• HOME
  • 門真民報
  • 議会活動
  • 政策・提言
  • 新着情報
  • お知らせ
  • こんにちは。門真市会議員団です。

    No.1500(2003年11月2日付)

    [2003.11.2] -[門真民報]

    財政難といいながら市民サービスを切捨て一方で、無駄な経費はそのままの14年度決算に反対

    23日、水道会計・総括の決算特別委員会がひらかれ、日本共産党から中西みよ子議員が出席しました。この日は、決算特別委員会最終にあたり、14年度水道事業会計・歳入歳出決算を認定するかどうかの採決が行われ、日本共産党はいずれの決算についても反対しました。

    (水道事業決算)
    門真市の水道料金府下で第2位(20立米「立方メートル」)

     14年度4月から水道料金が8.46%値上げとなり、府下での状況は、10立米で6位、20立米で2位と府下的にみても高い水道料金となっていることが、質疑の中で明らかとなりました。同議員は、14年度約9千万の黒字であること、今後の見通しも黒字であることから料金引下げも検討課題ではないかと質したところ、水需要の減少、今後、第2京阪道路に伴う工事代に多額の費用がかかることなどから困難との見解を示しました。

    予納金の返還最大の努力を
     14年度予納金が返還されましたが、まだ返還されてない分が6610件あることが明らかとなり、きちんと返還するよう求めました。

    指名競争入札落札率平均93%の改善を
     水道局では、老朽管の更新、配水管布設工事など多くの工事があります。工事金額が130万以上は指名競争入札となっていますが、落札率が高いことから改善を求めましたが、「適正に行われている」との見解を示しました。

    府下17市が水道料減免門真でもぜひ実施を
     他市では、1人暮らしの高齢者や、障害者・母子世帯などに水道料金の減免を行っています。ぜひ門真市でも実施するよう求めましたが、水道事業は、独立採算で行っており、市の福祉施策で行うべきとし、水道局では行わないとの見解でした。

    (総括)
    二島小学校通学路用地購入問題 市の怠慢を厳しく追及

     14年度、二島小学校通学路用地57㎡を、土地開発公社から約3286万で購入しています。この土地は、桑才の子供たちの通学路として、古川に橋がかかることを前提に昭和58年2月、1347万で土地開発公社が先行取得したものです。しかし、61年に三ツ島大橋に歩道が完成し、橋もかからないたために、不要となったものです。同議員は「なぜ、不要となった時点で買い戻し、処分しなかったのか」質したところ、「この当時古川を渡って通学する児童が250名おり、通学の危険をなくし安全性に検討を加えていた」(要旨)との答弁だったためさらに「ここは、橋がないと通学路として使えないもの。この時点で買戻し処分していれば、こんな高額になることはなかったはず」と厳しく指摘しました。
     また、同議員は現地の写真を示し、ほとんど管理せず、ほったからかしであったことを指摘し、最後に市長に「この土地は、購入段階から問題があり、不要となった段階での対応もせず、管理もズサンこうした市の怠慢をどう考えているのか」質したところ高枝助役が「今後適正に処理していきたい」(要旨)との答弁がありました。

    14年度 歳入歳出決算・水道決算反対討論

    (歳入歳出決算についての反対討論)(要旨)  
    1点目に、財政難を理由に、市民生活に必要な道路維持費、教育に欠かせない消耗品費の削減など市民サービスの切り捨てを行ったり、中学校2校の学校給食を民間委託し公的責任の放棄を行っていることです。  2点目に、国が同和への特別対策を終了し、地域の差もなくなり住宅も一般と混在している中、同和タクシーの借上げ料、人権協会などへの負担金、人権・同和教育研究負担金はムダな経費であり廃止すべきもです。  3点目にATM施設使用料を徴収しない、二島小学校通学路用地は、早期に適切な処理をしていれば高額な価格で購入しなくてすむのに放置していたなど経費を節約したり、財源を生み出す努力が不足していることです。以上14年度決算は、市民には財政が厳しいからと市民サービスを低下させ、市民の切実な願いに背を向け、その一方で、ムダな経費の削減や財源を生み出す努力がされていない点から反対するものです。

    (水道事業会計決算についての反対討論)  
    14年度は、水道料金の改定が行われ、8.46%の値上げとなり大阪府下でトップクラスの料金となっています。今回、値上げにあたって、一般会計からの繰り入れや超勤時間の削減など一定の経営努力をされているものの長引く不況のもと、市民の収入は減少、失業者も増えている中、12年10月の8.2%の値上げに続く値上げは、市民の生活を一層きびしくするものです。また、大阪府下、17市が水道料金の減免を実施している中、門真市は減免も実施しようとはしない冷たい対応となっており、以上の点から反対するものです。