[2003.6.8] -[門真民報]
国土交通省近畿地方整備局浪速国道事務所は、先ごろ、門真市に対して、第2京阪道路の工事発注にともなう、今後の事業の流れについて、門真市に説明をおこないました。
工事個所は、下記の地図上に示した位置で北地区、南地区に分けておこなわれ、北地区が工事延長280m、業者は竹中土木、契約金額19億9500万円。南地区が工事延長400m、業者は前田建設工業、契約金額28億8750万円、工期はいずれも平成15年3月25日から、平成17年3月10日となっています。
事業者は「9月頃(秋口)には、工事にともなう地元説明会に入りたい」との意向を示しています。しかし、2600人の公害調停でも、「調停中は工事を見合わせる」よう申立てがおこなわれており、環境対策への納得のいく説明がないまま工事だけすすめるべきではありません。
党市議団は2日、昨年に続いて、下浦克明教育長に対し市内全小・中学校への扇風機の設置を求める申入れをおこないました。
教育委員会の調査でも、昨年7月15日、水島小で36度、北小・速見小・7中で34度を記録しています。学校環境衛生基準で望ましい夏季の温度は、25度から28度で、これを10度近くも上回る暑さとなっています。
近隣でも、昨年寝屋川市、今年四条畷市が全普通教室に扇風機を設置。大東市では、エアコン設置をすすめており、門真での対策が待たれています。
5月30日、党市議団は、今年度、扇風機設置を実施した四條畷市を視察し、教育委員会から聞き取りをおこないました。
設置対象は、幼稚園・小・中学校155教室(園児室)で1室3台、費用は1室当たり3万円で、設置費用を含め総額465万円となっています。
門真の普通教室数は370で、総額1110万円の予算が工面できれば、児童・生徒、保護者の願いに応えることができます。
これまで、門真市の小学校では、夏休み前後の10日間ほどの短縮授業時には、給食がなく共働きの家庭や教職員などから「子どもだけで食べさせるのは心配。短縮中も給食を実施してほしい」などの声が寄せられていました。
党議員団も98年9月議会の一般質問で、中西議員がこの問題を取り上げ「中学校や他市では、短縮中でも給食が実施されており、給食実施に何ら支障はない」と実施を迫りました。また、党議員団が提出している予算要望の中でも毎年、この問題を取り上げてきました。
教育委員会では、保護者・教職員などの声に押され昨年、夏休み前に4日間、2学期の4日間計8日間を試験的に実施、今年より本格的に実施することになったものです。