計画事業の突出ぶり（前年比４１７％）が浮き彫りになっており、事業の十分な調査を踏まえ議会で質疑をつくす必要があります。

2003年度予算要望に市が回答

　昨年12月26日に党市委員会と党議員団が東市長に対して行った「2003度予算及び施策に対する要望」について3日、回答が出されました。
　回答の大半は従来と変わらず、の市民の切実な願いに十分応えたものとなっていませんが、次のような前向きな回答もありました。
◎小中学校の耐震診断について「（大規模改修時）以外の時期についても検討」
◎小学校各教室に扇風機の設置について「（新年度）補助制度が制定される予定で、その制度を含めて検討」
◎ドメスティックバイオレンスなど女性問題の相談窓口の設置について「これら相談窓口の設置については検討」
◎行政財産使用料条例の制定で適切な使用料の徴収について「条例制定に向けて検討」
◎府立門真南高校の跡地利用について「府等関係機関に要望していくとともに、本市においても活用のあり方について調査・研究」
◎障害児も学童保育に入所できるよう指導員の加配について「施設、障害の程度等を勘案しながら措置」
◎ 産休明け保育、病児保育、延長保育の実施について「15年度以降の課題として検討」

各会派各議員の議案請願意見書に対しての態度